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『画像生成のAIartでお小遣い稼ぎするためには?』うさ×ゆきのお悩み相談室2

こんにちは!
満員御礼!と言いたい所ですが、一回目がすぐに来たのでテンション上がって作成したら投稿するまでなかなか来ませんでした😭

フォームの入力だけで、特に個人情報などは取得していませんのでお気軽にご相談ください!いまなら採用の確率はかなり高いです!

今回はSeaArtの記事をみて来られたのでしょうか?画像生成の相談です。うさ×ゆきの奮闘ストーリーをお楽しみください!

※後日談などはストーリーの演出上のフィクションです

引き続き、ご相談おまちしています!
フォームはこちらから!
注意事項は下記の記事にあります👇

●ねったいぎょさんの相談内容

始めまして。
画像生成AIの作品でお小遣い稼ぎをしたいと思っているのですが、
収益化するためにはどの様にすれば良いでしょうか?
30代 女性 主婦


相談が届いた朝

 いつものように朝の光がマンションのカーテンを透かして差し込むころ、ユキちゃんは重たいまぶたをこすりながらリビングへと向かった。テーブルの上には、ふかふかの白いウサギがちょこんと座っていて、前足――いや前肢――で何やらタブレットを操作している。いかにも器用な様子に、ユキちゃんは思わず小さく笑った。
 このウサギ、通称“うさぎ先生”は、もともと大学教授としてマーケティングや心理学、AIの研究をしていた人物だ。しかし、ある闇の組織の陰謀に巻き込まれ、今のウサギの姿に変えられてしまったらしい。彼は人間に戻る方法を探しながらも、ユキちゃんと同居して穏やかな(そして甘いもの好きな)日々を送っている。
 もともとユキちゃんは大学卒業後に中小企業に就職し、社会人2年目のOLとして働いていた。だがひょんなことから、意図せず助けたウサギが実は“先生”だったことを知り、一緒に暮らすことになったのだ。今ではマンションの一室にて奇妙ながらも温かな日常を共有している。
 そんな二人は、最近始めた「お悩み相談企画」を通じて、読者からの様々な相談に答えている。ふわふわのウサギ姿とはいえ、うさぎ先生の知識と経験は本物で、ユキちゃんもアイデアを出しながら二人三脚で回答していくというわけだ。

「先生、おはようございます。今日もタブレット見てるんですね。何か新しい相談でも届いたんですか?」

 ユキちゃんはリビングのソファに腰を下ろすと、まだ眠い目をこすりながら尋ねる。うさぎ先生は長い耳をひょいと動かし、タブレットをユキちゃんの方へ向けた。

「おはよう、ユキくん。そうなんだよ。今朝、また新しいお悩みが届いたんだ。投稿者は“ねったいぎょ”さん。30代の主婦の方らしいね」

「ねったいぎょさん……? ふむふむ。何か夏っぽいイメージの名前ですね。どんな相談なんでしょう?」

 ユキちゃんがパジャマ姿のまま身を乗り出すと、うさぎ先生はタブレットの文章を読み上げる。

『はじめまして。画像生成AIの作品でお小遣い稼ぎをしたいと思っているのですが、収益化するためにはどのようにすれば良いでしょうか?』……こういう内容だよ。最近はStable DiffusionとかMidjourneyとか、いろんなAI画像生成サービスがあるからね。ユキくんがアンバサダーをしているSea Artもその一つだし、そこから出力した画像を何らかの形で販売しようとしているわけだ」

「なるほど、AIが作り出すアート作品を売りたいってことか……。今はAIを使ったクリエイティブな活動が盛り上がってますよね。でも商売にするのって結構ハードルがありそう」

 ユキちゃんはスマートフォンを取り出し、「AIアート 収益化」などのキーワードで検索をかけ始める。確かにネット上では、AIが生成したイラストをNFTとして販売したり、グッズ化したりしている事例を見かけるが、実際にはノウハウが必要そうだ。

「そうだね。僕も、AIやマーケティングの研究をしていた身として興味がある。ただ、AIで作った作品を売るには、著作権や商用利用規約の問題、そして何より“どうやって注目を集めるか”っていう課題があるはずだよ」

「ですよね……。そもそも『AIが作った作品』って誰の著作物になるんでしょう? サービスによっては利用規約でいろいろ制限されてたりしそう。Sea Artは商用OKなので、自分の使っているサービスを調べてみる必要ははありますね」

