見出し画像

‟置いていく” 2025年CTOが語る新たな決意

こんにちは。
KiteRaリクルーティングGの金谷です。

2025年1月の全社会議にて、CTOが発表した決意表明の言葉をnote記事でご紹介いたします。
このメッセージは社員に向けたものですが、KiteRaへの入社をご検討中の方や、KiteRaにご関心をお持ちの皆さまにも、ぜひご覧いただきたい内容です。
KiteRaの未来への熱い想いが込められた言葉を、ぜひお読みください。


置いていく -KiteRa CTO 松村竜次-

私の今年のテーマは「置いて行く」です。
このテーマには、私たちが進むべき道において、本当の意味での成長に必要なのは、他者の期待や社会の流れに捉われず、自らの内面から湧き上がる確固たる信念に従うことだという思いが込められています。
成長とは、周囲のノイズに流されず、時に孤独を感じながらも、自らの道を貫くことに他ならないのです。

スタートアップが「死ぬ」とき、それは成長が止まったときです。

私たちの会社も、常に成長を続けなければ、存在し続ける意味を見失ってしまうでしょう。
だからこそ、私はプロダクト開発に自分の時間の 8 割を使い、残りの 2 割は経営や組織運営に充てることにしました。
プロダクトの進化こそが、私たち全体の成長に繋がるという深い信念を持っているからです。

プロダクトサイドとビジネスサイドには、「壁」ではなく、「段差」があると考えています。
段差とは、私たちが築いてきた時間と経験によって生じた、成熟度や成長速度の違いです。この「段差」は、避けるべきものではなく、むしろ乗り越えるべきものです。どちらかが低い方に合わせるのではなく、共に高みを目指して突き抜けていこうと私は思っています。

プロダクトサイドの成長が加速すれば、ビジネスサイドもその成長に追いつき、やがてそれを超えていく。その成長の循環こそが、私たちを強くするのです。

私たちが目指すべき成長は、単なる利益の拡大ではなく、全社員のあらゆる活動が、より大きな成長の一部となり、全体としての調和を生むものでなければなりません。
大切なのは、それぞれの小さな行動が集まり、最終的に巨大な変革へとつながることです。全員が同じ方向を見て一つに固まるとき、その力は計り知れないものになります。
この「段差」を乗り越えるために必要なのは、お互いに助け合い、学び合うことです。異なる成熟度を認識し、それを恐れるのではなく、共に成長し続けることこそが、私たちを新しい境地へと導いてくれるのです。成熟度の違いが壁でなく、学びの源であると信じています。

私たちは、非連続的な成長を追い求めています。継続的イノベーションが私たちを守り、未来に向かって確実に進ませてくれます。
しかし、破壊的イノベーションこそが、新しい世界を切り開き、私たちを次のステージへと突き動かす力を持っています。
それこそが、現状に留まらず、無限の可能性に挑戦するという真の意味での成長です。

非連続な成長。それは、現状に甘んじず、無限の可能性を追い求める精神の表れです。時に道が険しく、孤独であっても、私たちは新たな視点と挑戦によって進み続けるのです。破壊的イノベーションを生み出す力こそが、私たちを次のステージへと駆り立てるのです。

「置いて行く」。これは単なる言葉ではなく、深い哲学的な決断です。

私はこれから、現場から少し距離を置き、より多くの時間をプロダクト開発に捧げることで、技術的な深みと戦略的な視点をさらに強化し、プロダクト価値の限界を押し上げることに注力したいと考えています。それが私の役割であり、私が進むべき道です。

私たちの成長には終わりはありません。共に成長し続け、限界を超えた先にある成果を手にするために、私たちは新たな挑戦を続けていきます。


2025年 年頭
株式会社KiteRa CTO 松村竜次