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#18 鉄棒 だるま回りで高まるクラスの力:鉄棒と学級経営
今回は、鉄棒学習(だるま回り)を活用した学級経営についてお話させていただきます。
鉄棒の学習はだいたい6~8時間の計画で実施されている学校が多いかと思います。
最近の体育の学習では、技能面をあまり追求しない傾向があります。
技能面を追求すると、運動が苦手な子どもはさらに運動嫌いになってしまうからです。
しかし、鉄棒に関しては、どうしても技能面の高まりがないと技の発展性や、鉄棒のもつ楽しさを実感しにくいと言えます。
とはいうものの、8時間で鉄棒のできる子どもを育てることは到底無理です。
ですが、鉄棒が好きな子どもや、もっと鉄棒をやりたいという子どもを育てることはできます。
鉄棒に限らず体育の学習においては、どの領域についても同じことが言えると思います。
鉄棒をやりたいと思った子どもは、休み時間になると自分からすすんで、鉄棒遊びをはじめます。
そして、遊びの中で鉄棒に親しみ、継続することで、できる技も増えていきます。
授業中にはできなかった子どもでも、あきらめずに休み時間に練習し続けていくと必ずできる日がきます。一人だるま回りができるようになると、クラス中その話題でもちきりとなり、さらに練習熱に火がつきます。
そうなったら、だるま回り(かかえこみ回り)を何十回もできる子もでてくるでしょう。
私の経験では、50回近く回った子どもがいました。ジェットコースターに乗ってるような感覚になるようです。
休み時間になると鉄棒の争奪戦が始まります。そうなったら鉄棒遊びは、子ども達の文化として根付きます。
このような子どもたちに育てるために、子どもたちには、めあてをもつこと、そして続けて努力することの大切さを伝えます。
また、不思議なことに一つのことができるようになると、他のこともできるようになるということも併せて学級で繰り返し伝えます。
そのような場面を見逃さずに価値付けしていけば、クラスの力は高まっていくことでしょう。
今回は、鉄棒の学習を学級経営と連動させながら取り組む手法について話をさせていただきました。
学級経営の理論につきてましては、こちらを↓ ご覧ください。概要はつかめると思います。
また、鉄棒学習とねこちゃん体操の関連性はとても高いです。ねこちゃん体操についての理解が深まると鉄棒の指導に活用することができます。
興味ある方はぜひ一読あれ。
一人でも参考になる方がいたら幸いです。