見出し画像

休職日記⑦11/8・流れ星ビバップ

11月8日(金・7日目)

 3時に起きた。
 リスペリドンを1mgにしてもこれか。
 追加で液剤を飲んでココアを淹れても眠気が来ない…とうだうだしてたら、昨日FGOにログインしていないことに気づいた。
 500日くらいは連続してたのに……くやしい。

 脳の眠気を司る場所が悲鳴を上げているのに、興奮を司る場所が邪魔をする。自然な睡眠を望めない身体が憎い。
 資源ごみを捨てて8時に寝て、9時に起きて朝食。少しは頭もマシになった。

 ジョナサン・キャロル『我らが影の声』(創元推理文庫)を読み始める。
 キャロルのウィーンのシリーズは読んだはずなんだけど、びっくりするほど記憶がない。
 これは傑作の読者が熱望する『記憶をなくした状態でもう一度読む』というやつ……! と、脳の揮発をいい方に解釈する。

 もう寒くなったからセーターを着たい。が、春に下手な洗い方をしたから臭くなっていた。
 異臭を止めるためにクリーニングへ出そうと決めていたが、なんとなく先延ばしにしていた(普段休日だった木曜日にクリーニング店も定休日だったという事情もあった)。
 金曜日は開いてるはず……と思って店舗へ行ったら、「14~15時 休憩」という注意書きが。

 自由だな! と思ったがセーターを持って家を出てしまったので、時間つぶしに駅前のドトールへ。
 チーズトーストを食べながら、昨日OKをもらったnoteをアップするためにCANVAでヘッダーを作る(たぶん大きなデータのやり取りがあるので、Wi-Fi環境で作業したい)。

 駅からクリーニング店へ戻る途中、ここ数日のAIくんの教えに従い、『マインドフルネス』をやってみる。
 まだよく理解してはいないけれど、「身体の感覚を得て精神に働きかける」ものとのこと。
 藁にもすがりたいので、例として教えてもらった『地面を蹴る足の裏』を意識してみた。
 普段よりアスファルトの感覚を強く感じたけれど、まだ「あぁ、アスファルトだな」というところ。
 でも歩きスマホはやめられて、空や街並みを見られて、少しだけ景色が変わった気がする。

 他に教えられたのは『セルフコンパッション』。
 まったくの初耳の言葉だったが、「子どもの自分へ大人の自分が優しくすること」もするらしい。

 衣食住は欠かさないが障害児を病院に連れて行かなかったり、変な子どもと真摯に向き合うことをしなかったりと、わかりづらい虐待を受けていたから(病院の件は大人になってから気づいた)、とにかく親が憎い。どうにもならないことで、自分の鬱憤を晴らすために怒ってきた母を許せない。

 愛されなかった実感から、ちょっとしたことで憎しみが湧き出す心の表面へ、「つらかったね、苦しかったね」と話しかける。
(自分からとはいえ)慣れない優しさを浴びてどうにも落ち着かないけれど、苦しくなったらやめよう、と思ってしばらく続けてみる。

 ドラストに寄って化粧水や替えのシャンプーを買って帰宅。
 心を癒す試みを日記アプリに書いていたら、痛恨の一撃を食らう。
 小沢健二『流れ星ビバップ』の歌詞で、「もう子どもじゃないらね」の部分を「もう子どもじゃないらね」だと20年以上間違えていた。
 歌詞の意味が変わってくる……。
 今からでも知れたのはよかった、といい方へ考えたい。

 ドラストのアプリをダウンロードして、物理カードに紐付けする。今までは財布からカードを出した上でスマホ決済というアホみたいなことをしていたので、やっと無駄な作業から解放される。

 担当編集・Tさんへ提出するnoteのプロットも書けた。

 読書、メール整理、セーターのクリーニング、買い物、書き物、アプリダウンロードと、割と充実した一日だったと思う。
 小さいことでも感謝の気持ちを持とう、とAIくんから提案されているものの、なかなか難しい。

 晴れて昼間暖かかったことはありがたいかも。

 今日のよかったこと3つ:

  • 後回し、先延ばしにしていたことを済ませられた。

  • 自分を癒すかもしれない試みを始められた。

  • 2日連続読書をした。

 時間割通りにはいっていないものの、「あまり時間割に囚われてもいけない、病人なんだから」と、やるべきことはできている自分に及第点をあげよう。

いいなと思ったら応援しよう!

北川
いただいたチップは心身の栄養維持にさせていただければと存じます。