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花まくら

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四季折々の花を”まくら”においた、日々つれづれのエッセイ集です。 毎週火曜、金曜更新。
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2021年4月の記事一覧

ケシ(花まくら より 029)

 雨傘が、色とりどりの物から、透明なビニール傘に取って代わられたのは、いつごろからだろう…

鬼藤凛
3年前

デンファレ(花まくら より 028)

 私の生まれた愛知県岡崎市には、花にまつわる奇妙な風習がある。私がその風習は、一般的なも…

鬼藤凛
3年前
1

芍薬(花まくら より 024)

 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」  とは、最高の美人を形容した言葉である。…

鬼藤凛
3年前
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ミモザ(花まくら より 023)

 中学校の頃、学校の給食の献立表に「ミモザサラダ」という見慣れないメニューが登場した。国…

鬼藤凛
3年前
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カメリア(花まくら より 022)

 カメリア、とは椿のことである。椿ではなく、特にカメリア、としたのには訳があって、今回の…

鬼藤凛
3年前
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菜の花(花まくら より 021)

 寒さもゆるみ、ダウンコートの前を開けるころ、スーパーマーケットの店頭に、菜の花は並ぶ。…

鬼藤凛
3年前
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水仙(花まくら より 019)

 水仙、と聞いて、私が一番最初に思い起こすのは、ギリシャ神話にある、ナルキッソスの伝承だ。ナルキッソス、というのはナルシストの語源になった若い男性の名前で、このナルキッソスという人が非常な自信家、うぬぼれ屋、美意識過剰な、今日でいういわゆるナルシストの性質を持っていたところから、そういう人のことをナルシスト、と揶揄するようになったという。  ギリシャ神話のナルキッソスの伝承が、どのようなお話かというと、あるところに、非常に美しい青年がおり、これが自分の美貌を鼻にかけ、人を見く

朝顔(花まくら より 018)

 日本の夏を彩る花と言えば、朝顔である。青、赤紫の花に、星のように五条の白い筋が入った物…

鬼藤凛
3年前
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パンジー(花まくら より 017)

 私の祖母は、毎年、毎シーズン、年がら年中と言っていいほど、パンジーを育てている。中には…

鬼藤凛
3年前
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クレマチス(花まくら より 016)

 クレマチス、という名前より、私はテッセン、という呼び方の方が好きだ。テッセン、とは鉄線…

鬼藤凛
3年前
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