【幸せとお金の話】「経験」と「人」への投資 - 行動経済学が教えてくれたこと -
最近、相良奈美香さんの著書『行動経済学が最強の学問である』を読みました。行動経済学と聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、私たちの日常の意思決定のこと、身近なことが分かりやすく解説されています。
特に印象的だったのが、「幸せになるお金の使い方」について。行動経済学の観点から、以下の5つが挙げられていました。
「なるほどなぁ…」と納得しながらも、ハッとした自分がいました。昔の私は、何となく「モノ」にお金を使うことが多かったからです。
例えば、ブランドに惹かれて新しい洋服を買っては、一時の満足感を感じていました。でも、その喜びは長くは続かず、また次の「モノ」を求めてしまう…。そんな消費のループに陥っていたように思います。
しかし、この本を読んでからというもの、お金を使う際に「これは自分の経験になるか?」「人のためになることか?」と自問自答するようになりました。
現在は、次のことにお金を使うよう意識しています。
旅行:今まで行ったことのない場所へ行き、新しい文化や価値観に触れる
人との思い出作り:親しい人との食事や旅行など、大切な思い出を作る
親切:寄付をしたり、困っている人を助けたり、温かい気持ちになれる行動に繋げる
このような「経験」と「人」への投資にお金を使いたいと思うようになりました。
もちろん、「モノ」を買うことが悪いのではありません。例えば、私にとって本やコーヒー豆を買うことは、毎日の生活を豊かにしてくれる大切なものです。
大切なのは、自分の価値観と照らし合わせて、本当の意味で心を満たしてくれるものにお金を使うことだと感じています。
行動経済学の視点を取り入れることで、お金の使い方、ひいては人生の幸福度まで変わっていく可能性を感じています。
皆さんも、この機会に自分にとっての「幸せなお金の使い道」について考えてみてはいかがでしょうか?