独りの時間を大切にする禅の言葉！ 『生きるのが楽になるスヌーピー』
今回は私が好きなシリーズの一冊をご紹介。『生きるのが楽になるスヌーピー 心をゆるめてくれる禅の言葉』です。
スヌーピーと禅の意外な組み合わせ
「え？ スヌーピーと禅？」と思われた方もいるかもしれません。私も最初はその組み合わせにちょっとびっくりしたのですが…これが驚くほどしっくりくるんです！意外とスヌーピーの言葉って考えさせられるものが多いんですよね。
本書は、『心をととのえるスヌーピー』『自分を受け入れるスヌーピー』に続くシリーズ３作目。今回は、スヌーピーやチャーリー・ブラウンなど、お馴染みのピーナッツの仲間たちを通して、人生をちょっと楽に、そして楽しく生きるための言葉が、禅の言葉を通して描かれています。
可愛らしいコミックと、谷川俊太郎さんによる名訳で、一見難しそうな禅の教えもスッと心に響きます。日常で感じる小さなモヤモヤや不安、人間関係の悩み…そんな心の機微に触れるエピソードばかりで、「そうそう、わかるわかる！」と共感すること間違いなしです。
独りの時間を大切にする、禅の言葉
特に私が深く共感したのは、
「世の中に まじらぬとには あらねども 一人あそびぞ 我はまされる」
という禅語。人と関わり合いながら生きていくことは大切だけれど、時には一人で過ごす時間も大切にしたい…そんな風に思っていた私にとって、ハッとするような一言でした。
本書に登場する私の最も好きなキャラクター、スパイクも、孤独を愛し、自然の中で生きて楽しんでいます。彼の生き方は、現代社会に生きる私たちに、立ち止まって自分自身と向き合うことの大切さを示しているように感じました。
最近ソロキャンプにハマっているのも、まさにこの言葉のとおりなのかもしれません。自然の中で、誰にも邪魔されず、自分と向き合う静かな時間。焚き火を眺めながらコーヒーを飲んだり、ただただぼーっとしたり…そんな「独りの時間」が、心の充電になることを実感しています。
本書には、他にも心が軽くなるような禅の言葉や、クスッと笑えるスヌーピーたちのエピソードが満載です。 スヌーピー好きはもちろん、日常生活でちょっと疲れたなと感じている人、一人で過ごす時間を大切にしたいと思っている人にもおすすめです。
スヌーピーと禅の世界に浸ってみませんか？ きっと、心がポッと温まるような、新しい発見があるはずです。