Xのハッシュタグ検索で分かる、夏休みの作文の3つの問題点-作文嫌いを減らしたい塾長の挑戦⑤-
こんにちは!
まなびやさん塾長の古澤です。相変わらず「夏休み作文の書き方のコツ」を書いてます!
今日は夏休みの宿題に出される作文の特徴と問題点について、Xのハッシュタグ検索で見つけた子どもたちの声を引用しながら説明します!
▼夏休みの作文、どんな宿題が出てるの?
2023年時点で、日本の小中高校生の人数とテーマ型作文の応募総数は以下の通りです。
小学生の人数…約600万人
中高生の人数…約600万人
人権作文…76万人
税の作文…45万人
社会を明るくする運動作文…31万人
3つの作文を合わせると、約150万人の子どもたちが毎年夏休みにテーマ型作文を書いています。
ちなみに、これは沖縄県(約147万人|全都道府県中25番目の人口規模)の総人口よりも多いです。すごい人数ですよね。
▼テーマ型作文の問題点(子どもたちの声)
これだけたくさんの子どもたちが夏休みに作文を書いてるんですが、実はテーマ型作文の宿題には大きな問題点が3つあります。
【問題点①】子供にとって苦痛
1つ目の問題点は、子どもたちにとって作文の宿題が大きな苦痛になっていることです。
「テーマ型作文なんて書きたくない」という子どもたちの気持ちは、Xでハッシュタグ検索してみれば一目で分かります。
作文やテーマへの不満、代行業者、コピペで済ます方法はないかなど、ネガティブな投稿しか出てきません。
【問題点②】親も苦痛
2つ目の問題点は、子どもの苦痛が親御さんにも連鎖することです。
宿題が進まない子どもを見てイライラしたり、暑さや夏期講習に「作文」という難題が加わってメンタルが不安定な子を見て心配になったりして、私みたいな町の学習塾がその悩みの受け皿になっています。
塾に相談できるご家庭はまだいいんです。
でも、相談先のないご家庭はそうはいきません。
夏休みの宿題が原因で、抱える必要のないストレスを抱えているご家庭が、日本中にあります。
【問題点③】作文コンテストの目的が達成されていない
3つ目の問題点は、無理に作文を書かせることで、かえって税や人権にネガティブな感情を抱く子が増えることです。
上のスクリーンショットにもありましたが、作文の宿題がきっかけになってテーマそのものが嫌いになる(ネガティブな情報を信じるようになる)子が相当いるんですね。
私は3年前に大学に通い直していたのですが、その時サークルで会った学生たちが、
「年金は将来破綻するから、納めない方が得ですよね?」
って真顔で言ってたんですよね…。
少し調べれば、年金は加入しない場合のペナルティがめちゃくちゃ大きいし、加入した方が圧倒的に得な制度だと分かりますよね。
子どもは何かに対して一度ネガティブなイメージを持ってしまうと、事実を確認せず印象で決めつけてしまう傾向があります。
この状況、作文の主催者である国税庁や法務省にとっても非常にマイナスです。
どうすれば解決できる?
この状況を解決するためには、3つの条件をクリアする必要があります。
条件①:国語が苦手な中高生にも分かりやすく作文の書き方を教えること
条件②:中高生に、税や人権などの調べ方を教えること
条件③: ①②を日本中の中高生に届けること
→つまり、インターネットで記事を書き、その記事を検索トップに表示させること(検索1位のサイトのクリック率は2位のサイトの2倍、10位のサイトの10倍)
これ、どういう人ならできるんでしょうか?
自分にしかできない
私は2021年時点で「税の作文」の解説記事で検索1位を取ったことがあったので…
「ことし全力で作文の解説記事を書けばきっと検索トップが取れるはず。自分にしかできないなら、やってみよう!」
と思いました。
こんな背景があって、今年の6月から記事の書き直しやホームページの改修を始めていました。
8月11日時点での進捗状況
おかげさまで、8月11日時点で15.5万PVまできました(目標は8月末までに20万PV)。
7月1日からの累計で、7万5千人以上の子どもたちに作文の書き方と、税や人権の調べ方を届けることができています。
Google検索しない子や、文字で情報を消化するのが苦手な子向けに、作文の書き方を説明するアニメも作っています。
↑動画はYouTubeから見られます↑
今日もこれからアニメを作ります。
文章力が身につく作文の書き方と、税や人権に関する正しい知識。これを、あと3週間で一人でも多くの中高生に届けます。
税や人権への無知は、子供の貧困の再生産につながる
「税金?どうせ政治家が無駄遣いするんだから納めても意味ねーだろ」
「人権?そんなの金持ちだけに許された特権だろ」
分かったようなことを言って、気づかないうちにどんどん格差の下の方に行ってしまう子どもを、これ以上増やしたくないんです!
もし身近に作文の宿題が出ている小学生、中学生、高校生のお子さんがいらっしゃいましたら、その子にこの記事や動画の存在を教えてあげてください。
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