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2022_0918_本読み

<1194字>

冒頭の写真:
秋は、幼虫たちのシーズンなのかも。久々にハバチの幼虫に注目。
さつきの葉を真ん中の軸だけ残して食べる、ルリチュウレンジ(多分)の幼虫。
検索して、そうそう刺さないハチだった、と思い出しました。
幼虫は別に似ていないけど、成虫の雰囲気はどこかタケノクロホソバに似てます。



9月18日(日)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房 
第 12 章 脳の中の風船 407ページまで

ほとんど読了。あとがきであと1回。
マンモス、ということばの使い方(非常に大きいものを例えて使う)に、人間の言語つかいかたの普遍性を見ているのが面白かったです。読んでる山崎は、それを見逃していて、きよもとさんの指摘で理解。

たとえ話ができてはじめて、一般に理解できる「学問」になるのかもしれません。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫
天皇の戦争責任その三 「陸海軍一致」での「平和」の一策

陸海軍そして首相の責任の擦り合いで、結局開戦へとたどりついてしまう、そこが詳しく書かれていました。

(音読した人:こいでさん)




『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫 
作品のなかの「ものがたり」と「小説」

谷崎潤一郎『細雪』についての最後。

みごとに分析された『細雪』。

こいでさん曰く、
大作家というもの(たとえば、この谷崎)は、
すべての構成が頭の中でできていて、どこからでも書くことができる、と。とてもそんな気がしました。

ここで須賀さんの解いてくれたような作品の構造は、読み手に力量がないとわからないだろうなあ、
というと、
きよもとさんは、華族のゴシップ読むような興味でどんどん読めましたよ、とのことでした。

やっぱり大作家はすごい。そして須賀さんの「解読」が、山崎はとても楽しめました。ありがとうございました。

(音読した人:きよもとさん)






『学問のすゝめ』  福沢諭吉

解題 小泉信三
岩波文庫 
解題 七

士族であり、旧幕臣として禄を得ていた福沢諭吉は、新政府からの誘いをなんども断っていたようです。一つには旧対抗勢力だ、ということ。

大ベストセラー作家で稼げるようになったということが非常に大きかった様子が書かれていました。

この時代の、作家の収入ってどういうシステムになっていたのか、と思いました。いわゆる「印税」だったのか、どうなのか。「印税」ということばもおかしなことばですが。

(音読した人:めいさん)





『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
四〇 霜に今(壬生山家)138~140ページ

きぬたという道具についてしゃべりました。布を柔らかくするために打つ、石の台と打つ棒のセットが砧らしいです。

納豆を叩いていたり、砧を打っていたり、時々詠まれる風物詩です。

(音読した人:山崎)




















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