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近況報告②(2022.05.07)

3.創価学会を脱会した
 学会に疑問を持ち、信仰をやめてからも、周囲の学会員さんにはずっと信じているフリをしながら接していました。実は過去に一度だけ、勇気を持って地域の女子部の方に「自分が将来、選挙活動や祈伏に励んでいる姿を想像できないんです。」と相談したことがあります。このとき女子部の方は「キネシンちゃんがそうやって悩むのは、広宣流布のことを真剣に考えているからだよ。それはとっても崇高な悩みなんだよ。」と謎の解釈で返されて、この人たちには話が通じないなと自分の心の内をこれ以上話すことは諦めました。また、相変わらず会合の参加はほとんど理由を付けて断っていたのにもかかわらず、毎週のように連絡が来て、時々家庭訪問に来ることもありました。やはり、創価高校出身で白蓮グループ所属ということもあり、活動をしてくれると変に期待されていたのだと思います。学会から徐々に距離を取ってフェードアウトしようと思いましたが、それも諦め、思い切って脱会届を出すことにしました。脱会届を出す前に一度親に相談しようと電話をしました。電話で、創価学会を脱会したいということ、御本尊を破って捨ててしまったことを話したら、両親はとてもショックを受けたようでした。それから、「私はお父さんとお母さんが信仰をしていて幸せならそれでいいし、邪魔するつもりはない」ということも伝えました。私は両親に縁を切られる覚悟でいましたが、意外にも私のことを、辛かったねと受け止めてくれました。また、自分の頭で物事を考えられるようになって成長したね、とも言ってくれました。そしてさらに、両親は地域の学会員さんに家庭訪問をやめるよう電話でお願いをしてくれました。このことは、私にとって驚きでしたし、とてもありがたかったです。両親は選挙活動を“歓喜の気持ち”でやっていると言っていたし、子どもの名前を自分で付けずに池田氏に付けさせるほどの狂信ぶりだったことを思うと不思議です。それから私は、去年の9月に「創価学会を脱会します。御本尊は処分しました。引き止め等の行為は行わないようお願いいたします。」と書かれた脱会届を作り、郵便局へ出しに行きました。脱会届を出した帰り道、今までお世話になった学会員さんへの感謝、そして期待に応えられなくてごめんなさいという気持ち、今までの重圧から解放された安心感で涙が溢れたことを覚えています。脱会届を出してから、なんだか少しさみしい気持ちになって、もしまた入会すれば、学会の人は温かく迎え入れてくれるかなと考えることもありましたが、今の自分は試しに少し読経するだけで動悸がしてしまうし、池田氏の言葉は洗脳をしようとしているようにしか思えないし、祈伏とか選挙とかをやる意味が全然分からないし、やっぱり無理だ、と振り切りました。

4. 適応障害と診断された
 脱会届を出して3ヶ月ほどたった去年の年末ごろ、宗教4世としての苦悩、コロナ禍の孤独感、大学の課題と研究とアルバイトによる過労などが原因で抑うつ状態が長く続いていたことと、時々希死念慮が生まれること、前触れも無く不安な気持ちに襲われるということが頻繁にでてきたことから、これはおかしいと思って、人生で初めて精神科に受診しました。精神科で1時間ほど問診を受ける中で、先生に「自分が会の内の人とも外の人とも違うっていう疎外感を感じているんだね」と言われたとき、急に涙が出てきました。学会員からは反逆者扱いだし、会の外の人から見たら過去の自分は狂信者でしかなく、このことを知ったら受け入れてもらえないのではないかという不安が自分を苦しめていたことに気が付いた瞬間でした。先生からは、1週間ほど規則正しい睡眠、運動を意識してやってみて、改善が見られなかったらお薬を出しましょうとのことでした。精神科を受診した後、ちょうど年末で実家に帰省をしたのですが、そのときに色々な罪悪感でいっぱいになって精神的にかなり追い詰められてしまいました。帰省から一人暮らしのアパートに帰ってきた頃にはもう心も体もボロボロで、いつ死ぬか分からない状態でした。帰ってきてから精神科にかかったとき、適応障害と診断され、案の定先生からはお薬を出しましょうとのことでした。それから、病気の症状か、お薬の副作用か、大学の授業になかなか集中できなかったり、身体が重くて一日中ベッドから動けないということが多々ありましたが、それから1ヶ月ほどしてお薬の副作用が収まって、効果が出てきたおかげか、症状が少し和らいできました。それでも、時々希死念慮に襲われたり、以前と比べて体力がかなり落ちている状態でした。それでもなんとか、大学3年次の単位を取りきり、4年に進級して、現在は研究室に所属して卒業研究を行っています。体調の回復が遅く、休学しようか迷ったこともありましたが、なんとか今は会の外で新しい友達が理解者になってくれたのと、両親に病気のことを打ち明けてサポートをしてもらったこともあり、元気になって平日は毎日研究室に通っています。それでも、やはり健康な人に比べると体力が低くて半日で早退してしまうことも多くありますが、研究室の方々が精神的な病気に理解を示してくれて助かっています。 長文にもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございました。ブログの最後に、精神科の先生に渡したメモ用紙の写真を掲載しようと思います。今思うと、かなり自責的だなと感じます。興味がある方は見ていってください。

この記事はアメブロから転載しました。
https://ameblo.jp/ttherm00297200/entry-12741544100.html

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