見出し画像

寝て貯めて動いて緩んで

身体というものは本当に面白いなあと思う。
ちょっと調子悪いかなと感じる時でも、よっこらしょと意を決して動き始めると、だんだん調子がよくなってくる。
お医者さんには「動くな」と言われてたけど。

いつからだろう。お医者さんの言葉と自分の身体の感覚反応が少しずつズレてきたのは。
朝起きたとき、身体はどちらかというと強ばっている。以前より寝返り打つのが少なくなってるのもあるかもしれないけど。
むぅ~とか思いながらゆっくり動きだし、朝の支度をしているうちに段々ほぐれてくる。
時間ある時は起き上がる前に軽くストレッチもどきやってみたりして。

よく分からないけど、ダルさとかそういった類いの「寝てたほうがいい」じゃない時、私の場合は初めちょっとキツくても身体を動かした方が具合が良くなる。散歩行くとか、軽めの家事始めてみるとか。眠っていた身体が「動く」ということを思い出して、ゆっくり潤滑油的なものが回って回転よくなるようなそんな感じ。
以前はお医者さんの言うがまま、強ばりある時とかぐてーっと寝てた。でも一向に回復はしない。ある時寝てるの飽きちゃったのかやることあったのか忘れたけど、なんか家の事やってるうちに逆に調子よくなって「あれ?」と思って。それからは少しずつでも身体動かすようになった。

歩くのも、そう。
歩き始めはちょいと膝の調子悪いかなとか感じても、歩いてるうちに何だかスムーズに動くようになってたりする。だから散歩に出かける。
去年の初めての外出お控えください宣言の時、極端に出歩かなくなって見事に調子を崩した。家の中での歩数なんて限界がある。治まってた炎症も再発したり。

身体って、やっぱり動かすことで保ってる部分もあるんだよなあと思う。骨折した人がギプスはめてる部分だけ筋肉落ちてしまうように。

寝るのもすごく大事で、とにかく寝ると回復力が早い。ビックリするくらい。これはまあ私の場合しか当てはまらないのかも知れないけど、強ばり強い時とか全体的な倦怠感ある時とか、ちょっと昼寝してみたりすると、小一時間くらいで引いてたりする。
寝て回復させ、少し動いて身体を整える。どちらかに片寄っても何故だか身体はダルくなる。不思議。
仕事でずっと同じ姿勢で座ってたりしても、見事に身体は固まる。でも小休憩がてらそこらへんぐるっと歩いてるうちにほぐれてきてラクになる。
若い時は身体が固まるなんて考えなかったもんなあ。それだけ無意識にしょっちゅう身体動かしていたんだろうなあ。

都内からでも気軽に他県へお出掛け出来るようになったら、どこかいい空気吸いに行きたいなと目論んでいる。
だからもう少し体力つけて、自然のなかを沢山歩けるようしてみたい。
そんなの想い描いていると、身体づくりとか形式張ったことでなくても、ちょっと愉しくなってくる。

緑のなかでうぎゃーっと喜びながらあちらこちら歩き回ったらキモチいいだろうなーとか思ってると「体力つけなきゃ」とかいう "やらなきゃ精神" よりも、それやった時の愉しさが楽しみすぎて、身体のほうで「なに、それやるの?しかたねーな」と協力してくれるような気さえなってしまうもの。

ちっちゃな愉しみ、大切ね。


いいなと思ったら応援しよう!

kitoma
ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。