異国暮らしの貴重な和食。自家製なめ茸でおろしそば・レシピ
異国暮らし、カラダは常に和食を求めている!?
日本生まれ・日本育ち・両親ともに日本人家庭
というように、もし同じような環境で育った
日本人同士であっても、できるだけ和食を食べたい人もいれば、ほぼ毎食豆類・じゃがいも・
小麦粉料理で平気という人もいることでしょう。わたしはどちらかというと後者タイプ。
遅延型グルテンアレルギーを発症する以前の
海外生活(仏・独)では、大好きだったパンが
手頃な価格で入手しやすく、しかも非常に
おいしいので、ごはんとお味噌汁を食べる頻度は
とても低かったような気がします。
それでも、たまに和食を食べると
“染み渡る〜っ!“と毎回喜んでいたので、
無意識だけれど常にカラダは日本の味を
求めているのかもしれない…。
現在の生活は、その当時に比べ和食を選択する
頻度が増えました。自分自身の食習慣が変化
したことは大きく関係しているけれど、
日常的に入手しやすい日本食材は確実に増えた
と感じているので、この地で醤油がまだ
“未知の黒いソース“だった頃に比べたら、
確実に和食を作るハードルは低くなったのでしょう。
ロンドンは特に、大手スーパーの大型店舗数が
多いし、日本食材店も選ぶことができる。
中国系・韓国系をはじめとするアジア系スーパー
も点在しているので、商品の選択肢は豊富だと
思います。そんなに困ることはない。
しかし!
現地の食材と比べたり、日本で購入できる
価格と比べたらもちろん割高です。すべて
日本製で揃えたい…なんて思ったらコスパが
悪すぎるのでもったいない。
日本では購入することが当たり前だった商品も、
意外と自家製できる!そして手作りした方が
おいしい!そんな、新発見があったりするので、
食べたい和食が頭に浮かんだら、まずは
自分で作れるか考えてみる…。
日本恋しさに備わった、異国暮らし特有の
思考回路なのかもしれません。
ここ最近よく作っているのが、自家製なめ茸。
子どもの頃は市販のビン詰なめ茸が苦手だった
のですが、大人になり手作りするようになったら
なんとおいしいこと!
簡単に作れるので、まだ試したことがない
という人にはぜひ自家製をおススメしたいです♪
グルテンフリーやプラントベースの
食事をしている人にも食べてもらえる
レシピを紹介します。
[材料]
作りやすい分量
●えのき茸 200g
◉醤油 40ml
◉料理酒 40ml
◉みりん 30ml
◉アップルサイダーヴィネガー 小さじ1/2杯
(米酢・りんご酢などでもOK)
◉昆布だしパウダー 小さじ1/2杯
☑︎醤油について。今回はグルテンフリー仕様の醤油、ClearspringのYaemon Tamari Soya Sauce(英食材)を使用しました。もちろん一般的なお醤油でも作れます!
画像のなめ茸は、たまり醤油を使ったので色が濃い目の仕上がりです。一般的なお醤油で作るともう少し薄い色になるかと!また、たまり醤油でないグルテンフリー醤油も販売されているので、グルテンフリー生活をしている人はチェックしてみてください。
☑︎甘いのがお好きな方は、好みの甘味料大さじ1/2-1杯で調整してください。
[手順]
①えのき茸は石づきを取り落とし、長さ3cmほどに切る。鍋に入れる(根本部分はほぐす)。
調味料◉を①の鍋に加えて混ぜ15分置く。
②鍋を中火にかけ、煮立ってアクが浮いてきたら取る。弱火にし、時々かき混ぜながら水分が少なくなるまで煮詰める。
③清潔な保存容器へ入れ粗熱を取ったら、冷蔵庫へ入れる。ひと晩冷やし味を馴染ませる。
※作った当日に食べてもOKですが、ひと晩冷やした方が味が馴染み食感もぷるんとなるので、よりおいしく食べられますよ〜!
☑︎冷蔵庫保存で1週間を目安に食べ切りましょう。
炊き立てご飯にのせて食べようと思っていた
けれど、日差しが強いと室温急上昇のわが家。
(エアコンは一般家庭で普及していない英国)
この日はクールダウンのため、さっぱり冷たい麺に変更!
しかし、探している日に限って
近所のスーパーでは見当たらなかったりする
日本食材。大根に出会えなかったので
大根おろしはラディッシュで代用〜!
あらまあ、可愛いらしいピンクおろし♡
秋冬と大事にちびちび食べすすめていた保存食、
塩とごま油に漬けた英国産Shiso(紫蘇)の葉も
塩抜きして添える。
Shisoは初夏になるとロンドンの市場に登場
するので、夏のあいだ摘みたてを
食べられるのです。香りなど日本産との
違いもあるのですが、現地価格で紫蘇の
香りを楽しめるのはうれしい限り♪
自家製なめ茸をたっぷりのせて、
あらかじめ作っておいためんつゆを
使用しました。
めんつゆ(2人分)は
・だし汁 100ml
・醤油 20ml
・みりん 20ml
を煮てアルコール成分を飛ばし、
粗熱を取って冷やしたものを回しかける。
蕎麦で食べるイメージだったのに、
いつも常備している十割蕎麦Clearspring の
Buckwheat Soba Gluten Free Noodles
(英食材)を切らしており代用したのが
こちらの麺。
King SobaのOrganic Millet & Brown Rice Noodles (英食材)
この麺を冷製で食べるのはこの日が初めて
だったのですが、素麺みたいなつるんと食感で
とても気に入りました!
素麺・ひやむぎ・冷製パスタ(カッペリーニ)
くらいの細さと食感を代用できる
グルテンフリー麺をずっと探していたからです。
夏のあいだ重宝すると判明し、新しい発見に小躍り♪
そして、久しぶりの和食に癒され
元気を補充しました。
それでは、また!
こちらの記事に、お酢は
アップルサイダーヴィネガーを選ぶ
ことの良さについて書いています。
グルテンフリー×マクロビオティック料理の記録は
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