さて、今回の3回にわたる話は、園主のこれまでの人生について、知ってもらう内容でした。 今日は、園主が北岡園を引き継ぐにあたって、いろいろ経験してきたということを書いていきたいと思います。 製茶の業界にも「青年部」というものがあり、そこで交流が産まれます。参加メンバーの多くは、園主と同じく『その会社に生まれ、いずれアトツギとして事業を承継する予定の』人が多く加盟しています。 そこでは、様々な悩みの相談もあるそうです。 プレッシャー、家業を継ぐことへの葛藤(自分の夢などが
こんにちは!京都宇治の北岡園広報部です。 今日、お話しするのは、当園の主、北岡弘樹についてです。 前回のお話しでは、実家に帰ってくるまでの紆余曲折ストーリーでした。 さて、時はさかのぼること20年ほど前になります。 実家に帰って、父とその弟2人の作業を手伝うことになったのですが、最初のころは お茶の袋詰め 袋詰め 袋詰め 袋詰め 袋詰め 袋詰め 袋詰め 袋詰め 袋詰め 、、、 そんな毎日だったといいます。 これが、なんと丸3年ほど続きます。 袋詰めが何も簡単す
こんにちは!京都宇治の北岡園広報部です。 今日、お話しするのは、当園の主、北岡弘樹についてです。 別に、北岡の趣味などをお話しするというのではなく、この北岡園の歴史や良さを知ってもらうためには、園主の人生を知ってもらうことも大切かな、と思って、広報部で園主へのインタビューを敢行したのです。 そこで語っていただいた内容は、とても面白い話ばかりでした。ただ、その中で第3者(当アカウント広報部中の人は、一族ではない)としては、これから先のお茶業界の存続を考えるうえで、大切な問
こんにちは!京都宇治でお茶の製造販売をしている、北岡園広報部です。 前回、茶箱の話をしたので、今回は保存の話をしてみます。 そもそも、お茶の葉が採れるのは、メインは4月以降となります。南の鹿児島で最も早くから収穫が始まり、生育が早いので4番茶まで収穫します。京都などでも2番茶まで、場合によっては3番茶まで収穫することがあります。とはいえその収穫も、2番茶であれば7月上旬ごろまでには終わります。ちなみにですが、ペットボトル用お茶の原料として、鹿児島や静岡の2番茶がよく使われ
こんにちは!京都宇治でお茶の製造販売をしている、北岡園広報部です。 今日お話しする内容は、「茶箱」です。茶櫃(ちゃびつ)ともいいます。 とはいえ、百貨店などでたまに目にするような、ご家庭用の茶箱の話ではありません http://interiorchabako.blog15.fc2.com/blog-entry-1039.html ※今回の記事を書くにあたり調べていたところ、リンク先のように「インテリア」として茶箱を作っている人たちがいることを初めて知りました。。。 さて、
前回は、茶審査技術競技大会の詳細について書かせていただきました。今回は、店主が大会の際気をつけていたポイントを大公開します!これで競技大会で上位進出も狙えるかも。。。!? ※大会内容はコロナ前の店主の参加した時のものなので、現在の競技大会の詳細と異なっている部分もあるかもしれませんがご了承くださいませ。なお、TOPの画像はお茶の葉買い付けの時のもので、イメージ写真となります(大会期間中は写真を撮っていることなどできないので)。 ① 産地を見分けるポイント 上の写真の小ち
前回は、茶審査技術競技大会の内容について書かせていただきました。つづいて、店主の思い出を基に、その様子を書いていきたいと思います。 ※コロナ前の店主の思い出なので、現在の競技大会の詳細と異なっている部分もあるかもしれませんがご了承くださいませ。 ②誰が出場できるの? 基本的に、お茶の業界の人しか参加できません。地区によりますが、茶農家さんが出場していることもあります。 上記の写真のように、各地区で別れています。そこから10名の出場者が選ばれて出場し、個人及び団体で争われ
こんにちは!京都宇治でお茶の製造販売をしている、北岡園広報部です。 今日は、当園園主も過去に何度も参加した「闘茶会」こと、茶審査技術競技大会の事を書こうと思います。 私もこの話を詳しく聞いたのは今年に入ってからだったのですが、それまでは「京都や全国のお茶の会社の人が集まって利き茶の大会するのだろう。優勝者はソムリエみたいに、凄い味覚を持っている人に違いない!『お茶だけ飲んで、これは和束の○○農園のお茶だ!』とかやるのかな、某格付けテレビ番組みたいに、高級玉露とコンビニでも売
こんにちは!京都宇治でお茶の製造販売をしている、北岡園広報部です。 今日は、いよいよ始まる新茶のお話しです。 ちなみに、当然のことながらこの時期は当社含め日本中の製茶業の方々、農業者の方々にとって最大の繁忙期なのです。弊社店主もこの時期はほとんど工場と、お茶の買い付けで奔走しています。 新茶とは、茶の木の新芽を刈り取って収穫し、その摘み取ったお茶を加工し、この時期に販売開始となります。夏も近づく八十八夜、という歌の意味は、『「八十八夜」は雑節のひとつで、立春から数えて八十
こんにちは!京都宇治でお茶の製造販売をしている、北岡園広報部です。 今日は、北岡園のお茶の特徴についてお話をしたいと思います。。。 が、 とっても難しいのです、これ。 なにせ、どういうお茶なのですか?と言われても「飲んでみてください!」としか言いようのない部分が多すぎるのです(苦笑) お茶の味はどういう部分を表現したらわかりやすいのか?○○茶苑さんや△△園産との違いは?このお題は店主も私広報も正直いつも悩んでいるところではあります。 正直な話、北岡園としては、自分たちが
初めまして!京都宇治でお茶の製造販売をしている、北岡園広報部です。 今日からnoteを始めました。お茶の事、北岡園の事をもっともっと知ってほしい。そんな思いでこのnoteを続けていきたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。 北岡園は、初代北岡磯之助が旧奈良街道に面した場所で、お茶の製造販売をしたのが始まりでした。現在当社では、お茶の生産農家が1年かけて肥培管理した茶園で、心をこめて製造した最高の荒茶を吟味仕入して、当社工場で製茶精選し品質にこだわり、産地直販