 ユキちゃんは首をかしげつつ、タブレットの画面を再び覗き込む。そこにはねったいぎょさんの後日談というか、もう少し詳しい悩みの概要が書かれている。どうやら、AIアートをNFTマーケットに登録しようと考えたが、まったく売れないのではないかと心配しているらしい。知名度ゼロで始めても、なかなか注目されるのは難しいということだ。

「NFTに出品しても、そう簡単には売れないってのはあるあるだよね。最近だとNFTがブームになった時期があって、一時は高額取引が話題になったけど、今はやや落ち着いている。それに加えて『AIが作った作品なんて、わざわざ買う人いるの?』って思う人もいるかもしれないしね」

 うさぎ先生はタブレットを置き、そっと羊羹の包みを取り出してパクっと口に入れる。(ウサギだから本来は草食だろう……というツッコミはさておき、先生は羊羹が大好物なのだ。)
 一方、ユキちゃんは「AIアート×主婦」って面白いかもと考えを巡らせる。30代の主婦ということは、子育てや家事の合間にちょっとした稼ぎを得たい、という人が多い世代かもしれない。だとしたら、本格的なクリエイターとして活動しているわけではなく、まずはお小遣い程度の副収入が欲しいという可能性が高い。

「先生、ねったいぎょさんのお悩み、どんなポイントを押さえて回答してあげるといいですかね? NFTは一例として、他にもやり方があるかも」

「そうだね……。AIアートって、ただ画像を生成して終わり、ではなくて“どういう価値を付加するか”がカギになるはずだよ。背景ストーリーを付けるとか、プロンプトを販売するとか。あるいは知名度を上げるためにSNSで作品をどんどん発信するとかね」

 うさぎ先生はうんうんと頷きながら、まだ眠たそうなユキちゃんに目を向ける。

「まずは相談内容の第一印象として、“AIアートを売るには工夫が必要”という話。そして“ただNFTにするだけじゃ売れない”という厳しい現実。でもそこを乗り越えるための方法は、いくつか考えられる。僕らが親身になってアイデアを出すって形がいいんじゃないかな」

「そうですね。私も仕事で販促に携わってるから、集客とかブランディングが大事なのはわかります。ねったいぎょさんも、お小遣い稼ぎといえど“自分の作品”として自信を持てるように工夫していくのが大切かもしれませんよね」

 こうして、二人はまず「AIアートを売る際の背景や付加価値」「NFTに頼りきりではなく、複数の販売経路を試す」「要望に応じた修正能力があると商用価値が上がる」といったキーワードを頭に入れつつ、本格的な相談回答づくりに入ることになったのだった。
 朝の光の中、少しずつ目が覚めてきたユキちゃんと、まだ羊羹を味わっているうさぎ先生。相談者・ねったいぎょさんの未来を想像しながら、まずは彼女の背景を丁寧に推測してみようと考えている。


AIアートの可能性と収益化プランを探る

 その日の夕方、ユキちゃんは仕事を早めに切り上げ、マンションへと急いで帰ってきた。いつもは残業も多いのだが、今日は少し落ち着いていたため、こうして“お悩み相談企画”のためのリサーチに充てようというわけだ。
 玄関のドアを開けると、ふかふかのウサギ――うさぎ先生――がモフモフの姿で出迎えてくれた。腕(と呼ぶべきか前足と呼ぶべきか)にはタブレットが抱えられている。どうやら先に調査を進めていたらしい。

「おかえり、ユキくん。AI画像生成ツールについて色々と調べてみたよ。最近は無料プランで使えるものもあれば、有料プランで高解像度・商用利用OKのものもあるみたいだ」

「わぁ、ありがとうございます先生。さすが仕事が早いですね。私もスマホでざっと見てたんですけど、AIアートを稼ぎにつなげるには、いろいろ戦略が必要そうですね」

 二人はリビングに腰を落ち着けると、テーブルに資料を広げ始める。そこには「AIアート販売」「NFT」「グッズ化」などのキーワードが並んでいる。
 ユキちゃんはタブレットをのぞき込みながら、主婦の立場で考える「お小遣い稼ぎ」としてのAIアートの売り方を膨らませていく。

「まず、アート作品を売るっていっても、たとえばNFTマーケットに登録する方法や、BOOTHとかminneみたいなハンドメイド系のマーケットでデータ販売する方法とか、いろいろありますよね。NFTは注目度は高かったけど、今は飽和気味だって話も……」

