「のび太メソッド」からの学び ④
今回紹介するメソッドは次の通りです。
グズでのろま、失敗ばかりののび太君ですが、
私が一番、すごいと思うところは、
それを乗り越える力がある、
失敗にめげずに行動する、
再チャレンジする、
ある意味「自己肯定感が高い」ところです。
そんな自己肯定感の高さと関連しそうな「のびたメソッド」が上記の内容です。
でも、のび太君は、どうやってこんな自己肯定感をもてるようになったのでしょうか。
土台にあるのは、大きく言うと次の2つの様です。
一つ目は、優しいおばあちゃんの存在と彼女との約束です。
弱虫で泣き虫だったのび太の将来に不安を感じていたおばあちゃん。
庭で転んで泣いているのび太にダルマを見せながらこんなことを話しています。
「のびちゃん、ダルマさんはえらいね。なんべんころんでも、泣かないでおきるものね。のびちゃんも、ダルマさんみたいになってくれるとうれしいな、ころんでもころんでも、ひとりでおっきできる強い子になってくれると・・・。」
その話の後、のび太君は、おばあちゃんに「ぼくダルマになる」と約束します。
この話の後すぐに、おばあちゃんはなくなります。
しかし、約束のダルマはずっとのび太の机に飾られていました。
きっと、ダルマを通して、おばあちゃんと対話したり、約束を思い出したりしているのではないかと思います。
二つ目に、自分への期待されている(いた)ことや自分は愛されている(いた)との確信です。
自分が生まれた時に、どれほど周りの人たちが祝福してくれて、期待を寄せて、とにかく誕生を喜んでくれたのか。
のび太君は、タイムマシンがあったので、その様子を確認できました。
そしてそれが、どんなに周囲からボロカスに言われても、失敗にめげそうになっても、自分を支える力になりました。
タイムマシンがなくても、私たちは、家族の話、アルバム写真、名前の由来を聞くなどからも「確認」することはできます。
そんな、周囲の人たちの愛に確信を持てたり、思い出せたりした人は、落ち込むことがあっても、立ち上がっていくことが出来るのではないかと思いました。
アニメの中で、のび太君が発した次の言葉も心に刺さります。
「一番いけないのは、自分なんかダメだと思い込むことだよ」
「苦手なら、なおさらぶつかっていかなくちゃ」
のび太君の「強さ」の秘密を改めて考えさせられました。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。