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亀仙流ダイエット「確実な行動」篇
亀仙流の生活をダイエットに活かそうと考えている。
運動を生活の中に取り入れ(できたら中心に)、生まれた体力の余裕を遊びに使って、大いに楽しんでしまおうじゃないかという作戦である。
前回は「よく動くこと」について考えた。
亀仙人は「よく修行に励みなさい」と言って諭すことはしなかった。
その代わりによく動きなさいと言ってたくさん働くことを勧めたが、確かにこれは言えている、いい教えだと思う。働きもしないでよく修行に励んでばかりで強くなったって、なんら偉いことはないからね。
よく動きなさいと言ったことで、いろんな活動に励むことも修行の一環としてすることができる。ちょっとしたボランティア精神にも似ているが、それなら「親切なことや奉仕活動に励みなさい」と言ったはずである。あくまでも自分の鍛錬に関係することでよく動きなさいと言ったのだと僕は解釈する。
それを裏付けるようにして、意外と悟空は「めんどくさい」と言っているような言動も見て取れる。悟空だってそれくらいのことは思うはずだし、亀仙人とのお勉強タイムは「オラ勉強は苦手だなあ」と言っていたから、座学は嫌いだと見える。めんどくさいことはめんどくさいのだ。
奉仕活動に励んだところで、肉体労働で働けるかはわからないし、座って事務作業だってあり得る。よく動きなさいという亀仙流の教えは賢いと言えるだろう。もちろん奉仕活動に励んだって構わんのだけど、なんとなく僕は違うような気がするんだ。ボランティアや奉仕活動がしたかったら、そもそも亀仙流のダイエットなんかやってる場合じゃないだろ。いや、やってもいいんだけどね…。
今回は「確実な行動に出る」ということについて考えてみる。
よく動きなさいと言われても、ひとりだとなかなか動けない場合がある。なんとなくふんぎりがつかなかったり、考えているうちに時間が経ってしまったりするのだ。時間が経てば腹も減るわけで、考えているうちに無駄な飯を食ってしまいそうである。
ダイエットもそれに近いものがあって、やろうやろうと思っているうちにまたどんどん太ってしまうのだ。こうやろうか、ああやってみようか、それともこうしようか、と考えているうちにやりたいことはできなくなって、どんどん後回しになってしまう。
鉄は熱いうちに打て。ポテトは揚げたてに食え。である。
何事にも気持ちが熱いうちに、飯はうまいうちに食べるべきなのだ。
前回も考えた事に似ているが、やりたいと思ったいることや欲しいと思っている事には先にボン!とお金を使ってしまう事で、コンビニやファストフードにこれから使うであろうお金を使うことができる。(こうしなさい、という教えではないが)
それはある意味で時間も同じだと思うのである。
月に2回や3回週末に食事の約束を友人としているとしよう。それがもう月の始まりには決まっている。ということは、毎週末はほぼほぼ外食が決定しているわけだ。そして使うお金も1000円~高けりゃ10000円はくだらない。10000円は使うことはないって?いや、そんなことはない。僕は友人とお酒を飲みに行って、案の定記憶がなくなったわけだが、翌朝友人とメールでやりとりして、記憶があるかどうかということの確認と、昨日もしかして多く払ってくれたかもしれないので詫びがしたいと思った。
しかし友人は財布の中がきっかし10000円消えていると言う。僕も財布の中を見るときっかし10000円ほど無くなっていた…。なんというミステリー…。いやいや、ミステリーではない。
「じゃあお互いに同じくらいだけ使ったということでいいじゃん。」となったが、話の要点はそこではない。
一晩で10000円はなくなるぞって話なのである。
しかも僕の場合友人と合わせて10000円ではなくお互いに同じだけ無くなっている。それには友人も僕もちょっと引いてしまった…。まさか一晩で10000円もなくなるなんて!
そんなお金があるのなら他に何か使えただろうし(ディズニーとか行けるし)、服や靴だって買えただろう。
貯金だってできただろうに。
…そんな話はここまでにしておいて。悲しくなるから。
そういう予定があるなら、そんな予定を「運動する予定」だったり“何かを学ぶ”事に使ってはどうだろうか?と思った。もちろん友人と体験などに使うことだってできるし、定期的な習い事に使うことだってできる。
「確実な行動に出る」とは、単なる遊ぶ約束ではなくて、成長を約束するような事や、自分の体力を使ったストレスの発散に時間を使ってみたらどうなんだという事である。前回も言ったが、ここで言うのはスポーツジムではないことは確かである。
もうちょっと「身になること」や「能力が身に付くこと」をそして「もっと楽しめる道具」にお金を使ってそれに励んでみて、うまくなってやろうと励んでみるのである。たとえば、道具が必要ないことだってあるだろう。そんな場合はコミュニティなどにお金を使ってみるのもいい。
そうする事によって、その週末に向けた毎日を送ることができる。
たとえば、週末は友人とどこかに泊まりに行くという事にしようか、そう決まった時にわざわざ出発の前日にバナナを大量に買ったり家具を買ったり、仕事をため込んだりしないはずである。つまり、そうすると決まったことがあると、それに向けた毎日を修行をして過ごすことができるわけだ。
今週はどうしようか、来週は何しようかとあやふやな事になっているから、「まぁいいか」なんて事になってしまうわけである。
先のことにお金と時間をちゃんと保持しておくのだ。週末の修行までの間の特訓で急激なパワーアップを目指すのである。
次回は「よく学ぶこと」について考えてみたい。
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