上手に眠る方法
たまに人生じゃないことも書いていこうかと思います。
今日は慢性的な不眠症であるわたしが実践している、上手な入眠方法について。
高校生までは夜はいつでも眠くて、眠りたくない日はあっても、眠れない日なんてなかったのに、大学生以降眠りたくても眠れない日があります。
そんな日は常に心に正体不明の不安があるのだけど、正体不明なので心の対処はどうしようもなく、眠ってしまえば忘れるんだから早く眠ってしまいたくなる。
でもそんな日は、眠ろうと思えば思うほど、眠れないものです。
眠れない時に眠るコツなんて、今時少し検索すればたくさんありますよね。
ホットミルクを飲むとか、アロマを焚くとか、スマホは見ないとか。
一通り試してみたけど、個人的に、劇的に効果があった試しがないのです…
「眠ろうと考えるな」とも聞くけれど、眠るのを諦めると、諦めているからやっぱり眠れない。
仕方がないから睡眠導入剤に頼っていたこともありました。でも、わたし個人の感想としては、まぶたが重いだけで意識はハッキリとしているので、やっぱり眠れない。
明け方になってやっと眠くなってきて、お昼まで眠ってしまうこともしばしば。
どうにかならないかなぁと思っていた時、1冊の本に出会いました。
永井均さんの「子どものための哲学対話」です。
中学2年生の「ぼく」と、猫のペネトレの対話形式で、哲学の入門編のような本。「ぼく」の疑問にペネトレが答えてくれるんですけど、子どものための、と言いつつ大人が読んでも考えさせられる本です。
その中に「うまく眠るこつ」という章があり、その方法が、とってもよく効きます!(個人の見解ですが!)
“眠るってことは、起きているときの世界とは別の世界に入ることだから、眠るためには、まず、起きているときの世界のことをすべてわすれてしまわなけりゃだめなんだけど、ただわすれるのは、ただ待つよりも、もっとむずかしいんだ。だから、逆に、眠ってから入る世界のほうを、あらかじめ自分で勝手に作っちゃうほうが、かんたんなんだよ。”
“要するに、眠ってから見るはずの夢の世界を、自分で勝手に作っちゃって、その世界の中で生きている気になっちゃうのさ。”
この方法、いろんな入眠法のなかで、ダントツに効きます!(わたしは!)
夢の中を先に作って、そこに入っていく...
それはつまり、学生の頃から培ってきた想像や妄想のチカラを、存分に発揮すればよいのです!笑
ある時にはもしかしたらあるかもしれない同窓会を想像したり、またある時には実家の猫になってみたり、またある時には行きたい場所へ旅行したり。
妄想していると、いつの間にか眠っていて、いつの間にか朝になっている。
明け方まで眠れないことも、ほとんどなくなりました。
眠りたいけれど眠れない方、妄想力に自信のある方、是非お試しあれ。