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「のび太メソッド」からの学び ④

のび太という男の子は、実は想像以上に人生を上手に歩んでいるのではないか。のび太の人生は、一見して失敗の連続の様ですが、のび太は人生の重要な節目においては着実に夢を叶え、負け犬・のび太から勝ち組・のび太に変身しているのです。そんなのび太ならではの成功法則~「のび太メソッド」は、どんなダメな奴でも夢がかなう、魔法の法則です。

「のび太という生き方」より

今回紹介するメソッドは次の通りです。

・ 幸せになった自分の姿を想像する
・ 周囲からの期待を思い出す
・ 励まされた体験を思い出す
・ 夢や冒険に憧れ続けて、頑張る心を元気にする
・ 「愛する存在」で心を強くする
・ 当たり前の人間関係こそ大切にする。でも依存しすぎない。
・ 自分より、まず他人の幸せを望む
・ 「失敗すること」までも、楽しむ

グズでのろま、失敗ばかりののび太君ですが、

私が一番、すごいと思うところは、
それを乗り越える力がある、
失敗にめげずに行動する、
再チャレンジする、

ある意味「自己肯定感が高い」ところです。
 
そんな自己肯定感の高さと関連しそうな「のびたメソッド」が上記の内容です。
 
でも、のび太君は、どうやってこんな自己肯定感をもてるようになったのでしょうか。
 

土台にあるのは、大きく言うと次の2つの様です。
 
一つ目は、優しいおばあちゃんの存在と彼女との約束です。
 
弱虫で泣き虫だったのび太の将来に不安を感じていたおばあちゃん。
庭で転んで泣いているのび太にダルマを見せながらこんなことを話しています。

「のびちゃん、ダルマさんはえらいね。なんべんころんでも、泣かないでおきるものね。のびちゃんも、ダルマさんみたいになってくれるとうれしいな、ころんでもころんでも、ひとりでおっきできる強い子になってくれると・・・。」

その話の後、のび太君は、おばあちゃんに「ぼくダルマになる」と約束します。
 
この話の後すぐに、おばあちゃんはなくなります。
しかし、約束のダルマはずっとのび太の机に飾られていました。
きっと、ダルマを通して、おばあちゃんと対話したり、約束を思い出したりしているのではないかと思います。
 
二つ目に、自分への期待されている(いた)ことや自分は愛されている(いた)との確信です。

自分が生まれた時に、どれほど周りの人たちが祝福してくれて、期待を寄せて、とにかく誕生を喜んでくれたのか。

のび太君は、タイムマシンがあったので、その様子を確認できました。

そしてそれが、どんなに周囲からボロカスに言われても、失敗にめげそうになっても、自分を支える力になりました。

タイムマシンがなくても、私たちは、家族の話、アルバム写真、名前の由来を聞くなどからも「確認」することはできます。

そんな、周囲の人たちの愛に確信を持てたり、思い出せたりした人は、落ち込むことがあっても、立ち上がっていくことが出来るのではないかと思いました。
 
アニメの中で、のび太君が発した次の言葉も心に刺さります。

一番いけないのは、自分なんかダメだと思い込むことだよ
「苦手なら、なおさらぶつかっていかなくちゃ」
 
のび太君の「強さ」の秘密を改めて考えさせられました。
 
 皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。

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