葉山きらり

これからは軽やかに生きていきたい。音に魅せられて短歌をしています。好きな言葉は諸行無常。日常を描くように主婦目線で綴っていきたい。

葉山きらり

これからは軽やかに生きていきたい。音に魅せられて短歌をしています。好きな言葉は諸行無常。日常を描くように主婦目線で綴っていきたい。

最近の記事

人は支え合いながら

前回の記事で、お義母さんから嫌味を言われ、落ち込んだ気持ちを短歌にしたけれど、あの後私を気遣ってくれる言葉を貰った。夫を介して。 心がほこっと温まった。 きっとお義母さんもいろいろあって、心に余裕がなかったのだろう。そして、人は支え合いながら生きていることを痛感した。 いつもたくさんの贈り物をしてくれるお義母さん。優しい言葉もかけてくれるお義母さん。本当はすごく私のことを気にかけてくれてる。 至らない点も多い私だけれども、しっかり歩いていこう。

    • 主婦短歌 34 ほうじ茶の苦み

      ほうじ茶の苦み嫌味を消し切らずテーブルの前を列車が走る ******* お姑さんから嫌味を言われた。 悲しい時は悲しい短歌を。 嫌味は言う人の領域なんで、基本相手にしない。 しかし、気分は最悪。 一瞬だけ目の前を走った列車に、足をとられそうになった。 危ない危ない(汗) 上手く付き合っていくには、上手にかわすしかない。 悩みはつきないけど、私よく頑張っているよって、自分くらいは自分を褒めたい。

      • 主婦短歌 33 トイレ清掃員の歌

        トイレ清掃員は今日も、今日も私の知らない朝を纏って ******* トイレ清掃員さんが「朝」に見える。 最近トイレ清掃員さんを無意識に見て、観察してしまう。 清掃員さんはさりげなく、また程よいタイミングで個室トイレの清掃に入る。 トイレ清掃員という仕事は、誰もがやりたがらない。 私も正直に言うと、仕事をするとなってもトイレの掃除はどうしても選べない。白状する。 だからか、そんな、人が嫌がることをしている人たちがどうしてか、私には「朝」のように見えてしまう。朝って漠然とし

        • 主婦短歌 32 秋桜のエプロン

          閉じていた私開こうとする秋桜同じピンクのエプロンつけて ******* 先日、コスモス園に行って来た。 たくさんのコスモスが咲いていたけど、ちょっともう終わりかけかなぁという感じもあったり。 場所によるのかもしれないけれど。 そんな中、今開こうとしてるコスモスがあって、私の視界はその子でいっぱいになった。 普段専業主婦をしていると、周りから「え〜。うらやましい!」と、嫌味のひとつも言われるけれど、気にしない風にしていても、やはり心のどこかでしっかり傷ついていた。 私は決

          主婦短歌 31 藤井風さんと傘

          「さらり」とし「きらり」と生きる雨の日も傘があっても傘がなくても ******* NHKで藤井風さんの特番を放送していて、録画していたのでそれを見た。 今回の短歌は、藤井風さんをオマージュして作ってみた。 主婦短歌とは言えないかもしれないけれど、私のペンネームの、「葉山きらり」のきらりは、藤井風さんの楽曲のタイトルから頂戴した。 私は藤井風さんが大好きで、とてもリスペクトしている。 今日は雨降りで、スーパーからの帰り道、折りたたみ傘を持っていたけど、たまには濡れてみるの

          主婦短歌 31 藤井風さんと傘

          主婦短歌 30 サッポロ一番と筋トレ

          秋曇りサッポロ一番啜りつつ涙を啜るこんな日もある 軽やかになりたい。 今日は鬱がひどいので書こうか迷ったけど、しんどいからこそ書こうと思った。 私は双極性障害で、気分にものすごい波がある。 「軽やかに生きたい」と願う一方で、鉛のようにずしんと動けない日もある。 今日はそのずしんの日だ。 朝から涙が止まらなかった。 うまく立ち行かない事柄も多々あったり、凹む日もしばしば。 かと言ったら、ものすごくやりたい事が浮かんできたり、それができたりテンション高めな時もある。 日々自分

          主婦短歌 30 サッポロ一番と筋トレ

          主婦短歌 29 お弁当の歌

          お弁当ピーマン茄子卵焼き映えはしないが私の光 持病があるのを言い訳にするわけではないけれど、今まで夫にお弁当らしいお弁当を作って来なかった。 作っても、おにぎり程度…。 申し訳なかったと思う。 今日も体調は万全とはいかなかったものの、遅めの出勤だったので、急遽作ることに。 なので、材料も有り合わせ。 作ると決めていたら、いろいろ用意出来ていたけど。 全然映えないなぁ〜。まぁ、しょうがない。 最後にそっと忍ばせた「いつもありがとう」のメッセージカード。 ちゃんと見てくれてるか

          主婦短歌 29 お弁当の歌

          主婦短歌 28 まな板の傷

          才能も主婦も全然だけどさあまな板の傷我に見えたり 読んで下さり、ありがとうございます。とても嬉しいです!

