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こんばんは、如月伊澄です。
夏なので今回はホラーフェアです。
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そういえば働いていた本屋ではレンタルDVDも取り扱っていたので、今回は映画も併せて紹介していきたいと思います。ホラーと言えば映画、みたいなところありますし。
夏にぴったりな廃墟探索(企画展)にも行ってきたので、そちらもPOP代わりに貼っていきますね。それなりにホラー画像なので、苦手な人はご注意を!
【夏のホラーフェア】
【夜市 恒川 光太郎】
【ひとこと】
表題作「夜市」もよいですが、同じく掲載されている「風の古道」がとても心に残っています。
じわじわ来るジャパニーズホラーでも、インパクトの強い洋画ホラーでもない、切なくそれでいてじわりと怖い、そんなホラーはいかがでしょうか?
夜市が好きであれば、ぜひ「秋の牢獄」を読んでみて下さい。
これが好きな人はこれも絶対好きです。
私は「秋の牢獄」が恒川さんの作品の中では好き。
ホラーめいたホラーではないのに、すごく怖い。
【家 シリーズ 三津田 信三】
【ひとこと】
「家」というものは本来聖域であり、悪しきものは招かれなければ入り込めない。それが古きからの家のあり方でした。
2000年台に入ると、条件を満たすことで家にまで侵入してくる幽霊や家に入ることで呪いが始まる幽霊が生まれ、家は聖域たるものではなくなり始めました。ちなみに、後者は布団の中という最後の聖域すら貫いてきたそうです。ジョジョのスタンドバトルみてぇ。
さて、この「家」シリーズはそんな家そのものが怪異として存在しているホラー小説です。逃げ道は無いぞ。
どの一冊も「異変があったらすぐに本を閉じること」と注意書きがあるように、どうやらこの本達は何かを呼んでしまう可能性があるようです。
ということで、この本を読む際はなるべく自宅以外で読むことをオススメします。
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【裏バイト 逃亡禁止 田口翔太郎】
井戸と言えば――そう「裏バイト:逃亡禁止」の「福の神」ですね。
福の神の回は、2巻に収録されています。
こっちだと思いました?
たぶん、今の若い子は「ビデオテープ」の時点で「?」ではないでしょうか?
ちなみに私は怖いので原作は読みましたが、映画は未視聴です。「着信アリ」とか「呪怨」も実はみてない。だって怖いもの。
なんでこんな人がホラーフェアをしているかと言うと、ホラーは好きなんです。ただ、視聴者に手が伸びてくるホラーは苦手なんです。
なのでそういうホラーが嫌いな人は安心して下さいね、基本紹介しませんので。
ここで読めるので、ぜひ。
【黄龍の村】
【ひとこと】
プライム会員ならプライムビデオで無料でみれます。というか、有料なら観るほどでもない
きさらぎ駅やコトリバコ、八尺様にリンフォン、ひとりかくれんぼと巨頭オ、リゾートバイト――ここら辺にピンと来る人は楽しめると思います。
ツイ……Xで絶賛されてましたが、犠牲者を増やしたかったのか、本気でいいと思ったのか、判断に困る。
【いるの いないの 京極 夏彦】
【ひとこと】
やっていいことと悪いことがあるぞ。
ところでこの本とは関係ないのですが、子供の頃「隙間」の怖い話を呼んだ記憶がありまして。
親の言いつけを守らず押し入れの隙間を空けたまま寝てしまった子供が、隙間から現れた黒いのっぽな人間に「隙間の世界にご招待」と歌いながら連れ去られる話だったのですが、どなたか知りませんか?
軽く調べてみたのですが、ヒットしなくて……。
この話を読んだせいで、今でも私は隙間が苦手です。
【シャイニング】
これもプライムビデオで無料みたいです。
【ひとこと】
よくホラーゲームや映画でパロディされる「廊下に立っている双子」や「赤い水の洪水」、「マスターキー(斧)」の元ネタはこちらです。
一度観ておくと「これかァ~~」となるかも。
さすがは名作、80年代の映画ですが恐怖は色褪せません。
【出口】
……と、いうことでお疲れ様でした。
これにて夏のホラーフェアは終了です、楽しんでいただけましたか?
掲載させていただいた写真はこちらの「ホラーに触れる展」で撮らせていただきました!今回紹介したものは展示の半分程度なので、機会があればぜひ。8月いっぱいやっているそうです。
もちろん、写真に「ナニカ」が見えたとしても、それは企画展の展示や体験なのであしからず。あ、最初の写真だけは関係ない風景写真なので、何かが見えてしまったとしても責任は取れませんので予めご了解下さい。
あと、文字化けについてはこちらである程度復元できるので、気になる方はどうぞ。
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