「うん、NFTだけに頼ると、やっぱり知名度が大きく物を言う。そもそも買ってくれる人がいなければ成立しないからね。XやInstagramでファンを作ったり、コミュニティで活動したりしないと厳しい面がある。そういう意味では、『いかに他人に興味を持ってもらうか』が大事なんだ」

 うさぎ先生は、モフモフの耳をピクっと動かしながら説明を続ける。AIアートの醍醐味は、素人でもハイクオリティなビジュアルを短時間で作り出せること。しかし、それをビジネスにするとなると、“自分にしかできないプラスアルファ”や“魅力的なストーリー”が必要になるというわけだ。
 ユキちゃんもうなずきながら、スマホにメモをとっている。彼女自身、社会人2年目ながら小規模ながらも販促の仕事に携わっているため、商品に付加価値をつけることの重要性は理解していた。

「今見てるブログによると、『AIが生成しただけの画像を売るのは難しい。むしろ、どういうプロンプトで生成して、そこにどういう加工や発想を加えたかを共有するほうが価値が出る』って書いてあります。いわば“作品の背景”ですよね」

「まさにそうだね。絵のコンセプトや、プロンプトを工夫して辿り着いたプロセス。それらをブログやSNSで公開しながら、一部有料コンテンツとして売るとかもアリかもしれない。『このプロンプトを使えば、こういうイラストが作れますよ』という形で、チュートリアルやテキストを販売する手法だ」

「なるほどー。確かに、『プロンプト付きAIイラスト集』っていう形なら、興味を持つ人いるかも。自分でAI使いたいけど、上手い呪文(プロンプト)が思いつかないって人は多そうですし」

 ユキちゃんが感心しながらメモを取っていると、うさぎ先生はさらにページをめくる。今度は「グッズ販売」の情報が載っているらしい。

「それから、AIアートをそのままグッズにするっていう方法もある。Tシャツ、トートバッグ、スマホケース、ステッカー……いろいろあるよ。サービスによっては、デザインをアップロードするだけで商品を作ってくれる“オンデマンド印刷”のプラットフォームもあるからね」

「おお、それなら在庫を抱えずに売れるかもしれませんね。特に主婦だと、在庫管理とか大変だろうし……。画像データをアップしておけば、あとはサイトで受注生産してくれるわけですね」

「そうそう。売り上げの一部が自分の収益になる仕組みだ。ただし、同じようにグッズ化している人は多いから、いかにデザインを魅力的にするか、宣伝をどうするかがカギになる。それこそSNSや、ブログで制作過程を発信するのが有効だろうね」

 こうして二人は「アートには背景や付加価値が必要」「NFTだけでは知名度が無いと売れにくい」「要望に応じた修正スキルがあれば仕事として成り立つこともある」といったポイントを確認していった。そこからいくつかの具体的な方向性が見えてくる。


■付加価値としての“制作過程”や“修正力”

「ここで大事なのは、買い手のニーズに合わせた作品づくりができるか、あるいは修正に応じられるかどうかだよね。AI任せに出てきた画像をそのまま納品するだけじゃ、『こんなのイメージと違う』って言われる可能性もあるし」

 うさぎ先生は、タブレット画面に映っているAI生成イラストのサンプルを指し示す。確かに、AIイラストは驚くほどきれいに描かれるケースもあれば、手や顔が崩れるなどの不自然さが残るケースも少なくない。商用で依頼を受けるなら、ある程度の画像編集スキルや、追加の修正が必要になるだろう。

「そう考えると、画像生成AIの出力結果をPhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどで多少手直しする技術があると、評価されやすいってことですね。完全にAI任せではなく、“自分のスキル”をアピールするわけですか」

「そうだね。主婦であってもPhotoshopを使えたり、デザインの基礎があったりすれば、それだけで“仕事を受ける”可能性が広がる。たとえばSNSアイコンやバナーを作ってほしいって人は多いし、AIでベースを作ってから仕上げる形なら、作業時間は大幅に短縮できるしね」

「そっか、要望に応えられる力……。じゃあ、ねったいぎょさんも単にAIアートを“作品”として売るだけじゃなく、スキルと組み合わせることで収益化できそうですね。商用案件とか、コンペに応募するとか」

