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愛の循環ーシンニホン読書会6回目

「シン・二ホン」ファシリテーター養成講座の読書会も6回目。

今回は5章「未来に賭けられる国に~リソース配分を変える」を題材にしたディスカッションでした。

数%で未来は変わる

5章は「シン・ニホン」の中でも、私が一番好きな章です。

「数%で未来は変わる」ー「シン・二ホン」p321

1章からここまで読むと、二ホンは解くべき問題を解いていないだけで、それに向き合えばぐんと成長する。伸びしろしかない!と安宅さんからメッセージを受け取っているとわかります。

頭では分かっているのですが、「でも・・・」とネガティブになってしまうのが人間。(人間って弱いから、それは仕方がない!と思い、落ち込まないようにしています)

「社会保障費給付費を半分にしろとか、3分の1を削ろうとかいうような話ではないのだ。」ー「シン・二ホン」p324

安宅さんが算出していただいた数字を見て、たしかに・・・!とここで希望が見えました。

医療費削減に繋げる仕事をしていることもあり、この「数%」に寄与できるように、取り組んでいる事業でインパクトを出していきたいと改めて思った次第です。


愛の循環

そんな5章ですが、ディスカッションテーマは「愛の循環」♡

あなたにとっての「愛の循環」を定義してください。
どうやったら、「愛の循環」を促進できるか?

この「愛の循環」は大学の話から。

イェールは卒業生が寄付全体の6割以上、親まで含めるとほぼ3分の2を占める。大学が育て、大学に感謝する経済が回っているかどうかの違いが極めて大きいのだ。「愛の循環」がある大学とない大学の違いと言える。
ー「シン・二ホン」p299

20200730_シンニホン6回目-1

私たちのグループでは、「愛の循環」とはバトンのように次の世代に繋がっていくもので、感謝の気持ちによって生まれている、と定義しました。循環といってもぐるぐると個人間でループが回っているのではなく、未来に流れていくものだと考えています。

メンバーに公務員の方がいらっしゃったので、税金ってどうなの?所得の再配分だし、税金も所得の再分配なのか?という議論に。

私たちの結論としては、税金は「強制的な」仕組みであることから、「愛の循環」ではない、です。

そこ(税金)に「愛」はあるのか?という問いがでてきました。笑 

アメリカの大学で「愛の循環」があるのは、本気で感謝しているから

それほどまでに恩恵を受けているから、自分もその恩恵を返したい、その共同体を創っていきたい、そんな思いから「愛の循環」が自発的に生まれているのではないでしょうか。


どうやったら、本気で感謝するのか?本気で感謝する前に、その愛に気づくのか?

イェール大学の寄付の話で考えると、寄付が当たり前のように先輩たちがしていると知っている(知覚の力)、自分と同じような学生だった先輩たちがやってくれているという(自己効力感かな?)認識があるから。

なので、「愛」を知覚する力というのが大事で、小さいコミュニティだと比較的気づきやすい。

知覚して、「その受け取った愛を次に渡すことで、共同体を創るという大きな物語に参加している」と認識できると、「愛の循環」が促進していくのではないでしょうか。

そんな、愛(と塩)に溢れた議論でした。

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他にも2グループあり、グループディスカッションのあとは、全体ディスカッションへ。

ーキーワードは「感謝」。愛情のある人は受け取ったもの以上に、ギブをする人。感謝に対する感受性が高い。

ー愛を与えるためには、「見えないものへの想像力」を高めていくこと。

・・・などなど、愛の感受性というか、「知覚する力」が大事だよねという話も。


偶然にも、サプライズバースデー、オトナ渾身の寸劇を高校3年生に仕掛ける大事な日でもあったので、愛(と塩)に溢れた時間となりました。

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おしまい♡

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