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〈すかがわスケッチ2024〉エピローグ〜旅に病んで夢は枯野をぐーるぐる
7月27日(土)AM、同僚の車に同乗して須賀川へ。同僚の仕事終わりを待つ間、通り沿いのウルトラマンと怪獣たちを撮影したり、松尾芭蕉さんに関する資料を展示した「風流のはじめ館」で展示を見たりして過ごしました。
〈すかがわスケッチ2024〉①②はコチラ↓
「風流のはじめ館」の「46歳、旅する芭蕉さん」の展示で、改めて「おくのほそ道」の旅程を見て、自分が想像よりも芭蕉さんゆかりの地を訪ねていることを再確認。
まったく意識していなかったので、ちょっと意外でした。
考えてみれば、歌枕オタク、歴史オタクっぽい芭蕉さんが訪ねたのは、江戸時代の観光スポット、歴史スポット。今も昔も歴史が残る地は、人を惹きつけるということかもしれません。
私の場合、黒羽も尾花沢も仕事がらみだったため、気持ちに全く余裕がなく、芭蕉さんの旅路を辿る気にはなりませんでした。資料館くらいは行ったのかな? 今から振り返ると、もったいないことをしたものです。
やはり「毎日が旅♪」「新しい発見はぜんぶ旅♪」ぐらいの気持ちで、日々を過ごさないと、そして、noteにアウトプットしないと、旅の記憶や「楽しい♪」が抜け落ちてしまいます。発見があったかもしれないのに、もったいない!
◆芭蕉さんゆかりの地・ここは訪れた!
・日光→修学旅行の定番地
・黒羽→仕事で何度か訪問。芭蕉さんは13泊14日滞在
・白河の関→個人的に何度か訪れています。ここは芭蕉さんを意識しました!
ここから宮城県までは略しまして…
・仙台→何度も訪れていますが、芭蕉さんは意識していませんでした!
・多賀城→国衙(こくが)しか見ていなかった…
・鹽竈→神社しか見ていなかった…
・松島→風景しか見ていなかった…
・石巻→「サイボーグ009」の像しか見ていなかった…
・尾花沢→たぶん清風歴史資料館は訪れている(仕事で)
・大石田→仕事で足を運んだけど、芭蕉さんを意識せず
・酒田→仕事でも個人的にも足を運んだけど、、芭蕉さんを意識せず
・平泉→「夏草や…」の句は思い出したけど、奥州三代藤原氏に意識が向いていた
・一ノ関→猊鼻渓の川下りは楽しかったけど、芭蕉さんを意識せず
・鶴岡→仕事で足を運んだけど、芭蕉さんを意識せず
・温海→仕事で足を運んだけど、芭蕉さんを意識せず
・鼠ヶ関→新潟→山形の旅で立ち寄るも、芭蕉さんを意識せず
・弥彦→神社しか見ていなかった…
・出雲崎→夕日と街並みしか意識していなかった…
・柏崎→コレクションビレッジしか意識していなかった(特に痴娯の家)
というワケで、結構芭蕉さんゆかりの地を訪ねているのに、本当にもったいない。
これまで「自分の旅のテーマ」をしっかり意識していなかったからかも?
(芭蕉さんの訪ねた地をめぐるのも、旅のテーマの一つだったりします)
「おくのほそ道」後半は、北陸路の旅となります。
参考サイト様↓
実はこのルートって、まったく同じではなにしろ、わたしが思い描く〈会津・北陸・近江の国の旅〉と同じ。
わたしは郡山から会津経由、新潟へ行き、主に北陸の一之宮を参拝しながら、琵琶湖(大津京)を目指すことを考えていました。
なんとなく「これも芭蕉さんとの縁(?)かもしれない。一之宮めぐりと同時に『おくのほそ道・北陸の旅』も歩こう!」とうれしくなり、好奇心ワクワク♪
そういえば出羽三山や立石寺も今後参拝したい場所の一つでした。
上記の大垣市の記念館のサイトによると、芭蕉さんは現地で知り合った人との交流を楽しみ、「地元民オススメのスポット」を教えてもらったりしています。須賀川でも等躬さんとその俳句仲間と句会で盛り上がり、おそばのおもてなしを受け、交友をおおいに楽しんでいました。
芭蕉さんはわたしのあこがれの人のひとり。
わたしも芭蕉さんのような旅をしてみたい(俳句の代わりにnoteをアップします♪)
そして、最期は、芭蕉さんの「病中句」である「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」ならぬ、「旅に病んで夢は枯野をぐーるぐる」と言いながら、最後の旅へと出発したいと思うのでした。
……吉野山で「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ」と言いながら、旅立つのもあり。
だけど、その前に「見るべきほどのことは見つ」と平知盛(たいらのとももり)のごとく、自分が行きたい土地や国をくまなく旅したい。
まとめると、桜咲く春の満月の夜、「見るべきほどのことは見つ」とさとったようなことを言いながら、内心では「夢は枯野をぐーるぐるだぜ!」ともがきながら、最期の旅路へおもむきたい…と、そんな感じです。
平知盛さん。わたしは「平家物語」に描かれた彼の生き様がとても好きです。カッコイイ!
検索したら、アニメの「平家物語」が結構話題になっていた。ちょっと驚き…
そして、少し前によく流れていた「鎮西八郎為朝」のアニメが、佐賀県上峰町がブランディングのために制作したものと知り、さらにビックリ!
……アニメ、やっぱり強いなあ。
為朝さんは頼朝さんや義経さんの叔父さんにあたります。弓の名手だったらしい
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