【幸せな天才の育て方3】諦め方を知らないと天才になれる
こんにちは、ジュリアンです!
前回の記事では、
天才になるためにまずやることは、
「今日からわが子は天才だと思い込むこと」
というお話をしました。
ただ子供が天才になっても幸せになるかどうかは分かりません。
幸せは親が決める物でもなければ、周りの人が決めるものでもない。
結局は子供自身が幸せと感じるかどうかなんです。
お給料をたくさんもらえて幸せと感じる人もいれば、フルタイムで忙しいならそんな高い給料いらないと思う人も若者を中心に今は増えています。
これは感性や価値観の問題でもあるから、不味い料理を美味しく感じろと言われても無理なのと同じなのかも。
でも何が幸せで幸せじゃないかを決めるのは難しいです。
ただ幸せかどうか感じる一歩手前にあるのが、
自分で「選択」できるかどうか
人から何かやることを与えられ続けても絶対幸せになれないわけじゃないですが、
幸せにはなりにくいと思います。
でも毎月、毎日、毎時間のやることを自分で決められたらストレスは確実に減ります。
そして毎日自分で決めて行くことが当たり前になると、
諦めない心が身についていきます。
今回はそんな「諦めない心の身につけ方」についてお話していきます。
★自己紹介★
自分で決められる仕事は楽しい
私は高校を卒業してすぐに接骨院に就職し、その後13年間同じ職場で勤めていました。
前半の6年くらいは修業をする下積み時代。
先輩や師匠に毎日怒られながらもいろんな患者さんの治療に当たらせてもらい経験値を上げていきました。
後半の7年くらいは複数ある院の一つで院長という役職を与えてもらいました。
そして私が勤めていた接骨院は院長の裁量がかなり大きかったんです。
マニュアルなどはなく、
どんな治療をするのか
どんなキャンペーンやイベントをやるか
後輩スタッフにどんな方法で指導をするのか
集客方法をどうするか
一言で言えば、患者さんが喜んでくれて、経営が成り立てばOKという感じ。
そんな個を尊重した自由な環境で長年仕事をしていたため、
転職した時に鬱になるんじゃないかと思うほど苦労しました。
会社のため、スタッフのためになることを思いついても誰かも知らない上司に稟議を通さないといけなかったり、
それが効果が出ることをプレゼンしないといけない。
そして一番ストレスだったのは、
上司から目的のないまま仕事を振られることでした。
仕事を任されることは当たり前のことですし、社員の総意で決まったことをやるのは仕方のないことなんですが、
上司自身もその仕事があまり意味がないことを分かっているし、
むしろスタッフの負担が増えることをやらないといけないことほど、ストレスを感じることはありませんでした。
それは言い換えれば自分で決めることが出来ない状態でした。
どんな方も経験があると思います。
何の意図でやるのか分からないまま、指示だけされてやる仕事のクオリティの低さを。
ただ日本では、年長者・上の役職の人が決めたことは絶対という空気が強く、
コミュニケーションを取って良いものを作り上げようとする文化がまだまだ少ないです。
なので上司などに意見を言っても、よほど反論の余地がない限り基本的には圧力に負けてしまうと思います。
そして能力が高い人ほど、天才に近づくほどその状況に苦悩します。
能力が高い人は、現状の問題点にいち早く気付いて改善策を思いついても、それを1人で実行するのは組織が大きくなるほど難しいんです。
ベンチャー企業やスタートアップ、裁量権のある部署やポジションにいないと、
天才はその能力を生かせないし、周りから否定的な意見があるとむしろ自分は能力が低いんだとさえ感じてしまいます。
それが天才が幸せになれない日本の組織の構造なんです。
子供のやることを決めてしまっていた
そんな会社、組織の中で自分で決められることが少ないまま子育てをしていると、
子供たちにもついつい過干渉な上司のような接し方をしてしまいます。
保育園に行く前や帰ってきてからの時間に
