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自分の書について
体調を崩しました。ので、少しゆっくりさせてもらっています。少しゆっくりしているので、じわじわと回復してきています。そうすると、これまで好きだったものや突き詰めたいと思っていたことに対して再び情熱や意欲が湧いてきます。そのうちの一つが書道です。
20歳ごろまで悪筆として生きてきました。そこで運命的な出会いがあり、書道にはまり、研究テーマを書写書道教育にしました。研究や修練は続けて、就職しても続けていたのに、いつのまにか忙殺され、筆を執ることもPCを立ち上げることも少なくなりました。書を書く機会も論文を書く機会も少なくなりました。
病であると分かり、休養を挟んでいると、じわじわと書きたい気持ちやもっと知りたい気持ちが湧いてきます。最近、筆を執ることが増えました。まずは筆ペンや小筆から、そして半紙4字書きや2字書き、条幅へ…。書けば書くほど課題が見つかったり、書いたときは納得していても後から見るとどうにもダメに感じたり…。そういう過程を愉しめるようになってきました。大きな一歩です。
今日は紀州の松煙墨(松を焼いたときのすすで作る墨。松煙ってもう紀州でしか作っていないらしい!)を老坑端渓硯で磨って、ある程度水で薄めながら書いてみました。書道部員の作品作りの横で自分も愉しんで。ただ、筆力が相変わらず足りない。書に骨がない、と常に感じています。そこを高めていくことができれば、もっと面白い表現ができそうだ、と個人的に探究していきたいところ。
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もっともっと愉しんで、自分なりの表現を作っていきたい。いつまでも行儀のいい表現ではなく、自分の殻を破っていきたい、そう感じる所存。ときおりここに作品をアップできればと思います。ご指導のほどよろしくお願いします。