#23【仕事】ダイハツの不正と他責思考の類似性
こんにちは。
最近、職場でしばしモヤモヤを感じることがあります。
それは「課長の指示だからその通りやれば良い」という様な、指示されたことをやる事で、仕事した感を出すという様な現象です。
気になるのは「やれば良い」の部分。
ここに他責思考(だって課長が言ったんだもん)とか、思考停止が潜んでいる気がしてなりません。
課長の指示通りやっても、それが相手にどう作用するのか、意味があるのかって、自分の頭で考えるから「やれば良い」という風にはならないですよね。
どうも忙しさを言い訳にこの辺がルーズになってる雰囲気が今の職場にあるんじゃないかなぁとずっとモヤモヤしていたんです。
そんな時にTwitterを見ていて、
外資系コンサルタントの山口周さんのこの話を発見。「あ、これだ」と思いました。
日本人は「恥」の文化で、
周りからの目をめちゃくちゃ気にする。
なので、会社という狭い世間の常識が、
社会という広い世間の常識を上回る。
権限とルールによって実務が執行される官僚制組織で経営される日本企業は、悪い指示が降りてきても、狭い世間の常識(指示)を優先し、個人の良心や自制心が働きずらい。
指示を受けた個人は自分の中で他責に転嫁し、
指示>良心となるわけですね。
山口さんは記事の中で、個人の利得はあくまで狭い世間の常識に従うかどうかで決まるため、コンプラ違反を社会に晒し、打首にして広い社会のルールを守らせようとするアプローチは効果的ではないと指摘されています。
その上で、何が有効なのかについても言及されており、1つは人材の流動性を高める事。
外の世界知らないのに状況を相対化できないるわけないじゃんということですね。
もう1つは教養を身につける事。
人や組織とはこういうものなんだと知っておくと言う事ですね。
最初の話に戻りますが、状況や対策も含めて、これはJTCのコンプラ違反だけでなく、
官僚制組織で起こる他責転嫁思考にも通じるものがあるなと思いました。
こう言う思考に陥らないためには、
結局は職場が全てという風にならないように、
外の世界を知る事ですね。
今は副業もハードルが低いし、
別に「業」にしなければ会社外で行動することにはなんの制約もないわけです。
官僚制の組織にいたとしても、職場に依存せずに行動することで、自分の置かれている状況が相対化され、本質的な思考力を発揮する自信につながるんだと思います。