「物語創作の現場における、現実世界に対する認識」に関する雑考
先程、ふと思ったのですが
物語作家というものは、『デュラララ!!』
すの、
主要キャラクターの一人・折原臨也みたいな興味や関心が必要だったりするな…と。
(もしかすると、これは物語のジャンルに拠って、また違う…というものなのかも分かりませんが)
つまり、
「人間や社会の仕組み、歴史・伝承・風習及び風俗・エトセトラ…に対して、
『愛』はあってもなくてもいいから、
『興味・関心』はあった方が良い」と…。
(折原臨也氏本人からは、一部、異議・反論があるかも分かりませんが)
私見ですが、恐らく、
この世界というのは、一元的なものではなくて、
多元的・重層的だから面白いのでは、…と思っております。
半藤一利氏の『漱石先生ぞな、もし』 (文春文庫)
に
(例に拠って、手元に原本無しの、記憶頼みの引用にて、大変に恐縮なのですが、)
夏目漱石が、作家志望の青年に
「君は、ウインドーショッピングをしますか?」と尋ねたところ、
「そんな、女子供のするような事は…」
という答えが返ってきたので
「それじゃ作家には向きませんね」
と宣うた、…という話が載っていたかと。
今更の解説ですが、
半藤一利氏の奥方は、夏目漱石の長女・筆子氏のご息女(確か、四女でいらしたかと)で、
父君は言うまでもなく、漱石門下の作家・松岡譲です。
本文中のこの手のエピソードは
(これも我が記憶に拠れば…ですが)
半藤氏には義父にあたられる松岡譲から直接聞いた話だそうですので、情報は確かかと存じます。
……私、「『かたまり』の」文系人間には割とあるパターンで、
学生時分、理数系科目はあんまり…というクチだったのですが、
東野圭吾氏の「ガリレオシリーズ」は面白くて読みます。
(総スカンを承知で申し上げれは、映像化作品よりも原作の方が好きです)
「理系ミステリー」も、世界の重層性を垣間見せてくれるから、自分にとって興味深いのでは、…と考えております。
(ちなみに、『パラサイト・イヴ』は未読です。
これは、単純に個人的な趣味嗜好の問題でして、…苦手なんです、ホラー作品…)
文末までお目通しくださり、誠に有難う存じます。
m(_ _)m
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