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トイレ掃除で「運が開ける」~桑田真澄さん(元巨人軍のエース)の経験

 桑田真澄さん。
 元巨人軍のエース。
 清原和博さんと共に、PL学園で甲子園を沸かせたスターの一人です。
 
 今現在では「Matt Rose」(音楽家、プライダルモデル、タレント)のお父さんと言った方が伝わりやすいかもしれません。
 
 そんな有名で、実績もある桑田真澄さんは、講演会で自分の人生を「挫折の人生だった」と振り返って話されています。
 例えば・・・
 
 初めての挫折は、PL学園で清原和博さんや自分よりも技術の優れた選手たちと出会ったこと。
 清原さんの全て~体の大きさ、守備のうまさ、打球の飛距離、ボールのスピード・・・が衝撃的で、別の高校に行こうかとまで、本気で考えたそうです。
 なぜなら、どう努力しても太刀打ちできなかったからです。
 すでに努力し尽くしている桑田さんには、努力のしようがなかったからです。
 
 しかし、そこで何とか踏みとどまり、代わりに自分から別の「努力」をしたといいます。それが、

表の努力と裏の努力
光の努力と影の努力

 「表の努力」「光の努力」とは、素振りやノックなど野球の上達に関わる練習の事。

「裏の努力」「影の努力」とは、ごみ拾い、雑草取り、玄関の靴を並べる、大きな挨拶と返事・・・など野球の上達とは直接関係のない事です。

 何もせずにいると焦りばかりつのるため、その中でも

一番大切にしていたのが「トイレ掃除」だったといいます。毎朝、10分間。1日一つずつ、便器を磨いていったそうです。

 こつこつ、こつこつとトイレを磨いたそうです。
 もちろん、影(裏)の努力をしたからといって、野球の技術~球が速くなるわけでも、打球の飛距離が伸びるわけではないことは、桑田さん自身が良く分かっていました。
 それでも、行き場のない自分には、そうするより仕方がなかったそうです。 
 
 そんなある時、不意に試合で投げるチャンスが回ってきました。
 もちろん、トイレ掃除で野球の技術が上がったわけではないので、バンバンと打たれますす。

 が、しかし・・・。

 スコアボードには、不思議と「0」が並びます。
 たとえ、バンバンと打たれても、おもしろいように確実に野手のグローブに球がおさまります。
 いいあたりを打たれても、野手の正面にボールが飛んでいきアウトになる。ホームラン性のあたりでも「神風」が吹いて、ファールになる。
 
 また、桑田さん自身も甲子園で6本のホームランを打っていますが、「すべて風のおかげだった」とも言っています。

文字通り、トイレ掃除によって「風向きが変わる」経験をしました。

 そして、(トイレの)神様がいるのではないかと思ったそうです。
 それから、自信を取り戻しました。

 「人間は目に見えないものをあまり信用しない。でも僕は目に見えないもの、その力を大事にしたいんです」

 目に見えるものは目に見えないものによって支えられていると確信した桑田さんのことばです。
 
 もちろんトイレ掃除がすべてではありませんが、「運」や「つき」は、じっとしても巡ってこない、引き寄せられない、そして、自分からつかみに行くことについて考えさせられなした、
 
 小林正観さんは、トイレ掃除をすると臨時収入があると報告しています。
 
 ある精神科医の人は、トイレ掃除をすると自分を好きになりやすく、うつ病の改善にもいいと言っています。
 
 禅宗の僧侶の方は、寺の修行にある掃除(トイレ掃除)の目的は「自我をなくすこと」と言っています。 

トイレ掃除で「運が開ける」、「人生が良くなっていく」ことを経験している人はたくさんいます。

 トイレ掃除によって「運がよくなる」「自分の力を伸ばす力がある」というと、怪しい話になってしまうかもしれませんが、私の経験(実感)からも、

(トイレ)掃除には、人を変えていく力がることを確信しています。

 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。

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