対話道の探究(14、体と対話する)
誰でも無理がかさなると、いわゆる不調になる。
体調が悪い前提の人と、体調が良い前提の人では
その感じ方は異なる。
かつて倒れた経験がある私は、
今となっては体調が良い方になっているが
倒れる前よりも、不調の前兆に気づきやすくなった。
体のある箇所がいつもと違う感覚になって
私にサインを送ってくれる。
疲れだったり、バイオリズムが変化するときだったりするから
手帳に記入したり、
パートナーに言葉にして伝えて休むこともしている。
倒れる前は、
体調でさえ、
周りの人の健康水準と生活基準に
自分を合わせなくてはいけないと無理していた。
しんどいことを口にしたら
嫌な気持ちにさせるからと、できるだけ言わないで過ごした。
性格や好き嫌いと同様、
体調も強い弱いとか、体質とか、人それぞれで細かく違うのに
合わせきれていない自分がダメだと思っていた。
頭痛や喉や鼻、肩こりなどの不調が出たら
それ以上にならないために、
薬や栄養剤でなんとかしようとしていた
(なんとかならんけどね、笑)
コミュニケーションの場は互いにかかわりあってつくると
以前に述べたが
これには自分の状態を伝えるってことも含まれる。
迷惑がかかるとか思わないこと。
(たまにいるけどね~、体調崩す人は自己管理ができてないとか断言する人)
あなたが数日休んだからといって
あなたのせいで仕事や生活のリズムが狂うなんてことはないのだ。
あなたがいないという理由だけで
機能しなくなるチームや場になる仕組みがおかしい。
お互いが、安心して休めて
安心して任せられる場に
育てていくほうがいい。
そのほうが、感謝したり支え合ったり
尊重し合える場になっていくはず。
まあ近年は、年齢的な不調か、と思われるものもあるけどね(^^;)
もうひとつ、気をつけたいのは
隠れ疲労?というのかな、自分の状態に気づいていない人。
充実しているとか、楽しいという感覚を
休まないほうがむしろいい、と公言しているような。
充実して楽しいことを長く続けるには
休むことや、小休止して自分をととのえる能力も必要なのだ。
外で誰かとともにいるように
自分だけとともにいる時間もつくる。
バランスをとるって大事。
今の私だから、伝えられることのひとつだ。