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スピリチュアル・ペイン

1/19(日)「家族介護を考えるつどい」に参加した。
その基調講演で玉置妙憂さんがスピリチュアル・ペインのことをお話ししていた。

スピリチュアル・ペインとは「実存の危機」。その時の自分の有様を肯定できないことによる苦しみで、自分の有様とは自己と他者との関係性の有様とのこと。
人は健康なときには死のことなどを忘れて生活している。しかし死が迫って来ると人生の意味への問い、生きている目的、過去の出来事に対する後悔、死後の世界などへ関心をもち、人間はこの関心 事を追及し、苦悩を持つ。 この苦悩をスピリチュア ルペインと定義する。

ケアとしては「聴く」ということだ。
理由は話した人の物語を書き換えるためとのこと。

そして特徴として以下が挙げられる。
1答えがない
2聴いた人もダメージを受ける

スピリチュアル・ペインが癒されるということは
自分の有様を肯定でき、真の拠り所となる他者の存在を得ること
としている。

それは音楽、言葉、絵などのモノ、動物そして宗教とのことだった。

自分自身を振り返ると2016−2021年まで介護していた。
親と死別して今年でまる5年になる。
そして去年から仏教を学んでいる。

妙憂さんのお話しを伺い、なぜ私が仏教を学んだかが腹落ちできた。
自分のスピリチュアル・ペインを癒すために仏教を選んだということに。
妙憂さんに感謝申しあげたい。

私と玉置妙憂さん




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