『線は、僕を描く』の感想:ロケ地が職場だった
概要
水墨画の歴史
冒頭から「なんか見た事ある場所だなぁ」と思ったら、私が昔働いてた神社でした。
横浜流星が喫煙所に居る場面も、「ここでよくタバコ吸ってたなぁ」と感慨深く見ていました。
その後の弁当を食べる場面。ここが、修業していた蕎麦屋です。
「なんで蕎麦屋に弁当持ち込んで食っとんねん!」って感じですが、横浜流星なら許されます。できれば蕎麦食ってほしかったですが。
それはさておき、こういった映画を見ると、影響を受けてしまうのが私です。
水墨画に興味がでたので、浅く歴史を調べてみました。
より詳しいことは本で学ぶので、それはまた後日、読書感想文として記事にします。
私もいつか、こんな風に水墨画を描いてみたいです。
#ネタバレ
ロケ地に使われた、神社の境内にある蕎麦屋。私はここで、修業していました。毎日毎日、蕎麦を打ち続けました。年越しの日なんかは、徹夜で働いていました。
業界こそ違えど、『修業』という点で、私と青山霜介は共通していました。また、家族にトラウマがあるところも同じ。
心の傷を描く時、墨で表現しているのが、水墨の映画らしくてお洒落でした。
兄弟子にあたる千瑛は、上達したくて日々頑張っているのに、師匠から思うように指導がもらえなくて、もがき苦しんでいました。
この様子も、「分かる、分かる」と思いながら見ていました。もどかしいんですよね。
師匠が、口頭で指導するのが苦手なところ。深く共感します。見よう見真似で勉強するんですが、「もっとわかりやすく言ってよ、抽象的じゃわからないよ」って、怒りたくなります。そんなこと、言えるはずないんですけどね。
この二人は、トラウマとスランプという障害で繋がっていました。
終盤、その現実と二人で向き合い、自分なりの「線」を見つけることになるのです。
中盤に出てきた、「水墨は命をも描く」という言葉を、二人は体現した。ここに、涙目になるほど感動しました。
私も、水墨画、描いてみよっかな。
自分と向き合い、前に進むために、筆をとります。私は私なりに、「命」を描きます。
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