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見えない存在の代表選手は、根(土台)

今回は、最初に、読者さんへのお礼から
始めたいと思います。

なかなか時間が取りにくい日も含めて
毎日とにかく書き続けられているのは、
読んで下さる方がおられるからこそ。
本当に励まされています。
ありがとうございます。

そして、スキとフォローは、
わかりやすく、力を頂けていて、
なおさら、うれしく、
ありがたく感じています。

毎日書いてみて気づいたのは、
ここに書き始めてから、
以前にも増して、いつも、いつでも
木のことを考えるようになったことです。

木の行く末を考えるのは、
重く、悩ましいことも多いけど、
希望も楽しみも、たくさんあります。

それを、木の理解者や味方に
なってもらえそうな方と、分かち合いたい。

木に関して、お伝えしたいことが
自分の元には、こんなにもたくさんある、
と気づかされる日々です。

仕事をしていて、わりと早い時期に
気づかされたことは、
した方がよいことよりも、
しない方がよいこと、でした。

木にせよ、人にせよ、何かが
すくすくとのびのびと育っているのを
見せてもらうのは、何よりも楽しく、
幸せに感じること。

そうして、関わる樹木や学生たちに
教えてもらったのは、
生きものも、若い人も、子どもも、
それぞれに、自分で育つ力をもっている、
ということ。

だから、それを「邪魔をしない」
というのがどれほど大切か、
身にしみて思い知らされました。

人間は、たぶん自然界の中でも
人間だけなのでは?と思いますが、
相手に対する理解なく、
自分がよい、やりたい、と思ったことを
やろうとして、やってしまいます。

多くの場合、迷うこともなく。

で、木が育とうとする過程で、
何か障害があって、
木が不調になってしまったとき、
その木がやってほしくない、
と感じているであろうことに
気づきました。

1、とにかく、枝葉を切る、
  取り除く(剪定)
2、肥料をやる
3、水やり(灌水)

この3つは、
たくさん遭遇した失敗例が
教えてくれました。

木がうまく育たなくなって困ったとき、
これをすれば?と
人間にすぐに思い浮かぶのは
この3つ、のようです。

そして、この3つとも、実は、
根(根系・構造物としての土台)、
に密接に関係しています。

ひとつひとつ、納得できるレベルまで
説明するとなると、長くなりそう。
なので、少しずつ進めましょう。

今日のところは、
この3つが、どうして、どのように
根っことつながってくるのか?

それをイメージしてみて頂ければ、
と思います。

特に、「剪定」は、
地上部の話でしょう?
と思うかもしれません。

でも、ヒントは「土台」
ということばに、ありそうです。

木や自然界に教えてもらったこと
のひとつは、
部分だけを見るのでなく、
常に、全体を視野に入れること、
入れようとすること、です。

それがないと……



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樹木も人も笑顔に、樹木医mimi  ( 三戸 久美子 )
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