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社会人学生になって1年。変わったこと(2021年8月)

(この記事は約5分で読めます)

去年の今ごろ、塾に生徒はたくさん来てくれるけれど働きづめ…という状態で、経営に行き詰まって悩んでいました。

そこで思い切って大学でマーケティングを学ぶことにしたのですが、改めて本当に良かったと感じています🙂

一年前に感じていた課題に対する答えも、自分なりにかなりはっきり見えるようになりました。

▼一年前に悩んでいたこと

①「業務の効率化」っていうけれど、何を物差しにして効率化の効果を測ればいいの?

学習塾の場合は…
「売上/講師の人件費」が一番分かりやすそうです。
塾長一人の場合は人件費を労働時間に換算すればOK。
労働時間あたりの売上をどれだけ大きくできるかが、業務効率化の物差しになります。

→「どれだけ売上を増やし、労働時間を減らしたか」で効率化の効果を測ることができそう。

②教育みたいなサービスの成果をどうやって「定量的に」評価すればいいの?

これは、有名校合格率など「定義があいまい・長期でしかデータを取れない・サンプル数が少ないもの」を成果として測ろうとしたから難しかったのだ、と分かりました。

個人塾にとっての成果は、「顧客の満足度」のことです(誰が「顧客」か?は検討する必要あります)
だから、それを上下させる要素(KPI)を具体化し、さらに数値化すれば、それが「定量的な自塾の評価」になります。

顧客の満足度にはいろいろな測り方があります。
  ・退塾率
  ・継続率
  ・新規入塾者数
  ・客単価の変化

上にいくほど重要度が高い(と思います)。
これらの数値を上下させる要因を具体化して、そこにリソースを集中投下すれば、効率良く経営を拡大していくことができます。

ただし、どれが最適なKPIになるかは自塾の構造や時期によって変わります。
売上との相関関係を観察して、KPIは常にアップデートし続けることが大切です。

③正社員の雇用や店舗の移転を伴う業務拡大って怖くない?

人事に関してはあまり授業を取れなかったので、まだよく分かりません。
出店戦略に関しては、有料ですが「GIS(地理情報システム)マーケティング」という商圏分析法が使えます。
分析はマーケティング会社に依頼することが可能で、リーズナブルな個人向けプランもあります。

のような感じで…
マーケティングを学んだ上で経営をすると、いま目の前で起きていることの解像度が上がって、仕事をすることが以前よりもずっと楽しくなりました😄
学費も安いですし※1、聴講生、おすすめですよ。

※1 明治大学商学部の場合…
・入学金5万円
・授業料18,000円/1単位 (週1時間の授業を半年間取ると2単位)

入学金が少しかかりますが…
・36,000円で100分×12-14回の授業を受けられる
・「○○について参考になる本はありませんか?」と質問できるなど、現役の専門家に選書してもらえる
・大学の図書館や自習室を使い放題(私が以前利用していたコワーキングスペースは1万円/月くらいでした)
・学食も使える

と考えると、私にとってはものすごくお得でした。
信頼できるか分からない経営コンサルタントに相談するよりも安くて確実、と考えて通いました。

一つだけ難点があるとすれば、授業に当たり外れがあることです(^^;

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