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推しくんとの別れ話

ー今日の午前ー

先週のやり取りを経て
推しくんに言いたいことがたくさんあったけど
何を言っても責めてる口調になってしまいそうで
逆効果のように感じた
聞きたい本質と伝えたい本質が文面だとクリアにならない

それと
お互い業務時間内に
私用で込み入ったメールをするには限界があるから
返信では用件を手短に伝えた




「推しくんの『今度』が
いつを指しているのかわからないけど、
結局何も変わらずそれまで待っているだけなら、
多分私の心が渇くような気がします

まだ私に素直な気持ちが残っているうちに話したいです
今日の夜19時過ぎくらいに電話できませんか」


推しくん(2時間後)
「午前中いっぱい課内打ち合わせで
返事遅くなってごめん
19時了解しました
午後も外部セミナーがあるのでこれからすぐに出て直帰します」


よし、あとは仕事に集中
にしても心が渇くってほんとそれだよ
話しても伝わらなかったら
あとはその時の私が決めること

でもきっと伝わると信じる



ー夜ー

時間になったら推しくんが電話をくれた
合流するときの短い電話以外
推しくんと電話するのは初めてのこと

57分間の会話

いま心から、めちゃくちゃ疲れている
ねぇみんな聞いてよ
推しくんね、
推しくん、別れることを考えていたんだってさ
想定外すぎて困っちゃうよね( ;∀;)


はじめに、私から切り出した
とてもとても、穏やかな口調で

「…今度会ったときちゃんと話そうって、何を話すつもりでいたの?」


それに推しくんは答えた
推しくんが話した内容はこんな感じ
重複ところもあるだろうけど話した通りに連ねてみた

・メールしたあと、土日も考えてみた
・●●県に赴任してから〇〇線が被災して帰れなくなって、いつ帰れるのかもわからないのにうみさんの気持ちに応えられない
 会って喋ってたら楽しいけど、次いつ会えるかわからない
 仕事もあるから全部自分の都合になっちゃう、待たせるのも悪い
・会いたいし、会えたら楽しい でもそれだけじゃ難しい。うみさんもそういう(別れる)方向で思ってたんじゃないの
・平日の夜は自分のペースで動いていて、暇な時間はこの5か月で2,3日しかない。性格なんだろうけど、走ったり自分のメシ作ったり掃除したり資料読み込んだり、することがたくさんある
・部屋で電話したのなんかこれが初めてだよ、家族とすらない
・うみさんと一緒に働いてた時みたいには簡単に会えなくなってしまった
・会えるとしたら金曜日、それも仕事が入れば休めないから会える時間に帰れない。これじゃもう無理って思われて当然かなと。
・自分がマメなタイプじゃない、出張も確かに言ってなかったけど、どこにいようとそもそも会えるわけじゃないから自分にとっては全然重要じゃなかった。逆の立場…?逆でもうん、危険なとこに行ってるのでなければ俺は平気。
・メールで何を伝えたらいいのかわからなかった、怒ってんだろうなとは思った
・会いたいし、そう思ってるのはうみさんだけじゃないよ いつ会えるかな、今度会ったときこんなこと話そうとか、でも会えない
 こんなんでいいのかなって
・今もうみさんをすきだし、会いたいと思うけど会えないから悪いし…
・被災した〇〇線が開通するのは来年GWくらい、それまでしょっちゅう会えるわけじゃないし、そんなに待たせていいのかなって
・うみさんのメールを見たとき、「会いたいと思ってるなら来れるはず」って思われているんだと思った、
 会いに来ないってことはすきじゃないんでしょって
・考えてみれば分単位で忙しいわけじゃないからメールくらいは大変じゃないね
・12月もほかの人の予定を断ってうみさんと会おうとしてたんだよ
・大学のときも彼女とVDとかのイベント優先するのってバカにされる感じだったからそもそもイベントの文化もない
・別れたくはないよ でも会いたいって期待に応えられないから、すきな人が自分のせいで辛い感じなら身を引いたほうがいいと思って…
・うみさんのメールを深くとらえすぎてしまったんだね

私話しながらずっとメモとってました…
速記しながら話すのは仕事柄得意なので…


対して、私が話したのは以下のかんじ
(記憶が頼り)

・会えないのはある程度仕方がないと思ってる、でもそれを補完するためにメールや電話っていう文化があるんじゃないのかと思う(※3回くらい言った)
・忙しそうだからメールも控えていて、電話でのフォローもなくて、出張の日程すら聞かされないなんて自分の優先順位がどれだけ低いんだろうって思ってしまった
・怒っているんじゃない、メールにも書いたけど悲しいとは思った
・すきなら会いに来るでしょとは思ってない、状況もわかるから。でもすきなら連絡くらいできるでしょは思った
・私は別れたくないし、推しくんだってわたしのことすきだと思う、違うの?(もうこの時点でめっちゃ泣いてる)
・会いたいから会いたいっていうし、会えなくたって伝えるのは大事だと思う。言っても無駄だからって不機嫌になったり、「こう思ってくれるよね」って察してちゃんになる方が違うと思うから会いたいときは会いたいって言ってた
・別れるとか簡単にいわないでほしい、推しくんのことすきだし楽しくすごしたいけど、会えない間にこうやって喧嘩するのだって必要なことだと思う、前向きなケンカなら私は全然アリだと思ってる
・イベントに対する考えも、こんな真逆なんだ、て思った
・ねぇ1個だけ悪口言うけど、推しくん仕事とかできるし超頭いいのに恋愛5歳児すぎん?(もうこのときはお互い笑ってた)
・この間の私のメールに対する最適解はね、「そんなことないよ」だよ

中盤はもうガン泣きだったね
簡単に身をひくとか言うんじゃないよばかやろう


推しくん
「来月、まだ日はわかんないけど
 9月にうみさんが忘れていったアイライナー持っていくから」

「サンタさんの恰好してきてね」
推しくん
「いやおかしいでしょ笑」

「もう簡単に別れるとか言わないで」
推しくん
「じゃあ怒んないで」
(↑かぶせ気味にいうんだよ、こういうとこだよな)
「うみさんが怒んない程度にメールするから」

「うん、会ったとき仲直りしてね」
推しくん
「うん」





・・・こんなに本音で話したの初めてな気がする
いや、私は本音で話しているけど
推しくんのここまでの本音を聞いたのがはじめてだったんだ


私は言い方を相当気をつけないと
責める態度になってしまう
起こってもないことで悲観する

推しくんは圧倒的言葉足らず
感情を抑圧して生きている
そして思った以上に自分の世界が強いんだな


こんな2人が遠距離恋愛
それでも何度もコミットして何度も選択して
続けることを選んでいく



推しくんが私のどこがすきなのかはわからない
(去年聞いたけど嫌そうな顔された笑)

推しくん
初めての電話でこんな長い話につきあってくれてありがとう
ちゃんとこれからも続いていけたらいいな



でも今
推しくんが別れようと考えてた事実が
とても苦しいです
私は推しくんを試したんじゃない

今後この苦しみを超えていくのは
彼の課題じゃなくて私の課題




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