「あるいは、コンテストで賞を取る方法もある。AIアート専門のコンテストや、イラスト系の公募イベントも最近は見かけるからね。そういう場で受賞すれば、一気に知名度が上がってNFT販売もしやすくなるかもしれないよ」

 ユキちゃんは「あー、確かに!」と声を上げる。受賞歴があるだけで肩書きにもなるし、SNSでも広めやすい。とくにAIアートコンテストなら、“AIをうまく扱った”表現力をアピールする良い機会になるだろう。


■プラットフォーム選びと知名度アップ

 続いて話題になったのは、「どのプラットフォームで販売するか」という点だ。NFTプラットフォームは国内外に複数存在するが、英語圏の大手を狙うのか、日本のサービスを使うのかで若干戦略が変わってくる。

「英語が得意ならOpenseaなんかで世界に向けて販売してもいいけど、結局宣伝しないと見向きもされないからね。日本語圏だけ狙うなら日本のNFTマーケットプレイスを利用する方法もある。でも知名度の問題はどこも同じだから、SNSでファンを作るのが基本だと思うよ」

「うーん、やっぱりSNSありきなんですね。主婦だとXやInstagramを普段から使ってる人も多いから、そのアカウントで“こんなAIアート作りました!”って定期的に発信すればいいのかな。それがNFTのリンクへ誘導する感じで」

「そうそう。あとはBOOTHやminneでデジタルデータとしてイラストを販売するとか、pixivFANBOXで“AIアートの作り方講座”をやって支援者を募るとか、方法はいくらでもある。大事なのは“見に来てくれる人がいるかどうか”だからね」

「知名度を高めるには、やっぱり自分の作品や作り手としての個性をアピールするしかない。そうなると、先ほど言った“プロンプトの公開”や“制作過程のブログ化”は効果的そう……」

 ユキちゃんは自分のスマートフォンを取り出し、いくつかのAIアート系アカウントをチェックし始める。中にはフォロワー数万人を抱えて、AIアートを次々に投稿しているクリエイターもいるようだ。画像がバズって拡散されれば、そこからNFTが売れるなんて展開も考えられる。

「あと、有名媒体で使用してもらうっていうのもアリですよね。例えばフリーペーパーの挿絵に採用されるとか、企業の広告イラストに採用されるとか……」

「そうだね。『AIアート募集』みたいな企画に応募して採用されたり、企業コラボで一気に名前が広がったりする可能性はある。そういうチャンスが巡ってきたとき、さっと提出できるポートフォリオを用意しておくのも大切だね」

「なるほど。やっぱり“運”もあるかもですが、常日頃からネット上に作品を出しておいて声をかけてもらえるようにする、ってことですね。そう考えると、自宅でも隙間時間でもできるSNS活用って主婦には向いてるかもしれません」

 こうして二人は「NFTと知名度の問題」「プラットフォーム選び」「SNS運用」「企業やコンテストによる認知度アップ」など、多角的にアイデアを出し合った。
 ユキちゃんはふと、AIアートという最先端の分野にも関わらず、相談者は“30代主婦”という日常感を持っていることが面白いと感じた。料理や育児の合間に生成したアートが、ひょっとしたら大きな収益を生むかもしれない。そして、そこには“本人にしか出せない世界観”があるんじゃないか……。

「先生、私ちょっとワクワクしてきました。主婦だからこそ作れる温かみのあるAIアートってあるのかな、って思って」

「そうだねぇ。料理レシピのイラストをAIで生成して、それをまとめて販売するとか、可愛い雑貨風のイラストを作るとか、色々考えられるね。つまり“その人ならではのテーマ”を見つけると強いんだよ」

「ですね。ねったいぎょさんにも“AIアートをただ売るんじゃなくて、自分の生活感やセンスを掛け合わせると面白いですよ”みたいにアドバイスしてみようかな」

「うんうん。それはいい着眼点だ。実際、アートには『作り手の背景』があると魅力が増すものだからね」


■二人の結論に向けた準備

 一通りの情報を整理し、ユキちゃんはノートパソコンを開いてまとめ文章を作成し始めた。うさぎ先生も隣でタブレットを動かしながら、「こういう言い回しはどうだろう?」と口出ししてくる。
 二人が話し合った要点を以下のようにメモ書きしている。

