うつ病 回復までのスケジュール
今回はユーチューバー・ドクターのこの動画から。
うつ病回復までのスケジュールをすごい早口で語ってくれてたので(おい)じゃない、とても分かりやすかったので、それに加筆しながらまとめてみました。
動画はセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの話だったので、まずはそれらについての解説から。ウチのAIに聞いてみた。
セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンって何よ?
セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンは、私たちの体内で重要な役割を果たす神経伝達物質です。これらはしばしば「幸せホルモン」と呼ばれ、私たちの気分、感情、睡眠、食欲などに影響を与えます。
セロトニンは、気分を安定させ、幸福感を高め、食欲や睡眠を調節するのに役立ちます。セロトニンの不足は、うつ病や不安障害に関連していることがあります。
ノルアドレナリンは、ストレスや危険が迫っているときに体を活性化させるのに役立ちます。これは「戦うか逃げるか」反応に関与し、集中力や覚醒状態を高めるのにも関係しています。
ドーパミンは報酬と快楽の感覚に関連しており、学習、動機付け、心の注意を促進します。ドーパミンのレベルが高いと、私たちは何かを成し遂げたときに満足感を感じます。
これらの神経伝達物質は、脳内でバランスを保つことが重要で、そのバランスが崩れると、さまざまな精神的健康問題が生じる可能性があります。
なるほど「幸せホルモン」か。動画では「元気の素」って言ってたな。
んでは動画の内容に移るね。
うつ病は、
①セロトニン
②ノルアドレナリン
③ドーパミン
この三つが、①②③の順番で十分に脳内にたまっていくことで回復していくとのことだった。
必ず①②③の順番じゃないと回復しないそう。
んでは、ひとつずつ見ていく。
①セロトニン期
安心感が回復するまでの時期。
安心感がないと不安だし、焦燥感に襲われるし、不眠になる。
安心感が回復してくると、焦らずにゆっくり休息することが出来る。
睡眠の質も良くなり、深く眠れる。
この時期はしっかり薬を飲んで、やらなきゃと思ったこともサボること。
ごろごろすること。何かやりたいと思ったら、日光浴くらいにしておく。
セロトニンがたまるまで、約一か月かかると言われているので、とにかく焦らないことが大事。
②ノルアドレナリン期
行動力が回復するまでの時期。
意欲、行動力の素になる物質なので、無いと覚醒度が下がり眠気を感じる。
注意力が落ちる。ミスが増える。考えるエネルギーが少なくなる。
思考力が落ち、考えがまとまらない。
回復してくると、昼間起きていられる。集中力が回復してきて、本やテレビの内容が頭に入ってくるようになる。
ただし。
セロトニンが充分増えないままノルアドレナリンが増えると、不安なまま行動力だけが回復して、攻撃性が出たり、自傷行為をしたり、自殺関連行動につながる。
セロトニン期を満たしてから、こちらに移ることが大事。
この時、周りの人間から見ると「やれてるじゃん」と見えがちだが、本人は「ぜんぜん出来てない」と思っている。
焦らず「これくらいでいいか」と諦めに似た感覚に慣れることが大事。
それが回復のサインでもある。
③ドーパミン期
達成感が回復するまでの時期。
ドーパミンは達成感や快感に関連している素。ドーパミンが枯渇すると欲求が減少する。嬉しい、楽しい、悲しいなどの感情が減り、何も感じられなくなる。無感動な状態になる。何かに価値を感じることが難しくなる。自分にも周りにも価値を感じられない。
回復してくると、何かしたい、これが欲しいと欲求が湧いてくる。やって良かったなどの達成感も味わえる。
努力して手に入れたものや、自分に対して、価値を再発見する。自分には価値があるんだ。これが大事なものなんだと、自分や周りの人を大切にしたいと思えるようになる。
ただし。
セロトニンが回復しないままドーパミンが回復すると、依存性物質やギャンブルにハマることがある。
セロトニン期、ノルアドレナリン期を満たしてから、こちらに移ることが大切。
動画の内容はこんな感じ。そんなに長い動画じゃないので、ご覧下され。
それと、①セロトニン、②ノルアドレナリン、③ドーパミンの順番で全てが脳内に満たされるまで、半年とかは普通に時間がかかる。
たぶん①のセロトニンが満たされるまでが、最もしんどいんじゃないかな。ここだけで一か月って言ってたけど、個人差があると思うし。
例えば休職三か月で一人暮らしとかだと、めっちゃ焦るよね。近くに頼れる人もいないし、休職っていってもやらなきゃならないこともある。
復職時期に、②ノルアドレナリン期とか、③ドーパミン期が被るだろうし。
わたし的には、若くて体力のある頃ならまだ無理できた。
でも三十代半ばすぎたらもう厳しかった。ってのが実感。
四十代後半で何度目かの再発をした時には、完全に復職は諦めた。
おまけに、うつ病から双極性障害Ⅱ型に診断名変わるし(^^;
私見だけど。
思うに、仕事するってのはお金を稼ぐこと。
そのお金がそっくり治療費や療養費、ストレス発散のための散財に持っていかれたら、何のために仕事した? 費やした時間はどうなった? って話ですよ。転職で何度も引っ越したしね。
そして精神疾患だけじゃない。内科的疾患も付随してくるわけだ。
お金を稼ぐことって、単なる「手段」なわけです。人生の目標じゃない。
手段ごときにそっくり時間を持ってかれるなんて、本末転倒だ。
アラカンになって思うわけです。
わたし、ぜんぜん人生楽しめてないっ! 楽しむために生まれてきたのに!
人生の目標は「幸せになること」なのに!
今の満たされていないコップが溢れかえって仕方ないくらい幸せを感じてからじゃないと、この人生終われない! って。
ってことで、これらの「幸せホルモン」で脳を満たしていこうと思うよ。
焦らずに、ね。
寛解という中庸を目指して維持すること。そこからやっと、わたしの幸せが始まるのだから。