メジナで作る上品な出汁の小鍋はいかがでしょう。
日本海からやって来たメジナが冷蔵庫に1尾。お腹がぶくっと膨らんで口が開いていてなんともかわいいですね〜。
飾っておきたいぐらいかわいいですが、そんなわけにもいかないので残念ながら鱈ちり風に小鍋になってもらいました。
メバルのアラでとった上品なだし汁が熱々の絹ごし豆腐によく合って美味しいですよ〜。ゼラチン質の皮も煮魚とまた違った食感で新鮮です。
つくりかたは以下の通り。
メバルは、鱗と内臓を取り除いて3枚におろします。
身は小骨を取り除き、食べやすい大きさに切って、皮に切り込みを入れておきます。
最近皮に切り込みを入れるときはこんな感じ。短時間で均等に火が入るので。
中骨と頭には多めに、身には薄く塩をふってしばらくおきます。
水気が出てきたら砂糖塩を洗い流してからボールに入れて、90度のお湯をたっぷり注いで1分ほど起き、流水で汚れとアラについている鱗を落とします。
このメバルは身がしまっていたので水分はほとんど出てきませんでした。
小鍋に昆布を入れて火にかけます。沸騰してきたら頭と中骨を入れて、また沸騰したらアクを取りそのまま10分から15分グラグラに立たない程度の火で煮てから昆布と一緒に取り出します。
食べやすい大きさに切った豆腐とネギを入れて火を通し、最後にメバルと豆苗を入れて2〜3分、火が通ったらすぐに食べます。
もしも、グツグツしななら食べれる環境であればひときれずつ入れて、火が通ったものから食べるのが理想ですね。やはり魚は私が通りすぎるとどうしても身が閉まってしまうので。
出来立てのやわらかな身と、ゼラチン質の食感の皮をぜひ楽しみながらハフハフ食べてください。
味付けは塩や柚子胡椒がおすすめです。