イヤホン使ってる?
若者の謎。
イヤホンしてるでしょ。
あれって聞こえるんでしょうか?
あ、いや。音楽じゃなくて、周りの音ね。
僕はあんまり音楽とか聴きながら街を歩いたりしないから、新しいイヤホンの事とか全くわからないのだけど、イヤホンをして行動している時って“ひとりでいる時”だと思っていたのね。
最近は面白い光景をよく見る。電車の中でとか、お店の中で、友達同士や家族といるのにもかかわらず、イヤホンしてる。
あれって何?
確かにね、会話しない時間とかありますよ。だけどイヤホンしてたら話しかけたってわからないじゃない?
どうするんだろう…?
僕にもそういう友達が欲しい。
なぜかって?
だって気持ちがわからないじゃない。
僕は飲食店で働いているから、いろんなひとが来ていて、それを見て思う。
若者(具体的に言うと大学生くらい)は「いらっしゃいませ」と言っても伝わらないし、「お待ち合わせですか?」と聞いてもほぼシカトする場合がある。なぜならばイヤホンしているから。
で、どんな感じなのかと言うと…。
キョロキョロと周りを見回してから、友達を見つけて…イヤホンをはず、さない。
テクテクと友達の目の前まで行って、やっと外す。それから、「やあ、お待たせ!」と言うのだ。
なんかおかしくないか?笑
個人的には、“ちょっと変かな”って思っている。
もしかすると、お店のひとにそういう行動や態度をとっていると一般的に考えて変だとか失礼だとか思われることがあるかもしれないが、僕はちょっと一歩引いて考えてみた。
それが今は“普通の事なんじゃないか?“と。
いや、考えたって仕方のない事なんだけど、変に思っていて、会うひと会うひとに「それって変だよ、やめた方がいいよ」と訴えても、それもまたどうしようもない仕方のない行為だし、そういうイヤホンの使い方が減るワケでもないでしょ。
むしろケータイ電話の普及と同じようにして、イヤホンを使うひとは多くなる一方だ。
それこそ、使い方などそれぞれの”勝手“でしょ。となるだろう。そのうち少数派よりも多数派の方が多くなって、イヤホン付けて生活するのが普通になるのかもしれない。
これだけ個人的にやりとりするのが簡単になったから、”もっともっと“と言い出すひとも、もちろんいるだろう。
たとえば居酒屋やファミレスのような、ひとの笑い声や調理の音で溢れている場所において会話などをする時にその場にいる仲間と、かなりの大声で話さなければいけないなんてことがある。
たまに声の小さい女性の声が聞こえなかったりもして、何回も聞き返す事があるが、もしかするとそういうシーンにおいて、その場にいるグループ内だけでイヤホンが繋がっていて、余計な雑音があまり聞こえないようにすると便利かもしれない。(いや、もうあるのかもしれないけど…)
ほほう。なるほど、”冷静に考える“ってこういう事なのかな?
それに文句を言うよりも、納得して一時的にも飲み込んだ方が新しい案や、それに対応する策が、ふいにポンッと出てくるのかもしれないな。
飲み込んで考える。これからの僕は。
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