          主婦短歌 28 まな板の傷

          短歌 銀閣後ろに帰らんとせず

          かたつむり苔むす岩を伝いつつ銀閣後ろに帰らんとせず 今日は七夕ですね。私はというと、先日銀閣寺へ行ってきました。 久しぶりの京都でテンションが上がりましたが、銀閣寺は趣があって落ち着きがあり、とても厳かな気持ちになりました。 金閣寺は行ったことがありましたが、銀閣寺は初めて。この歳になると、銀閣寺の良さがよくわかりますね。 釣り鐘のような形をした窓も、どこか風情があって、細かいところ一つひとつに、古き日本建築の技術やそこに携わった人の思いを想像してしまいました。 ふと目を落

          短歌 銀閣後ろに帰らんとせず

          私(わたくし)の目や肩腰が涙して流さるるのは他ならぬ汗

          私(わたくし)の目や肩腰が涙して流さるるのは他ならぬ汗

          ヨシタケシンスケさんのお言葉

          昨日は疲れが溜まってて、爆睡してました。 疲れたら寝るに限る。 ゆっくりとする時間を取ることは、大事! おかげで回復致しました。 このゆっくりしてた間、とってもいい動画に出会えました。 そして、どうしても紹介させてほしく記事にしました。 ヨシタケシンスケさんの「ヨシタケさんにきいてみよう!」という、悩み相談的な動画です。 私がたまたま見た動画は、『割といつも死にてーと思いながら生きているのですが「まぁ人生くらいどうにでもなるか」くらいに思える言葉が欲しいです。』といった相

          ヨシタケシンスケさんのお言葉

          【詩】シナモンロール

          制服の端のシワを直して 私は立ち上がる 音楽室のピアノが ノクターンに変わるころ 重ねるように チャイムが鳴る それが終わりなんか はじまりなんか よう分からん 分かってたら 雨も降るタイミング 間違えんかったやろう 先生はいつも 間違え探しのように 誰がこのクラスで ハミダシテいるか 瞳孔を見開いて 真顔を装っている 誰がハミダシテいるかって そんなのは私は全部 タイミングやんと思ってるけど 雨が先生の涙みたいやったから その考えを 地面になすりつけた 私はこの世界は シ

          【詩】シナモンロール

          これからの詩と短歌

          こんにちは、葉山きらりです。 読みに来て下さってありがとうございます。 いつもの生活に戻って、やらないといけないことであれやこれやと忙しくしてます。 それでもそれなりに、元気にやっています。 今まで短歌や詩を書いていて、主に夫とのことが中心になり過ぎていたなぁと改めて思いました。 悩みの中心がそのことだったので、自然とそうなってしまうのは仕方のないことだったのかもしれません。 しかし、重い内容が続いて自分自身も少ししんどかったので、読んで下さる方は、もっとしんどかったんじゃ

          これからの詩と短歌

          私には少なからず私の行動や作品を見守って下さるnoterさんがいることに、感謝したいです。いつものように読みに来て下さる方、久しぶりに読みに来て下さる方もいてとても嬉しいです。不安なこともいっぱいありますが頑張ります。 ありがとう見えぬ誰かにありがとう触れも話しもできぬあなたに

          私には少なからず私の行動や作品を見守って下さるnoterさんがいることに、感謝したいです。いつものように読みに来て下さる方、久しぶりに読みに来て下さる方もいてとても嬉しいです。不安なこともいっぱいありますが頑張ります。 ありがとう見えぬ誰かにありがとう触れも話しもできぬあなたに

          短歌 ふたりで

          花柄の刺繍施す この街に似合う花をと 名もなき花を 実家に帰っていたけど、もといる家に戻る。 ある程度、腹をくくって。 離婚はしないで元に戻る。 刺繍をする、ひと針ひと針縫い付ける作業が覚悟の現れだ。 でも、花柄にした。それも、名もなき花。 近辺に引っ越そうと言っている。 生活が大きく変わる訳ではないけど。 まだ少し先になると思うけど。 名もなき花が、真っさらなスタートを切るみたいでいいなって思った。 新しく楽しく過ごせるようにと。

          短歌 ふたりで

          【詩】街路樹には色

          ー悩めるすべての人へー 何も浮かばない 文字も言葉も空の太陽も みんな雲が隠してしまった 紫陽花だって 姿を消したい時が あるだろう 気のせいか 君は言う 誰にも見られず 誰にも知られずに ここまできたと そんな 君という存在を讃えたい 街路樹には色 色のない世界で懸命に生きてきて 街路樹には色 それでも報われなくて 街路樹には色 砂を噛むような日々でも 街路樹には色 枯れないでいて がいろじゅにはいろ 諦めたっていい がいろじゅにはいろ 諦めなくったっていい 君が 色づ

          【詩】街路樹には色