  1. アートには背景・付加価値が必要

    • AIが生成しただけの画像だと埋もれがち。コンセプトやストーリー、制作過程を公開する。

    • 「このプロンプトでこういう画像ができる」を売りにしたチュートリアルや有料ノートの販売もアリ。

  2. NFTは知名度がないと売れない

    • NFT市場は飽和気味。ファンを作る努力が不可欠。

    • XやInstagram、ブログなどSNSで作品を発表し、コミュニティを築く。

    • 受賞歴やメディア掲載などで話題性を得ると大きい。

  3. 要望に応えられる力を見せる

    • 完全にAI任せではなく、修正スキルやデザイン力を組み合わせると強い。

    • 依頼者のイメージに沿ったアレンジができると“商用”として使ってもらいやすい。

    • ポートフォリオを整えておき、いつでも提示できるようにする。

  4. グッズ販売や他のプラットフォーム活用

    • オンデマンド印刷サービスで、在庫リスクなしのグッズ化が可能。

    • BOOTHやminne、ピクシブ系サービス、FANBOXなどでデータや講座を販売する。

    • 有名媒体にイラストを採用してもらい、実績を積むと自信・知名度アップにつながる。

 これらの要素を踏まえ、ユキちゃんは「アドバイス内容をまとめる前に、もう少しだけキャラクターの言葉づかいに落とし込んで整理しよう」と考えた。とはいえ、二人はまだ最終的な答えをどう提示しようか検討中だ。
 会話のボルテージが高まり、ユキちゃんも眠気はどこへやら。うさぎ先生はいつものように羊羹を齧りながら、「AIアートは奥が深いねぇ」と感慨深げに鼻をひくつかせている。
 その夜、ユキちゃんはアドバイスの素案を完成させるべくパソコンに向かい、長い文章を打ち込み始めた。うさぎ先生もふわふわの毛並みを膨らませながら、画面を覗き込んでいる。二人の掛け合いから、ねったいぎょさんにとって良いヒントが生まれることを祈って――。


回答のまとめと日常の余韻

 翌朝、目覚まし時計が鳴る前にユキちゃんはぱっちり目を開けた。寝る前に作った回答案を仕上げるため、今日は少し早起きして作業をしようというのだ。
 すでにリビングにはうさぎ先生の姿がある。先生は夜明け前から起きていたのか、タブレットを操作しながら何やらメモを取っていた。

「先生、おはようございます。あれ、もう活動してるんですか?」

「おはよう、ユキくん。さっき少し調べ物をしていたんだ。画像生成AIが進歩する速度は凄まじいね。毎日のように新しい技術やツールが出てきている。ねったいぎょさんも、この波に乗れば大きな可能性が開けるんじゃないかなと思ってね」

「そうですね。特に今はAIアートが注目されてる時期だから、うまく活用できれば“主婦の副業”としては面白いと思います。じゃあ、これから回答をまとめちゃいましょう!」

 ユキちゃんはパジャマのままテーブルに座り、ノートパソコンを開く。昨晩作成した文章を読み返しながら、「ここをもう少しわかりやすくしよう」「具体例を増やそう」といった微修正を加えていく。うさぎ先生も口出ししながら、ところどころでアドバイスをする。
 やがてまとまった回答は、おおよそ次のような内容になった――。


■ユキちゃんのまとめ

「ねったいぎょさん、はじめまして。画像生成AIの作品でお小遣い稼ぎをしたいとのこと、最近はAIアートが注目されているので、良いタイミングかもしれません!

1.アートには背景や付加価値を
AIが自動生成しただけの画像を販売するのは、正直ハードルが高いです。なぜなら誰でも似たような作品を作れてしまうから。しかし、“どんなコンセプトやストーリーがあるのか”“どんなプロンプトを駆使して作ったのか”を公開するだけで、作品に独自の魅力が生まれます。

  • ブログやSNSでプロセスを公開し、“ここをこう修正した”“このキーワードを加えた”などの工夫を説明する。

  • プロンプト自体を有料販売する、AIアート講座を開く、など“付加価値”をつけてみる。

2.NFTは知名度がないと売りにくい
NFTマーケットに出品しても、最初はまったく注目されない可能性があります。購入する人が“作品のファン”だったり、“作家のファン”だったりするからです。

  • SNSで作品を発表してファンを増やす。Twitter、Instagram、ブログなど、自分に合った媒体を活用する。

  • コンテストや賞などを目指してみる。受賞歴やメディア掲載実績があると、人々の関心が高まりNFT販売もしやすくなる。

3.商用にするなら、要望への修正対応が鍵
“お小遣い稼ぎ”といっても、依頼を受けて画像を作る場合、クライアントが「もう少し色を変えて」「この部分を修正してほしい」という要望を出すことが多いです。

