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人生をつまんなくしているのは、自分。自分の考えひとつ~所ジョージさんに学ぶ生き方 

 給料が7万円の時も、自分が世界で一番幸せだと思ってた。
 だって、給料だと思えば安いけど、小遣いだと思えば7万円は、すごいじゃん 笑

1分で心が震えるプロの言葉((上阪徹)

 これは、ミュージシャンでタレントの所ジョージさんの言葉です。
 
 所ジョージさんといえば、車にバイク、プラモデル、時に根付(江戸時代に印籠、巾着、煙草入れなどの留め具として使われていた伝統工芸品)集めなど、多彩な趣味で知られています。
 とにかく、損得勘定もなく、自分が好き、気になる、やってみたいなどと突き進むその姿勢が好感度や人気の高さにもつながっているのではないかと思います。
 
 先ほどの言葉に関連して、所さんは、こうも言っています。

スマートなことばかり求めようとするから、つまらなくなる。
 結局ね、自分の考えひとつなのよ。
 人生をつまんなくしているのは、自分なの。
 会社だって仕事だって同じ。
 そして、お金がなければ楽しいことはできないと勝手に思い込んでいる

前掲書

 事実とか現実という言葉がありますが、じつは、そんなものはないという考え方もあります。

 あるのは解釈だけ。
 自分の見方、考え方次第でいくつもの「現実」が生まれます。

 作家のひすいこたろうさんも

「あなたの人生がつまらないと思うなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ」

と言っています。おもしろくもなんともない現実を、どう面白くとらえるかは、自分の見方、「視点」にかかっています。
 
 所ジョージさんは、自分で人生をおもしろくしている達人です。
 
 大学進学中に1年で除籍になったそうです。
 学校には行っていたそうですが、2年生に進級するための必修科目をとっていなかったことがその理由です。
 普通なら(私なら)、めげるし、落ち込むし、どん底状態に陥ります。
 ずっと、後悔して、引きずってしまいます。
 しかし、所さんは。「イベント」、「人生の転機だ!」と解釈して、乗り越えます。

 いろんなことで泣く人は、自分をいい位置に置いているから泣いちゃうわけ。
 もともと自分はおろかで。愚にもつかない人間だと思っていれば、笑えるよのね。

前掲書

 私は、こういう、ちょっと俯瞰した視点も大事だと思いました、
 成功しても、失敗しても、「ばかやってるな~」とか「かわいいやつだな」とか、「神様の視点?」で見てみれば、ネガティブな気持ちとも距離をとれます。
 
 「神様の視点」で考えたら、どう言う人生を歩んだとしても、極論すれば、死を迎えるまで生き続けたこと自体で、100点満点なのかもしれません。

 もちろん、何かを成し遂げよう、名や記録、生きた証を残す、やりたいことをすべてやり切りたい・・・という気持ちもあると思います。
 それでまっすぐ生きられるなら、それはそれでいい。
 
 でも、そうできなくてもいい。
 ぐずぐずしている人生も、一つの経験。
ちゃんと、最後までぐずぐずしながら慎重に生きていければいい。
 
 「平凡な人生」も、一つの経験。
 ちゃんと、絵に描いたような平凡な人生を切ればいい。
 魂の視点からすれば、みんな同じように素晴らしく、尊い価値がある。
 すごいことをしないと、生きている価値がない訳じゃない。
 
 「人間をやっている」こと自体が、すでに「魂の望み」を実現していることかもしれません。
 あとは、自分で面白い人生になるように、世界を自由に解釈すればいいだけみたいですね。所さんのように。
 
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心に残のこる一言・学びがあれば幸いです