本物の燻製屋さん

考えた仕事の案があって、冗談ながらにも考えている。
非常識な事もあるかもしれないが、突飛な考えも現実的に考えてみるとおもしろくて、発想がずっと大きくなるのだ。

発想は冗談だろ、と言われるかもしれない。しかしそれを実行して「本当のこと」とする作戦を本気で考えるのも、なかなかにおもしろい。
こどもの頃になりたかったような仕事だったり、こんな仕事があったらいいななんて、こどもみたいに考えてみて、それをオトナである自分が現実的に考えて本当のことにしてゆく。
僕達は作られた仕事をこなすだけの生き物ではない。自分で作り出して、自分の都合の良い仕方で働いたって何も悪いことなんかないのだ。

いくつか考えた仕事の案をここに残しておこう。

前回は、個人で専属のスタイリストを持てるようにするのはどうか？という仕事について考えた。
服のことを考える時間なんてない人だっているし、考えても考えても、いいセンスだとは言えない場合がある。
その人に合ったその人へのチョイスをカッコよくしてくれるサービスを作れたら、いくらか人間関係もスムーズにいくんじゃないかと思ったりもする。

今回は、「スモークのお店」について考えてみよう。

お肉屋さんは数あれど、お肉加工屋さんはそんなにないなぁと思った。
なんでだろうかね。器具がたくさん必要なんだろうか？よくわからない。

お惣菜屋さんもたくさんある。デパートの地下や駅に入ってるお店には必ずあると言っていいだろう。
おつまみ専門だったり、乾き物専門もあるね。
燻製屋さんは無いなぁ。

僕が求めているのは「燻製屋さん」である。数々の燻製が置いてあるお店が無いものかなーと思ったのだ。

燻製には好き嫌いがあるが、お酒を呑む人だったらだいたい好きなような気がするのだが、気のせいかな。
前に手作りのベーコンをもらった事があり、ちょっと脂が溶けるくらいにジュッと焼いて食べたら、とんでもなく美味しかったのだ。

こんなのが自分で作れたらいいなぁと思うのだけど、そんなうまく作れるもんでもないだろうし、そのへんのお肉屋さんでスススっと買えたらいいのになぁと思った次第なのである。

ちょっと調べたのだが、燻製製品が売っているのはどういうわけか居酒屋だとかBARしかない。
そこが不思議なところなのだ。なんでなんだろ。そこが本当に謎でしかない。

身近なところでの燻製のものというと、それこそベーコンがあるし、ハムとかウィンナーソーセージがある。
しかし、一般家庭で食べるものは「燻液」というものに漬け込んであるものがほとんどで、言ってみたら本物の燻製ではないわけで…。

だからこそ友達からもらった“本物の”ベーコンがすごく美味しかったわけである。

なんていう本物の燻製が身近なお店で食べたいなぁと思ったというだけ。
簡単なキャンプ道具でもなんでもいいけど、ちゃんとした燻製が作れるんだったら、パン屋さんとか居酒屋とかお惣菜屋さんに扱ってもらったりするのもいいじゃない。