  • 画像生成AIの出力結果をただ渡すだけでなく、Photoshopなどで調整できるスキルがあると重宝される。

  • “商業的に使えるレベル”まで仕上げられる力があれば、「依頼されてカスタムAIアートを納品する」という形も目指せる。

4.グッズ化や他の販売手段も検討
AIアートをTシャツやステッカー、ポストカードにして販売する方法もあります。最近はオンデマンド印刷サービスが充実しているので、在庫を抱えずに販売可能です。

  • BOOTHやminne、SUZURIなどのサービスを活用すれば、デザインをアップロードするだけで商品が作れる。

  • “主婦が作ったほっこりデザイン”など、自分らしさを押し出すとファンがつきやすい可能性も。

こうした方法を組み合わせて、自分が得意なジャンルや得意な活動スタイルを探してみてはいかがでしょうか。『AIが勝手に生成してくれたものを売るだけ』ではなく、そこに“手を入れる”“ストーリーを語る”“コミュニティを作る”ことで収益化の可能性が高まります。


■うさぎ先生の補足

「ユキくんのまとめはわかりやすいね。僕からも少しだけ補足しておくと、AIアートで活動を続ける中で、一度は何らかの『話題づくり』を意識するといいかもしれない。

  • コンテストや公募:AIアート特化のコンテストもあるし、一般的なイラストコンペにAIアートで挑戦する人も増えている。入賞すれば確実に注目度が上がる。

  • 有名媒体の使用実績:広告や雑誌の挿絵に採用されたり、WEBサイトのキービジュアルに選ばれたり。企業とコラボする機会があれば、飛躍するチャンスだ。

  • SNSの作品投稿を習慣に:少しずつでも継続して投稿することで、フォロワーが増えやすい。好きなテイストが定まると“作家性”が評価されることもあるよ。

主婦の方だと家事や育児の合間で時間が限られているかもしれないけれど、AIアートなら短時間でもクオリティの高い作品を生み出せる。そこにあなたの個性やテーマを乗せれば、オリジナリティの高いアートとしての可能性は十分あると思う。

まずは小さく始めてみて、少しでも反応が取れたらそこから拡大していくといいんじゃないかな。焦らず続けることが大切だよ」


■エピローグ~日常へ戻る二人

「先生、こんな感じでどうでしょう? ねったいぎょさんの相談への回答としては、十分かな?」

 ユキちゃんは仕上がった文章をスクロールしながら読み返す。うさぎ先生はふわふわの耳を揺らし、「いいんじゃないかい?」と穏やかに微笑んだ。

「うん、大丈夫だと思うよ。要点もしっかり整理できているし、あまり専門的になりすぎず、主婦の方が取り組みやすい視点でまとまっているからね。あとは、『最初からガッツリ稼ぐぞ!』と意気込むよりも、楽しみながら試行錯誤するほうが長続きするということも伝わるといいな」

「そうですよね……。AIアートの世界って、すごく奥が深いから逆に迷っちゃうかもしれないけど、少しずつ“自分スタイル”を見つけていけばいいんだと思います」

 二人は深くうなずき合う。こうして、ねったいぎょさんへの回答は完成した。あとはブログにアップし、SNSにも告知しておけば、彼女の目に届くだろう。

「それじゃあ、いつものように最後の言葉で締めましょうか。“参考にしていただければ幸いです。みなさんの相談待ってます!”ですね」

「そうそう、それだよ。じゃあ記事を投稿して、僕らは仕事に行こうか――と言っても僕はウサギだから外には出られないがね」

 うさぎ先生は短い前足をひらひらさせながら、どこか楽しそうに笑っている。ユキちゃんはその姿を微笑ましく見つめた。闇の組織にウサギの姿に変えられてしまった先生だが、その柔らかい毛並みと穏やかな物腰は、ユキちゃんにとって日々の癒しとなっていた。

