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長所と欠点はセット。短所をなおそうとして長所を消してしまわないように。         

「思考(意識)は現実化する」という言葉があるように、思ったこと、考えたことがもとになって行動や習慣、ひいては性格までつくられることを考えると、自分(人生)と脳との結びつきについて考えさせられます。
 
 ある意味、才能も欠点も「脳」から生み出されていると言ってもいいと思います。
 
脳科学の世界では、

才能は必ず欠点と共に、脳の中に存在する

と言われているそうです。
 
 脳の使っている部分は同じ。
 ただ、見方によって、才能につながるし、欠点にも見えてきます。

 逆に言うと、「欠点だから」といって、直そうと努力し、目立たなくなったとしても、同時に、長所になっている部分をつぶしてしまうことになります。

 いわゆる「角を矯めて、牛を殺す」ということわざの通りです。

例えば・・・・

発想力は「気分屋」「飽きっぽい」とセット。
戦略力は「ぼんやり」「ぐずぐず」とセット。
危機対応力は「懲りない」とセット。 
危機回避能力は「びびり」とセット。

 そして、欠点を消せば、同時に長所も弱体化するということになります。
  人と接する時、(特に子供と接する時、家族と接する時)、欠点だけを見るとイライラしてしまいますし、それを、「善意」で直そうとします。

でも、見方を変えれば、
ぐずぐず、ぼんやりしてても「戦略力のある息子」だし、

何度言っても同じ失敗ばかりしたとしても「危機対応力の高い夫」でもあるし、

飽きっぽくて、すぐに別の事に興味関心をもつのは「発想力に長けている娘」だともいえます。 
 
そう、才能という視点で見れば「かけがえがない」ものです。
 
 以前、リーダーというと、テレビドラマやアニメの影響か、なんとなくパワフルで、勇猛果敢、何より強いというようなイメージしか持っていませんでした。

 しかし「優れたリーダーはみな小心者である」や、EXILEのHIROさんの「ビビリ」という本を読み、「小心」とうのも、性格の一側面であり、「繊細さ」「危機管理力、危機対応力」につながるからこそ、リーダーに必要な力ということを知りました。
これも、

「危機回避能力はびびり」とセット

とつながる事だなと思います。
 
 
  人と接する時に、自の物差しだけで見てしまうと、そこから外れる人を、「ダメな人」「癖強」などと言って、敬遠したり、指導的立場にあれば、それを厳しく直そうとしてしまったりすることがあります。

 でも、自分が「欠点」と受け止めているだけであって、別の見方をしたら長所にもなります。
 だからこそ、欠点と見える部分を強みに変えられる役割や仕事につなげることもリーダーに必要な力になるのかもしれません。
 
 
 欠点だといって悩まなくても、それが強みとなって、活かされるところはたくさんあります。そして、それが個性だし、私の独自性につながります。
 
 他人軸にそった生き方をする中で、欠点ばかりを気にして、直そうとして(他者が求める人、価値観に応じて)、結局、「何者でもない」存在にならないように気を付けたいですね。
 
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです