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ゆっくりとした交流を楽しむはがきや手紙 ~心をつなぐ、特別な時間
1枚85円。昨年から葉書の値段が63円から、22円値上がりました。
ただ、面白いことに、今年の年賀状の売れ行きは、昨年度より若干増え、 新年のあいさつをSNS、LINEから葉書にした人もあったようです。
インターネット全盛時代の中、宛名を書いて、通信面を考え、書いて、ポストに投函するという手間のかかるハガキ(年賀状)。
その分、「出す楽しみも、待つ楽しみもある」のかもしれません。
実際、年賀はがきの枚数は、
2004年が過去最高で、44億5000万枚発行したそうです。
その後は減少して、2025年では、約11億枚となりました。
しかし、文通相手を紹介する日本郵便の組織「JPペンフレンドクラブ(JPPFC)の会員は、ここ5年ほどで、4400人ほど増加しました。
それは、コロナ禍を契機に、会いたい人に会えない状況で、手紙がコミュニケーションの手段として見直された面があるからです。
自分とかけ離れた生活をしている人ともつながれます。
そして、意外と顔も知らない相手だからこそ、本音が言える良さもあります。
私自身も、一人新聞を発行し、ハガキでやりとりをしています。
一人新聞(葉書通信)を書くようになって、間もなく10年目に突入します。
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「一人新聞」といっても、これと言った定義があるわけではありません。
中には、本格的に実際の新聞をマネして作られる方もいます。あるいは、宮崎中央新聞社から出ている「日本講演会新聞」のように、講演会講師の取材を通して、その人の思いを集めた記事を発行している会社(方)あります(います)。
私自身は、日々の出来事、自分が思ったことを中心にA4、1枚の紙両面に「記事」を書いたものをつくっています。
日記などは個人的なもので、ネガティブなことを含めて、思いのたけを書いてもいいです。ある意味、「本心」を書けるかもしれません。
逆に、このNOTEがそうですが、ブログのような場合は、書くときに「不特定多数の人」に読んでもらうことを意識しながら書きます。書くということは、ある出来事、経験、思い、見え方に光を当てる事になりますが、光の当て方によっては、「影」も大きくできて、読んでもらう一定数の人にマイナスの影響や不快な思いをさせる事もなくはありません。なので、あまり「とんがった」ことを書くと「炎上する」恐れもあります。そのあたりが難しい所です。
今回の「一人新聞(葉書通信)」はちょうどその中間という感じです。自分以外の人に読んでもらうためにまとめますが、読んでもらう人は、自分の友人であったり、仕事で知り合った人だったり・・・と自分と何らかの関係がある人がほとんどです。なので、ある程度、自分のことをわかってくれているという安心感の上に書けます。NOTEやブログよりは、「思い切った事」が書けます。もちろん、日記並みに、自分の感情を直球で書いて読んでもらうことは、よほど親しい人でないと難しいですが。
以前は、60人ほどにおくっていましたが、疎遠になっている方や返事が3年来なかった方は、一度、関係を整理させてもらい、現在は40人ほどの人とやりとりしています。
NOTEのコメントと同じで、やはり返事がくるととても嬉しいです。
特に、何か自分が書いたことが役立ったことが書かれていると、書いてよかった~という思いが強くなります。
また、相手の方の一人新聞やはがき通信を読むのも勉強になりますし、励まされます。
そして、やりとりを続ける中で、
本当に大切なことを伝えたいとき、手紙を書きたくなるのかも・・・と実感しました。
また、
手紙を書くのにかかった時間は、その人を想っている時間とともに、自分に向きあっている時間になるな
とも。
ゆっくりとしたコミュニケーションを楽しむ手段としてのはがきや手紙。
たった1枚のはがきで、しかも、たった一言の言葉で、人を励ましたり、慰めたりもできます。
これほど、意義のあることはないのではないでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです