ねこってこんなに可愛いの? 第20弾
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
休日の土曜日。僕は久方ぶりに当てのないドライブを楽しんでいた。気づくと農道や獣道を走行していた。
「嗚呼…何がしたいんだ、僕は。時間は有限。いくら当てのないドライブだからと言って、こんな所をちょろついていては、地元の農家さんたちから顰蹙をかってしまうだらう」
本日もお得意の旧仮名遣いが出たところで、僕は車を寄せて停車。しばし休憩することにした。
すると、表題の写真の通り、とらねこが勇ましい姿で座っていた。
僕は思わずパワーウィンドウを下げた。
「やあ。こんにちは。僕は決して怪しい者ではないよ。こう見えて僕には猫のニンがついているんだ。本当サ。君とここで出会ったのも運命。僕は場末のkindle作家、TAKAYUKIと申します。以後お見知りおきをください」
僕の長文による呼びかけは案の定、とらねこにスルーされた。まあ致し方無い。ねこは気まぐれ。いつだって気まぐれ。だけどその気まぐれの最中に突然、愛らしい鳴き声を出したり、くるぶしに後頭部をこすりつけてくるのだ。
このアメとムチが、きっと猫好きを増幅させているのだと思う今日この頃であります。
「そろそろ日暮れだ。君のお陰で平々凡々だった1日が、輝きを取り戻したョ。これから僕はスーパーマーケットに寄って、今宵の夕飯で使用する食材を購入する。だから君も夕飯を食べに帰るといい。また会おうネ!」
「んにゃッ」
なんと2回目の呼びかけで、とらねこが反応してくれた。残念ながら視線は前方を見たままだったけど、僕はとても嬉しい気持ちになった。こんな辺鄙な土地までドライブしてきたのは、間違いなくこのとらねこに導かれたのだと僕は思った。
やっぱり僕の猫のニンは本物であると、再確認できる出来事だった。
うれぴー。
翌朝。快晴のもと部屋の窓を開けると、新たな野良猫が芝生の上でちんまりと座ってこちらを見ていた。
朝からテンションMAXとなった僕。猫のニンが日に日に増している事に僕は嬉しくなった。
そして僕は、新入りの野良猫に話しかけてみた。
「おはよう。こんな朝早くからどうしたんだい? お腹が減っているのかい?」
僕の問いかけに、野良猫が「にぁ」と小さく鳴いた。
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