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思ったより効果は小さい瞑想を、続けられている理由
私がここ数年続けている習慣に、「瞑想」があります。
そこで、なぜ私が瞑想を始めたのか、また、どうして続けられているのかについて書いてみようと思います。
はじめたきっかけ
まず、始めた理由から話します。
それは、ズバリ頭が良くなりたかったからです。今思うと、正直馬鹿らしい理由だと思います。
皆さんも、「もっと頭の回転が速かったら」、「地頭が良くなりたい」とか考えたことはないですか?
当時大学生だった私も、もっと地頭がよかったら大学の講義もすんなり頭に入ってくるのかなとか考えてました。あと頭がいい人ってかっこいいですよね。
そこで、ネットで地頭を良くする方法やIQの上げ方を調べていました。そして見つけたのが瞑想でした。
ネットで「瞑想 効果」と調べると色々なサイトがヒットすると思います。
一つ下記サイトを引用します。
このサイト曰く、瞑想には以下のような、効果があるそうです。
ストレスや不安の軽減
免疫力の向上
痛みの緩和
集中力や注意力の向上
感情のコントロール能力の向上
記憶力や学習能力の向上
私が当時見たのはこのサイトではないですが、同じようなことが書いていたと思います。この中の集中力向上や記憶力学習能力向上にひかれました。
ただ、いきなり長時間するのは難しいので、毎朝10分、呼吸瞑想をやってました。
呼吸瞑想とは、あぐらを組んで呼吸に意識を向け続ける瞑想です。たとえば、空気が鼻を通る時の鼻の感覚に意識を向けます。
慣れてくると寝る前にも10分間やるようになりました。また、瞑想のバリエーションも増やしました。例えば、歩いている時の足裏に意識を向ける歩行瞑想や、聞こえる音に意識を向ける瞑想などです。
瞑想を続けられた理由
ただ、3ヶ月もすると飽きてきました。三日坊主ということがありますが、私の場合は3日続けられないと行ったことは滅多にないです。ただ、数ヶ月経つと新鮮味が薄れてモチベーションが下がってくるのです。
さらに、その頃は特に瞑想の効果も感じられませんでした。相変わらず大学の講義は理解できないし、集中力も特に変わった感じがしませんでした。もしかすると、少しは効果があったのかもしれませんが、瞑想をしていない世界線の自分と比較できないため、わかりません。
それからは、1週間連続で瞑想をしたり、1ヶ月まるまるやらなかったりと言った感じでだらだら続けています。
ただ不思議と、全くやらなくなることはないです。元々の目的である「地頭を良くする」という目的は達成できそうになかったのにです。
これは、私が瞑想に対して、ある「利点」を感じているためです。
その利点というのは、
「嫌な思考を見つめ直すことができる」
という点です。
瞑想をしていると、思考に意識を持っていかれます。瞑想を1回でもやったことがある人ならわかってもらえると思います。呼吸に意識を向け続けることがいかに難しいか。
瞑想をしていると気づいたら考え事をしています。そして、自分が考え事をしていることに気づき、また呼吸に意識を向けるのです。
この時、「気づいたらしている考え」は、その時最も気になっている物事であることが多いです。大体嫌なことやストレスがあった、不安なことを考えています。
ただ、これらの思考は、瞑想をしていない時も行なっていると思います。
瞑想時の思考と普段の思考の違いは、自身が思考しているという事実に気づけるかどうかということです。
自身が思考しているのだと気づけないと、永遠と同じ考えが頭の中で回り続けます。特に私は不安症な人間なので、一度思考が反芻し始めると、目の前のものが手につかなくなります。
瞑想の場合は、自身が思考しているのだと気づいた瞬間に反芻している思考が止まります。そして私はこんなことを考えているのだと、冷静に受け止めることができます。
例えば、卒業研究がうまく進まなくて留年するのではないかという不安に襲われたことがありました。こうなると、食事も喉を通らなくなったり不眠になったりと大変です。
このようになった時に、私は瞑想を行い自分の思考を受け止めます。そして冷静になって考えてみるのです。
まず、私の研究室で留年する人は殆どいないこと、私の研究は、周りと比べれ極端に遅れているわけではないと分析します。さらに、留年した場合どうなるのかを考えます。卒論のみが原因で留年した場合は、半年後に卒業することが出来る制度もあります。正当な理由であるため、奨学金も借りられる可能性が高いです。社会人になるのは1年遅れるけれど、それで人生が終了することは全くないです。
そして考えてみるのです。自分が今一番するべきことは何か。それは将来卒業できるかを考えることではありません。目の前の卒業研究を進めることです。
もちろんこれだけで、不安が全て解消されるということはないです。
そこまでの効果は、瞑想にはないです。少し楽になれる程度です。
ただ、全く何もしないよりは良いです。
以上が、私がだらだらとですが、瞑想を続けられている理由です。嫌なことやストレスがかかることがあったときに「少し不安を和らげるために」瞑想を行なっています。嫌なことは定期的にやってくるため、瞑想も続けられています。
終わりに
今回は、なぜ私が瞑想を続けられたのかというテーマで書いてみました。
厳しい方なら、「こんなのは続けられているうちに入らない」と思うかもしれません。
しかし、私の性格的に、「毎日必ずしないと」と考えてしまうと、義務的になりするのが辛くなります。
逆に「できない日があってもいっか」というぐらいの軽い気持ちの方が続けられます。
最後に、私が瞑想をする上でもっとも大切だと考えていることと、最もやってはいけないことを書いて終わりにしようと思います。
瞑想をする上で一番大切なことは、思考に価値判断をしないというの点です。
そして最もやってはいけないことは、瞑想を嫌な思考の逃げ道にすることです。
上記の考えに関しては、また別の記事で詳しく書こうと思います。