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もしほ草

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和歌が好きです。特に新古今集。 そのあたりをもじりつつつらつらと。
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記事一覧

伊勢物語の冒頭に関する考察

伊勢物語の冒頭というと「昔、男ありけり」で有名である。では、実際伊勢物語の冒頭で「昔、男…

きぬ
5年前
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夜のおわり

どこまでも続きそうなこの夜空には どこかに終わりがあって どこかの空の下では今この瞬間に …

きぬ
5年前

Beautiful Sky

ちょっと落ち込んでたら 隣の席の人が抹茶チロルチョコをくれて言いました。 「Beautiful sky…

きぬ
5年前

夢のおわり

遠ざかっていくあの人が完全に見えなくなってしまうと 夢みたいな一日が終わったのだと実感す…

きぬ
5年前

松浦宮物語における夢

第一章 はじめに松浦宮物語は、無名草子の記述によって藤原定家作と考えられている鎌倉時代初…

500
きぬ
5年前

有明月の夜

有明の月は欠けていく月。 盃のような受け月は願い事を叶える夜明けの月。 有明月の夜は どん…

きぬ
5年前

どこまでも続く空と沈んでいく紅

企業活動が継続を前提とするものであるなら プロジェクトもまた継続を前提とするのだろうけれど どこまでも続く道が見えながらも それでも終わってく何かはきっと 紅を残しながら沈んでいく黄昏時の空に同じ

山鳥の尾に霜置きまよふ弓張月

山鳥の垂り尾に おりた霜のように 細く長く欠けた月は 満ちることなく ただそこに在る

きぬ
5年前

黄昏

黄昏時 昼と夜のあわい 熱望と拒絶のはざま 沈んだ日と残された夕暮れの赤 小さな出来事に託…

きぬ
6年前

いづれの御時にか

古典文学の冒頭として有名なくだり。よく「いつの帝の御代であったか」と訳されてたりするけど…

きぬ
6年前

手に入らないぶどうはすっぱい

手に入らないぶどうはすっぱい。 そう思い込もうとしても、私は確かにそのぶどうが甘かったこ…

きぬ
6年前

在明の別れ

つれなくみえしわかれよりうきものにおもひはてにしありあけのそらはかりかはらぬかたみにて …

きぬ
6年前