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2月23日の誕生花💐

ポピー
=労わり、思い遣り、恋の予感、陽気で優しい、慰め、想像力、豊穣

沈丁花(ジンチョウゲ)
=栄光、永遠、不老長寿、不滅、信頼、歓楽、青春の喜び、楽しみ、甘美な思い出、自然美、実らぬ恋

杏(アンズ)
=乙女のはにかみ、臆病な愛、疑い、疑惑


【ポピー】

春に花を咲かせるケシ科の植物の総称で、世界中に約150種類もの品種があると言われています。

一年草のものと多年草のものがあり、美しい花を楽しむとともに、昔から実の部分を「ポピーシード」として、食用で用いられてきた植物です。

多くの種類の中でも、鑑賞用や食用のほかに、麻薬成分を含む種類があり、日本では観賞用や食用を「ポピー」と呼び、麻薬の原料となる種類を「ケシ」と呼んでいます。

ポピーの仲間には、アヘンやヘロイン、モルヒネなど、麻薬成分が含まれている種類があり、日本では栽培を厳しく規制されています

ただし、限られた公共研究機関、大学薬学部では、栽培が許可されています。

園芸用としては、安全なポピーしか販売されていません。

比較的大きめの花を咲かせ、色は、赤色、黄色、白色、オレンジ色など様々あり、一重咲き・八重咲きと咲き方も様々です。

また、葉っぱは明るい緑色をしていて、切れ込みの入った単葉、あるいは複葉があります。

《花言葉の由来》

ポピーには、麻薬としての成分が含まれているものがありますが、昔は、モルヒネのための薬草として用いられてきた植物でもあります。

「慰め」という花言葉は、苦痛を取り除いて楽にするということに由来して付けられた花言葉だと言われています。

また、「豊穣」の花言葉は、ギリシャ神話の「豊穣の女神デメテル」が由来だとされています。

デメテルは、アニメとして人気があった「銀河鉄道999」のメーテルのモデルだと言われています。

また、生産力と大地の守護を司り、オリュンポス12神の一柱を占めています。

ギリシャ神話の神々の2代目の王「クロノス」の6人兄妹の一人で、非常に重要な存在でもあります。

また、主神ゼウス・ポセイドンの妹ではありますが、実は、愛人でもあったのです。


【沈丁花(ジンチョウゲ)】

庭木として好まれていて、春先には強い香りを放ちます。

春を代表する樹木で、春の「沈丁花」、夏の「梔子(クチナシ)」、秋の「金木犀」で、「三大香木」と呼ばれています。

常緑低木で、枝先にいくつかの小さな花を咲かせます。

白い色の花が咲く品種は「シロバナジンチョウゲ」、花の外側が淡紅色の品種を「ウスイロジンチョウゲ」と言い、葉の外側に斑が入っている品種は「フクリンジンチョウゲ」と言います。

「沈丁花」という名前は、花の香りが沈香に似ていることに由来し、さらに十字型の花が「丁子(クローブ)」に似ていることに由来していると言われています。

歴史は古く、室町時代には栽培されていたという記録が残っているとされています。

背丈は1m~1.5m程度、枝の分岐が盛んなので放っておいても、丸く可愛らしい樹形を維持することが可能です。

沈丁花には、雄株と雌株がありますが、日本では雄株が多く、そのため、実を見ることはほとんどありません。

沈丁花の実は、赤くて可愛らしい姿をしていますが、猛毒があるので、絶対に口にしてはいけません。

暑さや寒さには、それほど弱くはありませんが、強いとも言えないので注意が必要です。

《花言葉の由来》

花言葉は、冬でも落葉しないで、青々と葉が茂っていることに由来していると言われています。

「栄光」「永遠」「不老長寿」「不滅」「不死」などがそうです。

また、「実らぬ恋」という花言葉の由来は、「アポロンとダフネ」というギリシャ神話に由来しているとされています。

[神話]
古代ギリシアのオリンポス山で、女神アフロディーテの息子で、キューピットのエロスが、小さな弓矢で遊んでいました。

そこへ、戦の神のアポロンが通りかかり、エロスの小さな弓矢を揶揄してからかったのです。

気分を害したエロスは、手元の金の矢をアポロンに、そして鉛の矢を、傍にいたペーネオイスの娘のダフネに放ったのです。

金の矢には恋の魔法が、鉛の矢には拒絶の魔法がかけられていて、アポロンは美しいダフネに恋をして、ダフネはアポロンを拒絶したのです。

ある日、アポロンから猛アプローチをかけられたダフネは、父親のペーネオイスのところへと逃げ込みました。

そして、ダフネは父親に「姿を変えてでも、この男から逃れたい!」言ったのです。

 そして、父ペーネオイスは、娘ダフネの願いを受け入れて、ダフネを月桂樹に変えてしまいました。

嘆き悲しんだアポロンは、「少しでもダフネを近くに感じたい」と、月桂樹の葉で冠を作って、一生かぶり続けたのです。

この神話に由来して「実らぬ恋」という花言葉が付けられ、「歓楽」「青春の喜び」「楽しみ」「甘美な思い出」は、恋するアポロンに由来しています。

しかし、ここで疑問が生まれます。

この神話には、沈丁花は一度も出てきていないのです。

それでは何故、この神話が沈丁花の花言葉の由来なのでしょうか?

実は、沈丁花の葉と、月桂樹の葉は良く似ています。

それで、月桂樹と同じ神話が用いられたとされています。


【杏(アンズ)】

バラ科サクラ属の植物で、和名は「杏・杏子(アンズ)」と言い、別名「唐桃(カラモモ)」「アプリコット」などとも呼ばれています。

原産地はヒマラヤ西部~フェルガナ盆地で、ピンク色や白色の花を咲かせます。

春に花を咲かせますが、3月~4月の桜より早い時期が開花時期です。

杏には実がなりますが、実をつけるのは初夏です。

サクラ属の学名は「Prunus(プラナス)」と言い、ラテン古名が語源とされています。

また、中国では「杏」は木を指し、「子」は実を指していて、漢名の「杏子」から「アンズ」と呼ばれるようになったそうです。

寒さに強く、比較的寒冷地でも育てることが可能な杏は、青森県が日本の生産量トップで、2位は長野県です。

この両県を合わせて、全国生産量の98%以上です。

世界的には、アメリカのカリフォルニア州が生産地として有名です。

また、中国には杏の言い伝えがあります。

中国の呉の国にいた、董奉(とうほう)という医者は、貧乏な人からのお礼は受け取らず、代わりに、軽症患者には杏を一株、重病患者には五株植えさせていました。

そして、数年後には杏林ができ、その種子が、杏仁(きょうにん)という漢方薬です。

以来、中国では、医者の敬称を「杏林」と言うようになったとされています。

また、花言葉「乙女のはにかみ」は、桜よりも一足早くに花を咲かせ、その花姿が、まるではにかむようなピンク色をしていることに由来していると言われています。

(以上、ネット検索より)

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