「先生、今日も羊羹のストック買ってきたので、食べすぎ注意ですよ。太ったら動きにくくなっちゃうんじゃないですか?」

「ははは、モフモフが増量するだけかもしれないからね。まぁ、ほどほどにしておくよ。ユキくんだってポテトチップスが好きだろ? お互いバランスを考えようじゃないか」

 二人はそんな他愛のない話をしながら、いつものマンションでの朝を過ごす。バタバタと準備をしていると、いつの間にか出勤時刻になっていた。
 ユキちゃんは玄関へ向かいながら、改めてパソコンに向かって一言だけ追加した。“ねったいぎょさん、応援してます!”――そんな気持ちが、一人でも多くの人に届けばいいと願いながら。
 こうして、AIアートでお小遣い稼ぎをしたいという相談に二人なりの答えを示したあと、ユキちゃんはいつもの会社へと出勤し、うさぎ先生はリビングで密かに新たな研究を始める。二人の生活はまだまだ続いていく――。


参考にしていただければ幸いです

みなさんの相談、待ってます!


用語解説

以下、本文中に登場した主要キーワードや専門用語、概念などを改めて整理しました。興味のある方は参考になさってください。


1.AI画像生成ツール

ディープラーニングなどの技術を用いて、テキストや他の画像から新たな画像を生成するサービスやソフトウェアの総称。Stable Diffusion、Midjourney、DALL·Eなどが有名。

  • プロンプト(Prompt):AIに「どういう絵を描いてほしいか」指示するための文章やキーワード。AIアートのクオリティを左右する重要要素。

2.NFT(Non-Fungible Token)

唯一性を持つデジタル資産をブロックチェーン上で取引できる仕組み。アート作品や音楽ファイル、ゲームアイテムなどがNFTとして販売される。

  • Opensea:世界最大級のNFTマーケットプレイス。英語圏ユーザーを中心に多種多様な作品が出品されている。

  • 国内NFTプラットフォーム:日本語でやりとりしやすく、クリエイター向けサービスが整っている場合も多い。

3.グッズ販売(オンデマンド印刷)

Tシャツやトートバッグ、ステッカーなどにオリジナルデザインを印刷し、受注販売ができるサービス。

  • SUZURI:GMOペパボが運営する国内オンデマンドサービス。デザインをアップロードするだけで、商品化・販売ができる。

  • BOOTH / minne:主に個人クリエイターがハンドメイド作品やデジタルデータを販売する場。オンデマンド印刷連携機能もある。

4.SNSでの発信

TwitterやInstagram、TikTokなど多岐にわたるが、AIアートの場合は視覚的に映えるプラットフォーム(Instagram、Pixivなど)が特に人気。

  • FANBOX:Pixivが提供するファンコミュニティサービス。クリエイターが有料記事を掲載して収益化する仕組みもある。

5.コンテスト・公募

AIアートを対象としたコンテストや、イラスト・アート全般の公募にAI作品で応募する例も増えている。

  • 受賞すると知名度が高まり、SNSで一気にフォロワーが増えるきっかけになる場合がある。

6.画像編集ソフト(修正スキル)

AIが生成した画像をさらに手作業で修正・加工する技術。

  • Photoshop:画像編集の定番ソフト。レイヤー機能や多彩なブラシで細かな修整が可能。

  • CLIP STUDIO PAINT:イラスト・マンガ制作に特化した機能が多く、AIで生成した下絵を仕上げる際にも便利。

7.ポートフォリオ

自分の作品のサンプル集。クライアントや企業に売り込む時や、コンテスト応募時に「自分はこれだけのクオリティを出せます」と示すために用いられる。

  • オンラインで閲覧できるようにしておくと、遠方の依頼者にもアピールしやすい。

8.主婦の副業としてのAIアート

家事・育児の合間に短時間で作品を作りやすいのがメリット。

  • ただし、収益化するには一定の発信や学習が必要。楽しみながら少しずつファンを獲得していくのがおすすめ。

9.ブランディング・付加価値

AIアートに限らず、作品を売るときには「どんな世界観か」「作家はどんな人か」が大きな要素になる。

  • 簡単に模倣できるものではなく、自分だけのテイストやストーリーがあると人気が出やすい。

10.制作過程の公開

AIアートの場合は、プロンプトや生成手順、修正工程をテキストや画像で公開するだけでもファンが付きやすい。

  • 「こうやって作りました」という情報自体がコンテンツとなり、売り方のバリエーションを広げる。


相談者のねったいぎょさんが自分らしい方法でAIアートを楽しみ、収益化に結びつけるきっかけになれば嬉しいです。家事や育児の合間でも、AIの力をうまく借りれば新しい世界が開けるかもしれません。ぜひ小さく試して、続けてみてくださいね。


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