リクエストネタ:noteを長続きさせる秘訣
「noteを長続きさせる秘訣を教えてほしい」といったコメントが寄せられましたのでリクエストネタとして回答します。
私の場合、1133か4日連続で毎日更新を行ってきましたが……それは物書きの勉強会で「140字日記を毎日書きなさい」と言われて実践した結果に過ぎません。
なのでお伝えすることはこれといって特にありません。しかし毎日更新をしているとなると「気力や根性がいるのではないか」「気持ちと身体が疲れそう」と捉えられることが多いようです。
確かに「note毎日更新」って目標としては割と簡単に設定できちゃうんですよね。成功体験を掴みたいからってのが大きいと思いますが、漠然とそのように決めてしまうと永遠に頑張らざるを得なくなります。だから安易に設定するのはおすすめしないというか……個人的には何をしたいのか分からないまま始めてしまうとすぐ挫折すると思います。
……いきなり辛口ストレートをキメてしまいました。
それはそれとして、1130日超に及ぶ毎日更新をした身から言わせてもらうと……ご指摘のとおり気力と根性と体力は削られますが、逆に一番心配されるであろうネタの枯渇は簡単に防げます。それも超簡単に、必要な道具は一切ありません。
それは何かというと……自分に起きた出来事全てを利用することです。
出来事の良し悪しに関わらず、とにかく書けるものであれば書いていきます。
「140字日記」って実はネタに困った際の簡単なアウトプット法でして、とにかく「自分は面白いことが書ける」と認知するには140字で日記を書いてシェアするのが一番良いそうです。端的に言えばかまってちゃんですね。
だからといってそっくりそのまま書けというわけではありません。ありのまま書いてしまうと、全く想定していなかった誰かに迷惑がかかります。
例えば、会社で起こった出来事を書くとしましょう。私は絶対に身バレしたくないので会社の基本情報的な匂わせは控えるようにしています。やるとしても職種ネタを扱うくらいです。出来事の登場人物はあくまでそのときいた人、フォーカスを当てるならまだしも本当に伝えたいことが別にあれば存在だけ書きます。
私はこれを物書きの真髄と考えているのですが、言ってしまえば人を選ぶネタだろうがなんだろうが表現次第でどうにでもなります。料理と同じで、味付けを濃くしたり間違えたりするととんでもないことになりますよね(私です)。ですがすごく上手くいったとき、絶対「面白かった」「共感します」と言ってくれる人が現れるんですよ。つまり「美味しかった」って。これって最高の調味料になりませんか??
またしても辛口ストレートをぶち込んでおくと、ネタとして使えそうなら悩まずに使う気概がないと毎日更新はできないと思っていいです。
ネタを選ぶってことは他人の反応をいちいち気にするってことです。多分根性が必要と思われたり気力が削られたりする要因ってこれが大きいのではないでしょうか?
とはいえネタ選びは結構重要で、どうしても許せないこととか譲れないこととかをすぐにでも吐き出すことはあまりよろしくないです。ネガティブネタが良い例です。
敬愛する推し・藤井貴彦さんは、ネガティブを「エネルギーの塊」と称しておられました。これについては私も同意見で、感情から生まれ出たことなのだから無理に排除しなくてもいいと考えています。
しかしながら、ネガティブなことを見たり聞いたりしてしまうとあまり良い思いはしません。何ならポジティブな発信に終始するアカウントもあるくらいです。これはこれで良いのですが……私が知る限り、ほとんどのnoteユーザーはマイナス起点の出来事を伝えたくてしょうがないように見受けられます。そのくらい、ネガティブが持つ力はすごいんです。
個人的意見ですが、一つの反対コメントをもらったからといってすぐそのネタを使うことを控えるのはやめたほうがいいと思います。だって共感してくれた人が一人でもいれば消す必要もないわけで。反省するにしても、次はどうネタを調理するかを考えればいいだけの話ですよね。
そういう意味では「嫌われる」根性も必要ですし、安易に筆を折ってほしくはありません。ぶっちゃけ、あの人が読みたくないと言っても私が読みたいんです。だってその行為、筆者どころか一読者の私がどこの馬の骨か分からない一読者をことを思ってどうするんだって話じゃないですか。なんでその人のためにわざわざ自衛グッズを用意しなきゃいけないんだよってなりませんか?
まぁ何にせよ、noteを長続きさせる秘訣は「あなたが毎日更新するための目的を明確にしておく」ことじゃないですかね。
承認欲求を満たすためなのか、居場所づくりのためなのか、ブランディングのためなのか……本当に人それぞれですけど「目的を見失わないことが大事」とさせていただきます。