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2022_1022_本読み

<1406字>

冒頭の写真:
ブックアートを説明しあう小さなイベントに行ったあと、みんなで台湾料理屋に行ったら、これがありました。
とてもわかりにくいけど、でっかい霊芝が中国酒(ばいじゅうっていうの?)に浸かってる。
飲んでみたけど、爽やかな香りでした。
うちに生えてるのも、こうしようかな?

今は、こんな感じになってます。風格がでてきた。

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10月22日(土)は以下を読みました。

『進化とは何か』 
リチャード・ドーキンス 、吉成真由美 編・訳

第二章 デザインされたものと「デザイノイド」(デザインされたように見える)物体
早川書房

「デザイノイド物体」(=生き物)が存在するためには特別なプロセスが必要です。それを発見したのがダーウィンです。『種の起源』(1859年)です。日本はまだ江戸時代ですね。

ドーキンスは〈歴史上最も偉大な発見の一つ〉と書いています。その熱っしっぷりに少し驚くのは、
生き物の不思議について、山崎が、まだ「あたりまえ」と思ってしまってるからなんでしょう。

ドーキンスの「熱」を山崎も味わいたいものです。そしてそれは世紀の発見をしたダーウィンの感動からきてるわけですから、それをこそ。

犬などの育種から、「自然選択」という進化論の最重要ポイントを掴んでいった、という説明が始まりました。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫
占領下の天皇制

「政治的人間」ということばが、ひとつのキーワードになっていました。
国家という機関の全責任を担う態度を(戦争終結、占領受け入れ時において)とった昭和天皇は、その時「政治的人間」として、非常にすぐれていた、と。

より以前の段階で、そう振る舞ってくれていれば、と、思いますが、歴史はやはり、事態の流れの中できまっていきます。

(音読した人:こいでさん)





『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫 
『ジェイムス・ジョイス伝』  リチャード・エルマン著 
『夏少女・きけ、わだつみの声』  早坂暁著 

前に長期間読んだ、北園克衛についての研究。ここでエズラ・パウンドとの親密な交流が描かれてましたが、パウンドはジョイスを初期から発見した人だったみたいですね。
わずかなことばで、時代がつながって感じられました。

(音読した人:きよもとさん)





『漱石・子規往復書簡集』   和田 茂樹 (編集)

岩波文庫

『七草集』という名前がでてきていて、子規の和漢詩文集らしいです。
この書簡は、それが出る前の年のものなので、友人に回して意見を聞いていたんだな、と思いましたが、検索するとやはりそんな様子。

書簡を読むって、ドラマとか漫画の元を楽しむみたいな感じですね。

〈デゲス〉という表現があって、デジタル大辞林によると

《江戸末期から明治初期にかけての男性語》体言に付く。「である」の意の丁寧表現。

とありました。へえ。

(音読した人:めいさん)





『芭蕉連句集』   中村俊定・萩原恭男 校注

岩波文庫

久々の芭蕉。

〈 脚気を侘びて膏薬を貼る 槐市 〉

脚気は栄養が足りてないからで、筋肉痛に効く膏薬を貼る、っていうのが滑稽っていう句なのかな、と思いましたが、これは現代的な解釈なのでしょうか。

この時代、そんなふうに理解されていたのだろうか、と思いました。なんとなくカルタの札にありそうです。77のリズムってそんな感じ。

(音読した人:山崎)



















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