・テレビは何時までね
・おもちゃで遊ぶのは○○が終わってからね
・それが終わったら次はこれをやっておいてね
でもそれは子供に考えさせる余白を与えていないので、毎回同じことを言わないと子供が主体的に動いてくれないんです。
今考えると会社でされて嫌なこと全部子供にしていたなと反省しています。
それから自分が子供の頃どんな風に子育てしてもらったか思い出してみると、私の親は提案をしてくれることはあったけど
私に何かを強制したことは一度もありませんでした。
高校を進学先を決めるときも
専門学校の進学、接骨院に就職することも
1人暮らしをすることも
結婚をするときも
全て事後報告でしたが、私がすることを絶対に否定しませんでした。
私の父は私が生まれてすぐに亡くなり、ずっと母子家庭で姉と3人暮らしでした。
それも実家が遠くおじいちゃんおばあちゃん、知り合いの手をほとんど借りず母だけで育ててくれたんです。
私がシングルファザーだったらそんな毎日世紀末のように大変な状況に何年も耐えるのは絶対に無理だったし、多分忙しさで病んでいたと思います。
でも私の母は、常に私のすることに全面的に賛成するわけじゃないけど、反対することはいっさありませんでした。
だから自分で決めたことは絶対にやり遂げる
諦め方を知らない大人になれた
ということが振り返ってみて分かりました。
そしてそれがこれまで私が接骨院でどれだけ怒られようと、胃腸を壊そうと、メンタルがボロボロになっても人前で健康講座をできるようになったのは、
健康を通して人に喜んでもらうということを諦めなかったからです。
私は自分自身が天才とまでは思いませんが、
探求心、好奇心の高さ
共感力
観察力
分析力
などは他の人よりも高いと思っています。
そして接骨院時代に診ていたアスリートや社長さん、幸せそうな人生を送っている人の話を聞いていても共通していたのが諦めなかったことなんです。
大ケガをして競技復帰は難しいと診断されても
試合で負けても
社員が一斉に辞めても
事業が失敗して倒産を経験をしても
みなさん諦めるという選択肢はなく、
他にどんな方法でやろうかとすぐに頭を切り替えていたんです。
だから自分の能力を伸ばして満足のいく人生にするために必要なのは、
自分で決めて諦めないことなんだと思います。
自分で決めさせるようにしたらやり抜くようになる
それからは子供たちに、
テレビを見る時間
保育園に帰ってからのスケジュール
どの道を通って出かけるか など
自分たちで決めさせるように少しずつしていきました。
もちろん子供たちの世界観を広げるために私の意見を通すこともあります。
でも自分で決めさせていくことの成長力は凄まじいんです。
今では、私が聞く前にこのあとのスケジュールを話してくれたり、
料理なども
「これやって、これやって、その後にこうすると良いよ!」と
アドバイスしてくれます。
そう言われるたびに、
「頭良いね!」とつい言葉にしてしまいます。
私が3歳、5歳の時にそんなこと親に提案できませんでしたし、
まず20歳過ぎまで家事なんてしたことがなかったので(お母さんごめんなさい)ホントわが子は尊敬します。
私も会社員で毎日忙しい時はついつい子供がやることを決めてしまいがちでした。
それは短期的に見れば楽なんだけど長期的に見たら
自分で考えられない
不満ばかり溜まる子になってしまうということを身をもって知りました。
なので1日1つでも子供に決めさせることから始めてみてください。
もし子育てについて話を聞いてほしい
子供の才能の伸ばし方を教えてほしいなどありましたら、公式LINEよりご相談ください。
それでは。
また、子供やお母さん・お父さんの心・体の不調など気になることがありましたら、公式LINEよりお気軽にご質問ください。
これまでの人生でたくさんの人の心に触れてきました。 まだまだ経験不足な所はありますが、noteを通してこれからもっとたくさんの人の心に触れ、そのパワーで1人でも多くの人を幸せになってもらえればと思います。