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笑顔(ご機嫌)でいるだけで、世界平和に貢献している
「家に帰って、家族を大切にしてあげてください」
これは、マザー・テレサがノーベル平和賞の受けた時のインタビューで「世界平和のために私達はどんなことをしたらいいですか」と尋ねられた際の一言だそうです。
そして、こんな言葉も残しています。
私は(戦争)反戦集会には行きません。平和集会になら行きます。
初め、この言葉を読んだ(聞いた)時、意味や内容的にも「どちらも同じでしょ」と思ったのですが、集会に集まる人の様子をイメージしたら、そうか!と納得しました。
集まる人々の様子が全然違うなと気づいたからです。
そこに集まる人の心の中を覗いてみれば、どちらが穏やかで、ポジティブで、愛を感じるか、見えてきます。
平和集会に集う人からは、「祈る」ことや自分が恵まれていることへの「感謝」の気持ちや言葉が伝わってきそうです。
反戦集会からは、怒りや憎しみに近いような怒号が聞こえてきそうです。
平和を祈らなくても、感謝できなくても、まず、私自身がご機嫌で毎日を生きていたら、それだけで世界平和に貢献しているといえると思います。
実際、とあるフランチャイズのラーメン屋さんの説明会でこんな話(実例)があったそうです。
注文を確認しようとした店員さんが「食券見ればわかるだろうが!いちいち確認すんじゃねーよ!」と怒鳴られた。
その店員さんは、怒鳴られた気持ちのままに、ラーメンを作っている職人に怒鳴ってオーダーを伝えた。
怒鳴られた職人は腹が立ち、その嫌な思いのまま帰宅。ビールでも飲んで憂さを晴らそうとしたけど、冷蔵庫にビールが無くて、妻を怒鳴った。
イライラした妻は。子供がピーマンを残しているのを見て怒鳴りつける。
その子供は、翌日、学校で、友達と大喧嘩。
母親は学校に呼び出される。
事情を聴くと、昨晩、母親に怒鳴られたことで、気持ちがもやもや収まらず。喧嘩になったと判明・・・
結局のところ、この一連の出来事の発端は、不機嫌な客に、むかつく対応をされたことにあり、不機嫌が伝染しての事と分かりました。
ドイツの文豪ゲーテは、人間の最大の罪について
「人間の最大の罪は不機嫌である」
と言ったそうです。
ラーメン屋さんの話ではないですが、不機嫌は伝染します。
そして、逆もまた然り。
私自身がまず、ご機嫌でいることだけで、周りの人にハッピーな状態、気持ちを投げかけていることになります。不機嫌と同様、ご機嫌な気持ちも伝染します。
自分を変えることで世界を変える。
ご機嫌に過ごすだけで、世界平和に貢献している。
特別何かができるわけではありませんが、まず「自分の心を平和にしていくこと」なら、今すぐ、この場からできます。
そして、心を穏やかに保つだけで、世界の幸せの立役者になります。
まずは、笑顔で、穏やかな言葉で過ごしてみませんか。
自分のためにも、周りの人のためにも、そして、世界のためにも。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです