相手が誰であろうとも | “学ぶ姿勢”に学ぶこと
ここ1週間、生後6ヶ月になる我が息子の成長が著しい気がします。今まで皆無だった寝返りを頻繁にするようになり、運動神経が発達している印象です。
体も柔らかく安定感が出てきており、まるでミニサイズの力士のようです。笑
はじめに
ハンマー投げメダリスト室伏広治さんをご存知でしょうか?
私は、基本的にスポ根が嫌いです。ただ、前の上司が貸してくれたスポ根揃いの本の中で、唯一響いたのが室伏広治さんでした。
彼は現役時代いろいろなトレーニング方法を試していたようで、その一つが赤ちゃんトレーニングと呼ばれるモノです。
赤ちゃんトレーニング
Google先生によると、赤ちゃんの動きをヒントにハンマー投げのトレーニングへ応用したとのことです。
《引用》
筋肉に頼らず、体に負担の少ない投げ方はないのか。
(中略)
そして、1つの答えにたどりつきます。
それは、赤ちゃんの動きでした。
筋肉が発達していない赤ちゃんが、体を回転させて寝返りを打てるのは、人間が本来、生まれながらに持っている機能を使っているからだといいます。
《出典》
クローズアップ現代
職場における成長とは?
『成長』ってどういう事だと思いますか?私は、『出来なかった事が出来るようになること』だと思ってます。
私自身、職場で使われる『成長』という言葉があまり好きではありません。『育成』『教育』『指導』という言葉は嫌いな部類に入ります。
そのほとんどが上の立場から下の立場に使われるケースでしょう。おこがましいというか、あからさまな上から目線ですよね。笑
言葉の陰に潜むおこがましさ
当然、新入社員や転入者には業務を覚えてもらうは必要あります。教える事は教えます。
ただ、出来る人は、機会とサポートさえ与えれば勝手に出来るようになっている気がします。周りが敢えて、指導とか教育とか強調しなくてもいいというか。
要は、職場で使われる『成長』『育成』『教育』『指導』の言葉の陰に隠れている『おこがましさ・厚かましさ』が私の価値観にはマッチしないんだと思ってます。
他者から学ぶ姿勢
前述の室伏広治さんは成功している方です。しかし一方で、現役時代は赤ちゃんからも何か学びとろうとしていました。そのストイックさには脱帽です。
相手が誰であろうと、他者から学ぶ姿勢ってすごく大事だと思います。
周りを見渡すと
我々の周りはどうでしょうか?学ぶ姿勢は、基本的に年齢に関わらないのかもしれません。
私の職場でも、学びの意識高い系の方がいます。50代後半の開発責任者の方です。
腰が低く、わからない事は誰にでも聞いています。私も含めて、多くの人がギブアップした新しい会計システムも一通り使えるようになってました。
出来ない事が出来るようになるという点では、これも成長であり、進歩であり、ポジティブな変化です。
その一方で、部下の育成・教育という言葉が好きな割には、ご自身のポジティブな変化があまり見られない管理職もいます。これは決して悪口ではありません。笑
他人の成長にしか関心がないのでしょうか。ポジティブな変化がない人から『お前の成長のための教育だ』と言われても、あまり説得力がない気が…この辺でやめときます。笑
さいごに
人は歳をとります。時々、驚異的に若々しい方がいらっしゃいますが、新しい事、学ぶ事に対する姿勢も一つの理由なのかもしれません。
生涯、学ぶ姿勢を持ち続けたいですね。それではまた。