関守石
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関守石は関石・止石・きめ石などともいい、拳二つほどの大きさの丸石をワラビ縄で三方もしくは四方にしばり、上に引き手を出した物で、これより先へ入ることはご遠慮して下さいと意味を持っています。ですから、露地で二股になっているときに飛石の上に関守石を置くことで茶室への行き先を知らしてくれます。昔から茶人は無駄な言葉を避け、様々な工夫を凝らしています。関守石もその一つで、石一つに意味を込め、置くだけで意思表示しているのです。それは今も受け継がれております。露地で関守石は客に黙って道案内をしているのです。