ありがとうモンブラン

お気に入りのお店でモンブランを食べた。
成り行き上そうなってしまって、本当はそんな気分ではなかった。
悩みというか迷いごとを抱えていたから。せっかくなら、そのことに答えを出してからすっきりした気持ちで食べたいと思っていた。

「きっと美味しく食べられないな」と、ネガティブ方向からフォークを入れたけど、そんなことはなかった。
むしろ以前食べた時よりおいしくなっているではないか！と感じた。
マロンクリームのなめらかさや、ラムの効き具合い。ツヤツヤごろんと乗ってる栗とそれらの相性「ばっちりだ！おいしい！」と、勝手に食レポ分析していた。

おともに選んだお決まりの紅茶を飲みながら、まだ迷おうとしてる自分に気づいた。

モンブランちゃんとおいしいと思えてるのに？
味のバランスに感激までしてるのに？

とっくに答えは出てたのに、自分がそれを選択することに躊躇してただけなんだな。
あんまり時間をかけ過ぎてしまうと、迷うことが習慣になってしまうんだなと思った。
気持ちの切り替えがあまり上手くないし早い方ではない自覚があるので（事柄の種類によるけど）
これはもうココロの決定BOXに入れないと！！

ありがとうモンブラン。
そしてごめんねモンブラン。
お次の対面では最初っからわくわくで食べるからね。
ずっとおいしいまま待っててね！