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主婦短歌 32 秋桜のエプロン

閉じていた私開こうとする秋桜同じピンクのエプロンつけて


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先日、コスモス園に行って来た。
たくさんのコスモスが咲いていたけど、ちょっともう終わりかけかなぁという感じもあったり。
場所によるのかもしれないけれど。
そんな中、今開こうとしてるコスモスがあって、私の視界はその子でいっぱいになった。

普段専業主婦をしていると、周りから「え〜。うらやましい!」と、嫌味のひとつも言われるけれど、気にしない風にしていても、やはり心のどこかでしっかり傷ついていた。
私は決して堂々とはしてなかった。
「専業主婦」という肩書きに、肩身が狭い思いをしていた。結婚当初よりはマシかなと思うけど。
そんな私に対してコスモスは、開こうとしていて力強くもあった。
周りが少し枯れかけている中、強い意志を持って。

私はエプロンなどしないのでそこは創作。コスモスのピンクを、ある意味主婦の象徴でもあるエプロンとしてみた。
コスモスに見習うべきところを、目の当たりにして。

しっかりしなきゃいけないな。

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