リスク管理は従業員教育に奏効する
これまで様々な会社でのリスク管理の現場を見てまいりました。
手法は様々ですが、共通して言えることは、きちんとしたリスク管理を行い、従業員への浸透もさせている会社の従業員さんは、
ということです。
どういうことでしょうか?
経営者の頭の棚卸しができているかどうか
一番多いものが、四半期や半年レベルで対応しなければならない内容やチェックすべきことを失念するということです。
経営インパクトが大きい内容ですが、うっかり申請を忘れる、タイミングが微妙すぎて忘れてしまう こういったことはよくあります。
経営者の頭の中には懸念としてあるが、従業員への浸透が充分でないなどのときに発生します。
こういったタイミングが微妙かつもやもやする内容をどれだけ棚卸しできているか、どのような網をかけられるかがポイントとなります。
経営者一人で対応することは難しいので、作業をメンバーに割り振って洗い出したりします。
メンバーはこの過程で、どんなリスクがあるかを考えることになります。
経営上起こってほしくないことや忘れたら困るだろうなということを整理してゆきます。
こうすると自分ごとになってゆき、各メンバーは経営者の視点で物事を考えるようになります。
このメンバーが増えると、組織的に経営に対して自分のアクションがどのような作用をするのかということを日常的に考えるようになります。
単に危機回避という点ではなく、
という発想の起点となるため、自然と視座が上がります。
上から目線で、経営者視点を持てといっても、ぽかんとするメンバーもいると思います。
一方、会社がなくなってしまうようなリスクは何か?などと考えることで
経営者視点に近づき、強固な組織が醸成されます。
積極的にリスク管理を行い、従業員教育にも役立てましょう というお話でした。